蘭丸の愛することわざ「親が死んでも食休み」…

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こんにちは!栁澤ですよー、GWが終わっても、悲しくなんかない。
GWウィーク中も普通に仕事をさせられてた私にとってはどうでもいいこと!別に遅れてたわけじゃないのに鬼なんだから…。本当に鬼の所業なんだから…うっうっ…これだから心配症のやつは嫌なんだよ…。

そうそう、ところで「親が死んでも食休み」ということわざって聞いたことありますか?これは私が
伊達さんから教わったことわざです。「おやがしんでもじきやすみ」と読みます。しょくやすみではないんですね。何でも食べちゃう鳥などのことを「悪食(あくじき)」と言ったりするので、あり得る読み方です。
食休みとは、食後に休憩を取ることです。実はこれと同じ意味のことわざって滅茶苦茶たくさんあります。しかも、不謹慎方向ばっかりww「叔母の家が火事になっても穀休み」「せがれが死んでも、まず一服」など…。
字面だけとらえると、どんだけのん気なの!?って感じがしますが、これはまずは「死ぬほど慌てたくなるような場面に出くわしても、落ち着きたまえ」という意味が込められている気がします。「一服」って多分煙草だよね…?食休みにはあんまり関係ないし…いやまぁね、煙草を吸うと胃酸の分泌が促されるらしいので、食後ならもってこいなのかもしれないけど今はそんなこと関係ないのです!
まず、親が死んだとしても、死に目に会えた会えないは別の問題として、超絶慌てた上に感情が露わになりがちで、失言もするかもしれない状況ですから、とりあえずは落ち着こう、心を落ち着かせて親の死と向き合おう。そして、上手に対処していこう。という意味に思えます。

しかし…「親が死んでも一休み」とか「親が死んでも一服」とかじゃないところを見ると、このことわざ「食休み」にも重点を置いているな…!?という推測が成り立ちます。
実際、このことわざを私に言った伊達さんは、ご飯を食べた後すぐに遊んで腹痛を起こした私にを戒めたのです。ということは、親が死のうが槍が降ろうがゾンビがわこうが、食休みをすること自体、大切ということになります…。

というわけで食休みの効果を調べてみると。
消化器官がフル稼働している時(←ご飯食べた後)には、血液が他のところに行き渡らず、脳や他の筋肉(まぁ随意筋のことだろな)のバックアップが極端に減るそうな。ご飯を消化するというのは結構エネルギーを消費する行動だったのです。だからユーカリ(毒物)を食べた後無毒化に励まなければならないコアラはその他の行動をなるべく控えて寝てるし、パンダは食べても食べても消化に使うエネルギーのほうと得られるエネルギーにあまり差がないため、一日中食べてそして寝る羽目に。
なので、「お腹いっぱい、げふー」ってなっている人の判断力はとても低下しているし、反応速度も下がっていると普通に考えられるのです。こんな時に何をしようとも失敗するのがオチである…。逆に食休みせずに、消化器官じゃなくて他のところに血を回そうとすれば、お腹が痛くなる(蘭丸)のですよね…。くっ。食休みしても「満腹だー苦しいー死ぬー」状態が普通に4時間も続いてしまう私にしてみりゃしてもしなくても、もはや苦しいんだけどね!!

というわけの「親が死んでも食休み」。これは、「夜爪きりしたら親の死に目にあえないんだぞ」くらい親は関係ないんだけど、「食休み」の大切さと、満腹時の判断力低下を過小評価してはならないという先人の心遣いで超大げさに「親が死んだ」ことにされちゃったことわざかと思います。

あー。シエスタ、日本にもあればいいのにね…?

栁澤でした!

蘭丸の愛することわざ「親が死んでも食休み」_挿絵1
進行不能バグなんて蘭丸のせいじゃないしィ…っていうか食休み中の蘭丸に何言っても「お腹がいっぱい」しか言わないぞ

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