「こんにちわ」と「こんにちは」の関係

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こんにちは!栁澤蘭丸です。

当然のように「こんにちは」を使っている私なのですが…世の中には「こんにちわ」と表記する人もいますよね。同じように「こんばんは」も「こんばんわ」と表記する人もいます。
話すときはどっちも「KO N NI CHI WA」ですよねぇ。

私はというと「こんにちは」「こんばんは」が正しいと思っている派でした。
こんばんわ」っていうのはなんか可愛いっぽい感じを表現している…のかな?くらいに思っていたのですが…それがもう、大間違いだったことが判明してしまいました!!!

結論から言うと「こんにちわ」「こんばんわ」も、正しかったんです!!

…え、そんなことは言われなくても知っている?そういう人もきっといらっしゃると思う…。

実は、昭和61年までは、学校で「こんにちわ」「こんばんわ」と教えていたそうなんですよ!だから、昭和61年は…1986年?だから…、昭和61年に小学生になった人、つまりえーと、1979年生まれの人までは「こんにちわ」「こんばんわ」に違和感がなく、それ以降生まれの人は「こんにちは」「こんばんは」と教わったので違和感を覚える…という事実が!!

そもそも「こんにちは」の「は」は、「こんにち(今日)」にかかる助詞なので、表記を「は」にしようという理由で、「わ」から「は」に変更されたとのことです。
「今日は調子どうですか~」みたいな挨拶がまぁ短縮されて「こんにちは」になったと思われるのでそりゃそうかなって感じなのでそれには納得なのです。

が、じゃあどうして昭和61年までは何故「こんにちわ」と教えていたのか…?
「ぼくわ、カブトムシをつかまえました」とか書いたら先生に直されちゃうじゃないですか。それは昭和61年でも多分同じだったと思うんだ多分。分からないけど。

「こんにちわ」の「わ」は、「和」の意味があったのだそうです。日本人が愛する「和」。和の心。ああ…そういえば「今日和」って書く人見たことあるような気がする…!!
日本人は「わ」とか「和」に親しみを覚えてしまう民族なので、今でも「こんにちわ」「こんばんわ」という書き方を使っても、間違いということではなかったのです。もちろん可愛い感じにするために「こんにちゎ」的に使ってたというわけでもない。学校でそう教えていたから、正しい日本語として使われていたのですね。年配の人ならば当たり前のように普通の日本語なのですな。

ただ、お手紙とかには使えるこの「こんにちわ」の「わ」ですが、正式な文書を書く時にはやっぱ今は「こんにちは」にしないと、私のような勘違い野郎が「わ、って書いてある…」とか見咎めることがあるかもしれません…私が見咎めたから何だってわけでもないんですが、1979年以降生まれで、「こんにちわ」が日本語的に間違っていると思っている世代もいるので、「は」と書いたほうが無難ですねぃ。

しかし日本語って難しいよなぁ~。せっかく、ひらがなカタカナは見たまま読めばそのまま話せる文字なのに(表音文字)、読み方が文脈によって分かれちゃったら台無しぢゃよね…。日本語を習う外国の方は大変だなと思います。まぁ私もアラビア文字とか読めるようになる気はしないんですが。それどころか、大学で習った第二外国語のドイツ語も、女性名詞だの男性名詞だので難しいいぃと思っていましたが…(フランス語をとった人はもっと悲惨な模様)

わをんの「を」も、「お」と発音する派と、「うぉ」と発音する派がいるかもしれませんね。ちなみに私はちょっと「うぉ」派です。(どうでもいい話でした)

というわけなので、もし手紙を書く機会があったら「こんにちわ」とか「今日和」って書いてみるのも良いかもしれません!和の心です!

らんまるでした、ではでは!

「こんにちわ」と「こんにちは」の関係_挿絵1
アルファベットも初見殺しあるなぁー。
knightとかenoughとか…。

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