「テレビ中継」と現場が違うこと

投稿日:

こんにちは!蘭丸です。

今日、車でFIFAアンセム聞きながら(FIFA主催の公式大会で選手が入場する時かかるやつ)、私は「うむ…入場って言ったらこれ」とか思っていたんですが、ふと、「あれ…、でも試合中はBGMとかは一切ないなぁ」と思い、同乗者に「どうしてサッカーの試合中は音楽とか流れないのだろうか」と聞いてみました。答えは「知らんがな」でした。

まあそうですよね。
でも、サッカーの試合は、選手の声の掛け合いがはっきり聞こえるような撮り方でもないし、現場の音っていえば、まぁピンチの時とかチャンスの時に観客の声がでかくなる…くらい?別にBGMがあってもよい気がしたのですが。
サッカーゲームの時はBGM鳴ってるよね。キャプテン翼でガッツが足りなくなった人とかならBGMありで試合してたと思うのですが。

うーん。スポーツだと、余計な音は入れないのかぁ。プロレスすらそうだしなぁ…と思ったのも束の間、私はあることを思い出しました。
スポーツの生中継だけど、「音」が足されているものがあることを。
それは、「競馬の、ゲートが開く時の音」です。

「へっ?」と思うかもしれませんけど…!
実際のゲートは実は無音で、「すっ」て感じで開きます。でも、日曜日のレースの中継とか観ると、ゲートが開いた音が盛大にしてますよね。「がっしゃん!」って。
その後、出遅れなかった馬が一斉に走り出してくるイメージ。
馬は臆病なので、「がしゃーん!」なんて音がしてゲートが開けばビビッてパニックに陥る可能性が大です。ビビってなくても、となりの馬がビビッて立ち上がったりすれば、その馬にビビッて「うわ!お隣、何に驚いてんの?!何かあったの!?」と暴れる馬もいますし、それを見て「あ。あいつら何か騒いでる。走るのかったるいし、俺もビビったことにして跳ねとこう」と考える馬もいます。
だから、余計なパニックを防ぐために、競馬で使われるゲートは無音で開くような仕組みになっているのです!が!!それだとスタートが視聴者に分かりづらい。なので、テレビ側がわざわざ「がっしゃん」音を入れているそうです。確かに競馬場だとねぇ…まぁ人がいるのでザワザワしてるし、大体ゴール前あたりにいたいからスタート位置から遠くて、音なんか聞こえてないのもあるだろうけど、「がっしゃん」を聞いたことは無いですな…。

しかしそれだと、本当はあのゲートは「がっしゃん」なんて無粋な音をたてずに「すっ!」と開くのに、デカい金属音を鳴らして開くものってみんなが思ってしまうじゃないか。それではゲートのイメージがよくないでしょう(?)。

「ん~。F1のスタートみたいに「ぴっ、ぴっ、ぴっ、ぴーん」とかの音を鳴らしたらいいのに。ガシャンは完全に嘘ついてることになるけど、ぴっぴって音なら、つけてるんだなって思うし…」と言うと、同乗者(F1ファン)から驚きの指摘が飛んで決ました。
「F1のスタートでは、ピッピッなんて鳴らないよ」とのこと。え、ここもかよ!!
F1のスタートは、最後のランプが消えたと同時にスタートだそうで、音は無いらしいのです。でも、みんな「ぴっ ぴっ ぴっ ぴーん」でスタートしているイメージがあるというか…ロケットスタートしなきゃ的な感じがするというか…。じゃあ何故私は、F1のスタートといえば「ピッピッピッ、ピーン!」だと思い込んでいるのだろうか?と聞いてみると、ゲームセンターとかにある本格的なレースゲームでそういう音が入っているから、ゲームの影響じゃない?とのこと。
んー。私の場合は完全にマリオカートだけど。

というわけで…
スポーツの試合では、BGMは付けない。けれども、「本当にそういう音が鳴ってる感じ」に音を足す場合はある(競馬のゲート)し、本物では音がなっていないのに、他のもの(ゲーム)の影響で音が鳴っているイメージがついてる場合もある(F1のスタート)ようです…。

スポーツの中継の世界は奥が深いのですなぁ…。
うう~ん、どうでもいい話でしたね~。
蘭丸でした。ではではでは~!

「テレビ中継」と現場が違うこと_挿絵1
馬に夢中だから音なんて気にしたことなかったよなあ~

蘭丸の閑話をもっと読む
Prev | Next

雑談記事一覧へ

Studio POPPOをフォローしませんか?