聞き上手は人気者:応用心理学

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こんにちは!栁澤です。

誰しも、「誰かに聞いてほしいこと」を持っているものですよね。それは、さっき見たテレビの話であったり、面白い光景の話だったり、ラッキーな出来事があった話だったり、つらい目に遭った話だったり、内容は様々ですが。
人は、「誰かに共感してもらいたいなぁ」と思う生物なので、多かれ少なかれ「誰かに話を聞いて欲しいな」と思っているんです。

しかし全員が「聞いてほしいなー!」という姿勢だと、会話になりませんよね…「ねえ聞いてよ!こんなことがあって…」「それよりさぁ私の話聞いて!面白いんだよ」という感じになってしまいます。そこで需要があるのが!「聞き上手」な人の存在です!

性格、性別などにもよりますが…。例えば、女性はどうでもいいオチのない話をしたがることが多かったりします。または、男性なら気にしないような小さな出来事の話とか。それは女性にとっては重要なことだったりするのですが。
そんな話を女性から持ち掛けられると多くの男性は「気にすることないんじゃない?」とか「放っておいていいんじゃない?」みたいな、おおらか且つ簡潔な結論を言い放ってしまうことがありますね!確かに、「どうでもいいじゃん」というようなことを気にしているなぁって思うこともあるですよ。うん。当事者以外には分からないこともありますし。

しかしそこでポーズだけでも「そうなんだ…それでどうしたの」と、『聞くぞ!』という態度を見せ、「それはひどいよね」等、共感をして見せると、相手は聞いてくれたことにとても満足してくれます。

世の中の人気者には「話が面白い」「行動が面白い」みたいな、発信系人気者と、「癒される」「和む」という受信系(?)人気者という、方向性が違う人がいるというわけなのです。

見た目が特別良いわけでもない、すごい取柄があるわけでもない、だけど何故かモテる人って世の中にたくさんいるのですが、そういう人たちはもしかしたら人の話をよく聞いてあげる人のなのかもしれません。どんなつまらない話も、(他人からは)小さい悩みでも、一笑に付すことなく「ふむふむ」と聞く人なのかも。

「聞き上手」になることで、人から好かれる可能性がある!ということは確かなのですが、ただ気を付けたいことがひとつあります。人間には心がありますので、優しい人が「つらい話」を聞かされ続けると、自分のことのようにつらく感じてきてしまうことがあります。「もらい泣き」ならぬ「もらい鬱」というやつですね。聞き役に向いている人、いない人がいるのも確かなので、話を聞いているだけでツラいよーとならないようにしてくださいね!

また、意図していないのに「聞き役」をしてしまう人(話をさえぎれなくて、ずっと聞く羽目になる人)は、いかにも興味がないよっていう顔をする練習をして自分の精神を守る必要があるかもしれません…。波風を立てないように話をさえぎるには高度な技術が必要ですが、無理なら「まあ何とかなるんじゃない?^^」と根拠なく明るいアドバイスをしておけば徐々に「この人に言ってもだめだ」と思ってもらえるのではないかと…。

メンタルが強く何を聞いても動じない人、時間に余裕がある人、全く人の話に共感しない人には「聞き上手になって好かれる計画」おススメです。何せ、「話を聞く」というのは商売になるくらい需要があるのですから。占い師、カウンセラーさんなどはまさにそういう商売かと思われます。カウンセラーさんは、「心理療法」を会得している人(のはず)で、ただ単に話を聞いている「だけ」ではありませんが、とにかくお客さんの話を聞かないと始まりませんし!

世の中には「話を聞いてもらいたい人」のほうが「話を聞きたい人」より多いので、聞き側に回ると需要があるという話でした!

今日はこのへんで!(人・∀・)

聞き上手は人気者:応用心_挿絵1

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