安倍晴明にとって陰陽道とは?

投稿日:

こんにちは、ディープインパクトが死んで時代の終わりを感じる栁澤蘭丸です。え、話題が遅い?そうなんです。このブログは時空が歪んでいるので、ディープが死んだのは昨日なんですハイ。次代のサンデーサイレンス系の未来を担うのは誰なんでしょう。ついにオルフェーヴルちゃんですか?

馬のことはおいといて。
陰陽師といえば、安倍晴明。っていう感じで陰陽師の代名詞的存在の安倍晴明のお話です。陰陽師の代名詞っていうか、他に陰陽師って名前挙げられます??💧いや、一応、蘆屋道満(あしやどうまん)って人もいますが、この人はあくまで「安倍晴明のライバル」キャラで、アンパンマンに対するバイキンマン、宮本武蔵に対する佐々木小次郎みたいなもの。道満単独で有名なわけじゃないし。他には、昔テレビに出てた石田千尋氏くらいしか私は知らない💦そのくらい陰陽師っつったら安倍晴明しか思い浮かばないわけです!日本では陰陽師といえば安倍晴明しかほぼいないのです。や、陰陽師自体、日本独自のものだから日本ではっていう言い方もおかしいですけど。まぁー陰陽自体の元祖の中国では陰陽道は道教(とか、儒教)に吸収されたので、道士の張先生とかが中国の陰陽師にあたるのかもしれません!フィクションだと霊幻道士の張先生は有名(?)だけど、歴史上の人物っていうとやっぱ安倍晴明しか思い浮かばないような〜。

話がそれまくってしまった…🙏
実は安倍晴明は根っからの陰陽師(なにそれ)では無かったということはあまり知られていません。陰陽道の大家なんだから、幼少の頃から天狗に稽古をつけてもらってたとか!修行に明け暮れてたとか!そういうエピソードがあるんじゃあないのかい?と思うところなんですが…。
安倍晴明が陰陽師として名前を売り出したのは、中高年期以降だったんです。「そうはいっても、陰陽師としては力を持っていたけど、有名になるのが遅かっただけとかじゃないの?」と思いますよね。

実は…安倍晴明は最初は陰陽道に興味はなかったそうです!!えぇー!?安倍晴明は、普通の公務員…下級官吏でした。権力者の子供でもないのでコネもなかった安倍晴明は、実力一本でのし上がろうと一生懸命働きました。天文学を学んではいたものの、あくまで普通の役人としての出世を望んでいたようです。しかし中々役職が上がらない。そこで、晴明は「陰陽師」としてなら出世できるのではないか?と考えたようです。安倍晴明が天文博士(天文学を教える教官)になったのは、50歳ごろ。人生50年だったら人生終盤も終盤ですね!!安倍晴明はとにかく遅咲きで、何とかを退治した、とか、何々の儀式をした、とか、活躍しだしたのはこれ以降なのですよね。遅かったけど、念願の、出世は成し遂げたわけです。

それにしても、安倍晴明と出世欲ってあまり結びつきそうもないもので、意外ですね。これには晴明の出自に関する噂が関係しているんだそうです。安倍晴明の出自といえば「お母さんが狐」ですよね。お母さんが狐だからこそ、不思議な力を発揮できたのかな?と私たちは思ってしまうんですが、そうではなかったらしい。晴明は、天文学とか陰陽道とか関係なく「お母さんが狐」ということでバケモノ扱いを受けていたのです。そのため、「出世して見返す」という思考回路になったようです。狐と陰陽道、全然関係なかった!!

意外と、野心家で俗っぽかった安倍晴明。神秘とはあんまり関係ない感じがしますね…。映画や漫画やゲームではイケメンが晴明役で活躍したりしますが実際は活躍しだしたのは50代以降の、おじいちゃんだった晴明さんなのです。太公望もじじいだしね!!強いじじい、キャラが立ってて良いと思う、黄忠とかも。(太公望は強くないけど…)

栁澤蘭丸でした!ではではでは!!

安倍晴明にとって陰陽道とは何だったのか?_挿絵1
何となくこういうイメージ(実際は爺)

蘭丸の閑話をもっと読む
Prev | Next

雑談記事一覧へ

Studio POPPOをフォローしませんか?