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こんにちは!蘭丸です。
突然すぎますが、私達の記憶ってどこに納められているんでしょうか?一生懸命勉強すると頭が発熱して知恵熱って言われたりする(?)くらいなのでやっぱり頭、つまりは脳みそっていうのが一般常識ですよね。私もそう思います。脳みその皺が多いほど賢いとか言われてましたよね。まあ別に皺の数と記憶力・量に特に関係はないそうですが…。
しかし…「アンビリーバボー」的な番組で、私は観たことがある…。心臓移植を行ったら、元々の心臓の持ち主と同じ食べ物が好きだと思ったとか、趣味嗜好が同じになった、とか、そんな話を。心臓にも何かが記録されているのでは?みたいな話でした。しかしそこは、「不思議だねー」と投げっぱなしで終わる。アンビリーバボーな出来事を紹介する番組だし。
そんなことあり得るんでしょうか?もし私の腎臓が2つとも機能不全に陥ってしまって、パクチーが好きなドナー様から腎臓をひとつ移植させてもらったとしたら、私の脳がパクチーを拒んでも腎臓が「うめぇ!」って思ってくれるんでしょうか?にわかには信じられない!さすがに幼少の頃に刻まれたカメムシの風味(←カメムシは食べてない)をかき消すまでの威力があるとは思えない…。
がしかし…もし私の指の細胞から私のクローンを作ったとして、そのクローンな私は、パクチーを嫌うだろうか…?!
アメリカの大学で、プラナリアを使った記憶に関する実験があります。プラナリア…聞いたことあるでしょうか?いくら切っても再生しまくることで有名な生物です。知っている人は知っているであろう生物なのですが。。日本名はウズムシといい、はっきりいってヒルにそっくりです。田んぼを素足で歩くといつのまにか寄ってくるアレにそっくりです!ひー、ぞっとするー。私は、昆虫は好きだけどヒルやミミズはちょっと苦手なんです…何故ならば、ちょん切ってもそれぞれ生きているから…。青虫とか毛虫とか私は真っ二つにされたら生きていけないけど、彼らは生きていける。青虫と私は仲間だけど、ミミズとは仲間ではない…そんな感じがする。目もないしな。やっぱ目は重要です。虫の目はつぶらで可愛いよ。複眼だろうと可愛いのだよ!
話が脱線してしまいました。そんな有名再生生物プラナリア。彼(?)は、細切れにされても細切れになった分だけ人数(?)が増えてしまいます。斬撃では倒せない系の生き物なのです。炎とか塩が効くよ多分。
プラナリアは、光を避ける習性があります。夜に街灯に羽虫が寄っていってしまうのと逆の性質ですね。光に寄っていってしまう性質を「正の走光性」、そしてプラナリアのように光を避ける性質を「負の走光性」といいます。光が嫌いなので本来は光から遠ざかろうとするであろうプラナリアですが、実験では「光あるところに餌あり」と学習させました。プラナリアって…学習…するんだね…!
そして学習してからちょん切られるプラナリアさん。脳が含まれてない部分から再生したプラナリアは、「光あるところに餌あり」を覚えているのか!?!というのがこの実験の趣旨です。
結論から言うと、脳みそを含まない部分から再生したプラナリアさんは、最初は光を避けるけれども、学習したことを「思い出し」て、光のある方向へと移動するようになったそうです!
え?また新たに学習したのでは?という感じになってしまうので、一切教育(?)を受けていないプラナリアも一緒に行動させてみると、教育を受けてからちょん切られ再生したプラナリアは明らかに光の方向に向かうようになるまでの時間が短かったのです。突如天才になったのか、思い出したのかどちらかということになります。でもちょん切られる前のプラナリアと同じ性能であろうことから天才になったわけではなく、思い出したと考えたほうが妥当そうですよね。
尾から再生されたプラナリアは、元々の脳を失ったわけなので全くの新しい脳みそを持っているわけですが、それでも学習したことを「思い出せた」ということは、記憶は実は脳みそ以外の場所にも記録することができるのかも…?という話になります。でもまぁねぇ「体が覚えてた」とか「体が勝手に」みたいな言葉もありますし、そこまで摩訶不思議~ってわけでもないのかも…。うーん、いや、摩訶不思議ですけど…。
実験結果は実験結果として出ているのですが、何故に尾から再生したほうのプラナリアが「思い出した」ように動けるのか、理由はまだ分かっていないそうです。
ちなみにクローン蘭丸は幼少時にカメムシに接することさえなければパクチーを嫌わないかもしれません。指がカメムシのことを「思い出した」りしない限りは…!(人間は指から本体が再生して2人になることはありませんが…今のところ…)
蘭丸でした!ではではでは!
Studio POPPOの変な記事担当です。武田信玄の軍配が欲しくて100円貯金しています。ゾンビが来たら軍配で殴るつもりです。(よくないゲームの影響を受けている)