霊幻道士を観た感想と評価:映画考察

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こんにちは。
映画考察は伊達さんのジャンルだったはずなんですけど…蘭丸です。
実は伊達さんのゾンビ狂いはキョンシー(中国原産のゾンビ)が発端でして、しつこく勧められた被害者が続出しており、私もそのひとりです。
古いんだけどこの映画!
自分は最新作ばっか見てるくせに、あのやろー!!

というわけで今回考察(?)する映画は
霊幻道士(Mr.Vampire)」です!

とりま作品情報から。

霊幻道士
原題:Mr.Vampire(英題)
ジャンル:チャイニーズアクションホラーコメディ
製作:香港
公開年:1985年
監督:リッキー・ラウ (制作)サモハン・キン・ポー
概要:キョンシー映画の基礎中の基礎なんですが…制作がサモハン!?Σ(´□`ノ)ノ
この映画、サモハンキンポーが1980年に監督・主演をした映画(鬼打鬼)がヒットしたので似たようなのを作ろうぜってことで作られた映画みたいです。が、この霊幻道士シリーズは人気が出てしまったので、サモハン映画とは区別されています。シリーズというくらいなので、たくさん亜種があります。ドラマまであるんですよ~。しかもシーズン2まで。今回ご紹介するのは、これらが生まれることになった記念すべき第一作目の霊幻道士です。

この道士役がハマりすぎて、キョンシーと戦う道士と言えばラム・チェンイン氏といわれるまでになりました。先生カッコイー!
…あらすじは、有って無いようなものですな。だってまあゾンビ映画だし。
要はゾンビ(キョンシー)と戦うのです。
ざっと書くと、ある村に立派な道士様がいて、イケメンお調子者弟子とブサメンお調子者弟子の2人を厳しく指導しながら暮らしていました。
そこへ、な~んか不穏な依頼が舞い込んできましたぞ…。

という感じです。これ、だいたいのキョンシー映画に当てはまります、テストに出るので覚えましょう。_(┐「ε:)_♡
さて、そんな「霊幻道士」に対する私のおすすめ度は。

おすすめ度(5段階):★★★★

「★4」は伊達さん曰く面白いので一見の価値あり、とのことなのでそれに則って、星っよっっっつですー!
あまりに古い映画のため、映像効果が今見るには物足りないだろうな~というのと、キョンシーっていう随分とまぁニッチな層にしかウケなそうだなぁ、というところを考慮して、★-1しましたよ。

しかしまぁキョンシーって何?と思う方も多いでしょう。日本にキョンシーブームが来たのは(来たことあるんですよ)かれこれ30年くらいは前らしいので…。
映画の中身の前に、キョンシーとは何か?ということについての説明から入りたいと思います…(;´Д`)
今回の映画考察は前フリが長すぎる。お願いします、見捨てずついてきてください(´Д⊂ヽ

キョンシーっていうのは、中国古来の妖怪です。なんでもかんでも妖怪の仕業ってね (・ω<)
亡くなった人を埋葬する前に屋内に安置しておくと、夜突然動き出して人を驚かすんだそうで。これがキョンシー。
特徴は、ピーンと「前へならえ」した手、ジャンプしか移動手段がない(死後硬直のせいらしい。だから時がたつと徐々に自由に動けるようになってくる)など。
目の下は死人ぽくクマができていて、鋭い牙と爪が生えています。

そしてあとひとつよく分からないワードがありますよね。「道士」。
道士に関しては、「厳密に正しい意味の道士」と「映画の道士」は設定が違うことが多々ありますので、作品中の道士についてご説明しますと、「不思議なこと何でも請け負い屋」ですね。
風水やら体術やら不思議な術を極めていて、主にキョンシーに関する仕事をしているらしいっす。
何故、キョンシー映画に「道士」という職業が出てくるかというと、中国には「道士はキョンシーを操れる」という伝承があるからです。
昔、出稼ぎ労働に出かけた人が出稼ぎ先で死んでしまった時に、死体をキョンシーにし、道士が連れて歩かせて遺族のもとに戻らせていたそうで…。
中国では死んでからも歩いて移動しないといけないのかよ…(;´Д`)

予習はこれくらいにしといて、
そんな「霊幻道士」の中身について詳しく紹介してみたいと思います。
ジャンルに「コメディ」って入ってるくらいなんで全く謎はないです。頭空っぽで観てOK(蘭丸そんなんばっかりやな)。考察などない。
ここからはネタバレを含みますので、これから見る予定が万が一ある人は「霊幻道士」を見終えてからにしてくださいね!

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<以下ネタバレを含みます>

登場人物

チョウ先生(凄腕道士)演:ラム・チェンイン
サンコー(イケメンお調子者弟子)
モンチョイ(ブサメンお調子者弟子)
ティンティン(ヒロイン)
ウェイ隊長(ティンティンのいとこで、うざい警官)
ヤンさん(ヒロインの父、富豪)
亡父(ヤンさんの父、ティンティンの祖父)
小玉(若くして亡くなった女子)
名前不明の道士(チョウ先生の弟弟子。今作では名前なし)
(※名前の読み方は吹き替え版と字幕によっても違うし、訳者さんによっても違うようだし、自分に馴染みの深いものを採用しています。スミマセン)

考察・感想(ネタバレ含む)

舞台は舞台は19世期中期~20世紀初頭の中国。
まだ、道術とか不思議なものが一応信じられていた時代です。

チョウ先生は、富豪のヤンさんから、亡父の再埋葬をしたいという相談を受けます。
再埋葬はあまりよくないことらしく、先生は渋るのですが、富豪聞く耳持たず。

結局3日後に先生立会いの下、再埋葬をすることになります。
霊園の、亡父の墓の前に親族と人足が集合しています。
ヤンさんは、ある占い師に再埋葬をすると家族が栄える、と助言をされたので再埋葬したいらしいのですが、先生はお墓の様子を見てピンときます…。
…騙されてる!

占い師と何かトラブルがあったのではないか?と問い詰めると、ヤンさんは、亡父はお墓を建てる土地を占い師から強引に買い取ったんです、てへぺろ!と白状します。平たく言うと地上げしたんですね…(;´Д`)
それを恨んだ占い師は、間違った埋葬方法をヤンさんに教え、そして20年経った今、再埋葬をするとよい、と助言したのです。全ては、ヤンさんの家に仇をなすためでした。

なるほどね~。間違った埋葬法をされてるとなれば再埋葬はしないとならない、ということで、棺桶を掘り起こしてみると…棺桶の中には、亡くなった時そのままの姿の、まるで生きているような亡父が横たわっていました!
身体が朽ちていないということは、どうやら成仏できていない、というようなことのようで、間違った埋葬をしていたことを亡父に詫びるヤンさん、そして成仏できていない祖父の姿を見て泣き悲しむ孫娘ティンティン…。
先生は「今から再埋葬しても効果がない。火葬にしないといけない」と言います。
しかし、またしても富豪聞く耳持たず!「父は火が嫌いだったから火葬はダメ!」
「ええー…(;゚Д゚)何が起こっても責任持てないけど…」みたいな顔はしていましたが、方法を考えてみよう、と亡父を自分の道場の霊安室に連れて帰る先生。富豪に甘いです…。

道場に戻った先生たち、とりあえず亡父は放置すると新鮮な空気を求めて棺桶から出ようとするらしいので、封じ込めておかなければ…と、術を施します。正確には、弟子に施させます。これが大きな間違いでございます。
いまいち緊張感に欠ける弟子の不手際で、封印に欠陥が生じ、結局亡父はキョンシーと化してしまい、外にドカーンと爆誕!

外へ出た亡父キョンシーは「よくもあんな間違った埋葬法で埋めてくれたな」とばかりに、ヤンさん宅へ一直線。息子ヤンさんを殺してしまいました。
凶器が爪であったため、村一番の長い爪の持ち主である先生は捕まってしまうのですが…(何で先生そんなに爪長いの?^^;)

ゾンビ界の鉄則。ゾンビに殺されたものはゾンビにならなければならない。
これに倣うと、ヤンさんもちゃんとゾンビにならなければならないのです。
先生が捕まってるのにキョンシーが増えたらピンチすぎます!
なんとか、逮捕される前に弟子に秘密の指示を出す先生。
モンチョイには、次に狙われるであろうティンティンの警護を。
サンコーには、(キョンシー化するであろうヤンさんに対処するため)夜、刑務所に「黄色い紙」「鶏の血」「すずり」「もち米」を持って来るようにと言いつけます。

先生は刑務所で夜まで尋問(?)をされ、明日の朝までに罪を認めないとひっどい目にあわすぞ!と脅されて、独房に移されます。独房からヤンさんの遺体が見えるので、キョンシー化して起き上がらないか様子をうかがいます…そこへイケメンのほうの弟子のサンコーが颯爽と参上。
「頼んだものは?」と聞く先生に、「ばっちりここに!」と答えて、黄色い紙、鶏の血を混ぜて作った墨汁とすずりを渡すサンコー。
「もち米は?」の問いには、なんと、「まだホカホカです!お食べになります?」とお茶碗に盛ったおこわ(もち米を炊いたんだからおこわですよね…)を差し出すサンコーwwww
実はもち米にはキョンシーよけの力があるんです!キョンシーはもち米の聖なる力(?)が苦手で、もち米を触れません。触るといたかったり、爆発したりします。

ただし、生もち米ね。

「馬鹿!!炊いたやつじゃない、生のだ!」と、怒る先生。
そりゃそうです…差し入れに好物をリクエストしたとかじゃないんですから(;゚Д゚)
そんな基礎的なことを知らないサンコーに先生呆れ気味…私でさえ、ホカホカおこわを「どうぞ!」と渡すサンコーにはビックリしましたよ!
というか先生は普段弟子に何を教えているのですかね(;´Д`)
「えっヽ(-꒪д꒪-)ノど、どうしましょう」などと先生とサンコーが馬鹿なことをしているうちに、ムックリ起き上がるヤンさんの死体…とうとうヤンさんがキョンシー化してしまいました!

ヤンさんキョンシーは彼の甥であり、ここの村の警官隊隊長であるウェイに襲い掛かります。
ウェイは、最初チョウ先生の力を信じておらず、叔父に取り入ろうとするうさんくさい道士程度と思っていたようで、キョンシーの存在も信じていませんでした…。
先生に会いに来たサンコーも逮捕してしまおうとするのですが、ヤンさんキョンシーを目の当たりにし、且つ襲われ、道士の力を頼るしかありません…。
ヤンさんキョンシーを撃退してもらった頃にはすっかりキョンシーの存在を認め、先生を頼りにするようになりました。
ここからは、警官隊も味方だから心強いね!と思いきや、警官隊は全く役に立たないので(ウェイもね)、邪魔にならなくなった程度でしょうか。

一方の、ヤンさん宅。亡父キョンシーが襲来していました。
先生が逮捕されている間にキョンシーが増えてしまうのでは!?という最悪の事態は免れたし、先生も誤解が解けたので解放されるはず…あとはこの元凶の亡父キョンシーを何とかすれば一件落着のはずです。
しかし…モンチョイに警護されているはずのティンティンなんですが、モンチョイがぜんっぜん役に立たず、モンチョイに盾にされたりする始末。モンチョイ何してんだよ!o(`ω´*)o
モンチョイがピンチの時には助けようとするティンティンとは大違いです…。天使やティンティン…。

モンチョイとティンティンが亡父キョンシーから逃げ回っている間に、ヤンさんキョンシーを退治した先生たちが駆けつけ、一時的に亡父キョンシーを退けます。
しかし、モンチョイは亡父キョンシーの爪によって傷を負ってしまいます…。

ゾンビ界の鉄則その2。ゾンビの爪や牙で傷つけられた者はゾンビにならなければならない。
というわけで、モンチョイがゾンビ化の危機に瀕してしまいます!!
しかし、これはバイオハザードやウォーキング・デッドではないんです。霊幻道士です。万能道士のチョウ先生がいるので、ちゃんと対処すれば防げます。ちゃんと対処すればね。いつだってそうなんですけどね。絶対ちゃんと対処できないのがお約束なんですね~これが。
この時、ヤン宅は危険なので、ティンティンも先生の道場へ居所を移すことになりました。
モンチョイは「やった~」とティンティンが道場へ来ることを喜ぶのですが、傷がひどくて喜びの言葉を最後まで言えず倒れてしまいます。
そこで、解毒に必要という、マジリっけなし100%もち米を求めて、サンコーがお米屋さんに行くんですが、悪徳米屋に普通のお米の混ざったものを買わされてしまいます…。

おまけに、再埋葬をした時に霊園全体を騒がせてしまったので、お詫びに霊園のお墓全てにお線香をあげた、というだけのことが出会い(?)のきっかけだったんですが、若くして埋葬された小玉という女の子に気に入られていたサンコー…、このタイミングで小玉に憑りつかれます。
小玉のハニートラップに引っ掛かり、生気を吸われるサンコー。
小玉的には、サンコーのことが好きなだけで、悪気は無い(と思う)のですが、幽霊が人間と接触するとどうしても衰弱させてしまうようです。
サンコーがどうやら衰弱している…と見た先生は、連夜、小玉と会うために出かけていくサンコーを追いかけ、小玉の正体が幽霊であることを見破り、小玉と戦い、その時はひとまず追い払うことに成功します!
小玉の家だと思っていたのは実は廃屋で、小玉が去った後は、きれいだった家は見る影もない…というのもお約束ですな。
ただ、追い払っただけで、まだ憑りつかれていることに変わりない、と先生は言います。
「このばかもの!反省しろ!!」と怒られてしゅんとするサンコー。
怒られてもあまり堪えない弟子たちなのに珍しいです。(ろくでもないな~)
ちなみに、この小玉さんのテーマソング(?)は霊幻道士を代表する迷曲なのでぜひ覚えて下さい!
伊達さんはよく口ずさんでます。

小玉の家から一応は生還したサンコー、そしてキョンシー化しそうなモンチョイ。
先生に、このバカな奴らめ!と怒られてます。モンチョイはかわいそうな気が(;´Д`)
その夜もサンコーが恋しくてサンコーの元へ来るであろう小玉に先生は引導を渡そうと、家の前で待ち構えます。
サンコーは、小玉の呼びかけに応じられないように椅子に縛り付けられているのですが、なんとそのタイミングでモンチョイがキョンシー化wwwwwww
屋外:先生と小玉が格闘中
屋内:動けないサンコーをキョンシーなモンチョイが襲う
というカオス状態になってしまいます。ちなみにティンティンは先生から絶対に部屋から出るなと念を押されているので大丈夫(?)。
小玉に止めを刺そうとしているのにサンコーから「先生助けてー!」と叫ばれ、先生もあたふた。
と、サンコーの危機だと知った小玉は先生の隙をついてモンチョイをふっとばしサンコーを救います…(´Д⊂ヽ
さすがに、そんな小玉に止めは刺せず…小玉とサンコーは「住む世界が違う」と、さよならをするのでした。ここだけちょっとだけ泣けそうなシーンです。
で…モンチョイですけど…何でゾンビ化した?ともち米を調べた結果やっと、100%もち米じゃないことが判明。
完全に牙も生えちゃってるし爪も伸びちゃってるけど、まだ間に合うらしく、治療のやり直しです…。
牙をやすりで削って(強引w)、爪も切って、正気を取り戻せたモンチョイ。道術すごすぎ。普通のゾンビ映画だとこうなったらもう駄目なんですが、先生さすがとしか言いようがありませぬ。

ところで、亡父キョンシーのこと、みんな忘れていますが、実は暗い洞穴で力を蓄えていたようで、よりにもよってこの最高にみんながドタバタした日に洞穴から飛び出してきます。
最終決戦であります!

亡父キョンシーが向かっていることも知らず、ティンティンは健気にもち米と普通の米を選り分ける作業をし、モンチョイはもち米のとぎ汁風呂(?)に浸かって回復、先生はくつろぎながらキョンシーに関する書物でキョンシーのことをおさらいしていました。(サンコーはモンチョイをからかっていた…)
そこへ、「またキョンシーが出た!」とウェイが駆け込んできます。
先生が現場へ行くと、村人が一人殺されていました…。キョンシーにすっかり懲りたウェイは、先生の指示通り、村人を火葬。

その頃道場では、亡父キョンシーに対する備えの真っ最中。キョンシーよけに効果があるもち米を庭に撒いたり、窓に板を打ち付けたり。来るとわかっているのでモンチョイはビクビクしながら作業しているのですが、やっぱり油断が大好きなサンコー。門のほうから「とんとん」と物音がしたので「先生だ。開けろ」と、確かめもせずにモンチョイに門を開けに行かせますと…
モンチョイが門に到着するまでもなく、門を吹き飛ばして豪快に亡父キョンシー登場!!!
大慌てで屋内に立てこもるティンティン、サンコー、モンチョイ。亡父キョンシーは、不用意に敷地内に侵入してもち米を踏んでしまい、「あいたっ!」という顔をして、どこかに一旦退避します(屋根の上っぽい)。その間に先生とウェイが戻ってきて、ふっとんでいる門を発見。
亡父来てる!!ということで、慌てて「開けろ!」と立てこもっている弟子たちに言います。

やっと主要人物が全員そろうことができました。
とにかく道場は広いので、全員と合流した先生は物音がしたほうへ武器を持って向かいます。アクションができるサンコーも一緒に。(モンチョイは特に役に立ちません。ただし2階の高さから落ちて背中を打ち付けても平気な丈夫さ。)
ここからはだんだんキョンシーっぽい動きをしなくなってきた亡父キョンシーと格闘アクションシーンへと移ります。

亡父キョンシー、恨みも積もり積もっているので、硬い硬い。丸太で殴ってもへっちゃらです。
青竜偃月刀で殴ってみたり、ドッタンバッタンしているところに、たまたまチョウ先生の弟弟子の道士(名無し)が通りがかり、加勢してくれます。なんという幸運。
チョウ先生の弟弟子は、遺体を歩かせて運ぶことを仕事にしている道士なので、いつもたくさんのキョンシーを連れています。そのキョンシーを操って戦います。(冒頭にも登場しています。)
んで、どうやって倒すの?と思っていたら、先生、おさらいしていたのはそのことだったのか、「キョンシーの牙を吸いとれば倒せる」(どういうこと…?)と言い出し、サンコー、チョウ先生、弟弟子の3人で亡父キョンシーを拘束します。
「はやく!」とうながすも…そこにいるのはウェイとティンティン…。どっちも孫だし当然ウェイ行くんだろ?と思いきやウェイは怖くて無理でした。情けない…。
勇気を振り絞って、亡父に近づくティンティン。牙を吸おうと、顔を近づけます…が、そのタイミングで亡父が拘束を抜け出し、ティンティンに襲い掛かります!
ティンティン危なし!

しかしなんとかティンティンから引きはがすと、弟弟子が、亡父キョンシーの真上にあったシャンデリア(油入り)を止めてあった縄をほどいて落っことし、キョンシーに火をつけます!そこにサンコーが止めとばかりに、老酒(多分)の入っている壺を投げつけます。
一気に燃え上がる炎!!!!

結局火葬!!
最初からそうしておけー!!!!

そういう映画でした。
結局この事態を招いた本当の元凶の占い師は、健在なのかどうなのか不明。名前すら登場しないのです。
本当なら、いくら地上げに遭って恨んでいようと、凶悪なキョンシーをこの世に生み出すような占い師は天罰を食らってもおかしくない気がしますが、分からないまま。まるで初期のジャッキー映画のように、ゾンビを倒したら唐突に終劇です…うーん。ここだけすっきりしません。

レビューでは省かざるを得なかったですが、コミカルで面白いシーンが多いので、古いのが気にならなかったら見てみて下さいね。HAHAHAHAHAHA!

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