グランヒストリア 幻史世界記のプレイ日記80:レトロゲーム(スーファミ)

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前回からの続きです!

皆さんこんにちは。
てっきり、グランヒストリア 幻史世界記のプレイ日記が最長だと思っていたのに、実はミスティックアークの方が長かったことに今更気付いて驚いている伊達あずさです。
体感的にはミスティックアークの5倍ぐらいは長かったような気がしています。間違いなく気分的な問題なのでしょうね・・・

では引き続き、グランヒストリア 幻史世界記の問題点をまとめていきたいと思います。

5.万能すぎる謎の能力

どうしても合わない辻褄を無理やり合わせようとしたとか、演出上どうしても必要だったとか・・・理由は様々ですが、確かに何の伏線もなく、ご都合主義としか思えないような便利能力が突然付与されたりする話ってあります。ただ、それってもう最終手段ですよね。何故その便利能力を今まで使わなかったのかの説明に奔走しなければならなくなりますし、あまりに便利過ぎる能力だった場合は、その後のストーリーにも支障をきたしますからね。
そして、グランヒストリア 幻史世界記にもそんな便利過ぎる能力が多々存在しています。

1つ目は世界記が持つ時を戻す能力です。
世界記がこの能力を使ったのは、最序盤で主人公が結婚式の最中、邪道盗賊衆に殺されたときの1回だけですが、一体何の意味があってこんな能力を世界記に付与したのでしょうか。ストーリー的にいっても、この時のやり直しって必ずしも必要ないのですよ。ここで1回死んで巻き戻されたことで、後に繋がるような重大な気付きを得られたわけでもありませんからね。つまり、さしたる意味もなく世界記に便利能力を付与したってことになるのですよ。何でそんなことしたの?

確かに世界記は理由こそ不明ですが1回だけだって言っていましたし、その便利能力が後に影響を及ぼすことはないのかもしれません。でも、世界記が時を戻せるという設定も知らないうちに、その1回しか使えない貴重な能力を最序盤に強制的に使わせてしまうのであれば、最初からそんな能力を付与しなければよかっただけじゃないですか。
そりゃね、1回だけそういうことができる(その1回を使うことによって世界記に重大なデメリットなどがあるともっと盛り上がるでしょうね)と予め明かした上で、後々どうしてもその能力に頼らざるをえないような不測の事態に巻き込まれてしまったとかであれば、演出上の意味もあるのでしょうけど、特にそんなタメもないまま、しれっとその能力の存在すら知らないうちに最序盤でその能力を使わせちゃうのですから・・・はぁ?と言いたくもなります。
大体さ、何故その能力って1回しか使えないの?そんな設定を作ったら、そこの部分の説明だってしなきゃならなくなっちゃいますよね?どうせそんな説明なんて最初からするつもりないから一緒ですか?そうですか。

2つ目は時渡のみづちです。
これさ・・・結局、何だったの?これまた世界記が時を戻した直後に登場して、それっきりでしたけど・・・そもそも誰の能力だったのかすら不明です。
しかも、時渡のみづちなどといった大層な名前が付けられていた割に、実際は馬と同程度の能力しかないのですよ。時渡のみづちがやったことと言えば、多少の時間をかけてイライから盗賊の森へと主人公を移動させた程度ですからね。移動の際も夜から朝へと通常の時間経過があっただけで、別に時を遡ったわけでもありません。普通に徒歩移動で良くない?なんでわざわざこんな得体のしれない存在を用意したの?

いやね・・・3度目となるゲ王の力を与えられた際、主人公が時渡のみづちになっちゃって、本来、結婚式で殺されるはずだった主人公を助けに行くとか、そういう使い方でもしていればまだ良かったんでしょうけどねぇ・・・まあ、あの時って結婚式が行われるより前の時間に戻っていたはずなので、結局、時を渡る必要ないんだけどさ・・・

こんな雑、かつ、存在意義も不明な存在なので、グラフィックも用意されなかったんでしょうね。もし私がグラフィック担当で、忙しい中、こんな意味不明なものの絵を描けとか言われたらぶちきれてしまいそうです。

3つ目は世界記の体を乗っ取れちゃう能力です。
まあ、これに関してはそもそもトールさんの体を一番最初に乗っ取っちゃってますからね。他の能力に比べれば、進行上、やむを得ない能力ではあります。ただ、明確な制限無しにサマンの体を乗っ取っちゃったのは如何なものか・・・この能力を駆使したら、何かと楽に歴史を変えれちゃってた筈なんですよ。これがもし酒場に居た女傭兵バーキュレアだけが対象だったのであれば、奇跡的に体を乗っ取れそうな人がいたってことにもできたんでしょうけど、サマンもとなってしまうと・・・奇跡のバーゲンセールになってしまって、ご都合主義臭が強くなってしまいます。
そういえばあの時、結局、サマンの体を乗っ取っちゃいましたけど、バーキュレアの体を借りる選択をしていたら、その後、どうなっていたのでしょうね。バーキュレアは世界記の人物一覧にも名前がある存在なんですよ。でも、マナミガルに潜入する際、私がバーキュレアを選ばなかったせいで、一切、歴史に関与しないままになっちゃいましたね。

4つ目はマ神の不死身能力です。
過去のニクラに行ったとき、オクヤラムがマ神は不死身だって言ってましたよね?でも、普通に倒せちゃったんですけど・・・え?何、不死身設定にしたこと忘れちゃってました?そうですか。

最後は過去に時間跳躍する能力です。
この能力は空の国の人とケイン、そして、ニクラの人達が有していたわけですが・・・なんでこんなとんでもないことができるのにマ神に悩まされたり、マ神を復活させるのにあれこれ暗躍したりする必要があるの?っていうか、これって歴史を変える立役者となるはずの主人公の立場を脅かす致命的な能力だと思いませんか?だって、主人公以外も自由に歴史を変えられちゃうってことですよ?もう特別感皆無じゃないですか。そもそも、ケインはどうやって過去に行ったの??

そんな破滅的な能力を使わせてまでやったことと言えば・・・全く過去である必要のないことばかりなのです。
別に819年のままニクラにいって鬼鈷を貰ってくる流れで何がダメなの?結界の件だって、ゲ王から2度目となる力を貰った時、旧王都に張られた結界を1度抜けているのですから、その能力でニクラの結界も抜けられるとでもしておけばよかったじゃないですか。
過去に行かなかったことで生じる問題なんて、オクヤラムの件とゲ王の意味深なセリフぐらいなものですよね?オクヤラムなんて存在に害しかないのですから、そのまま消しちゃえばいいだけですし、ゲ王の件だって、過去に会ったことがあるからなんだって程度の話でしたよね?それどころか、過去に戻った際、ゲ王が「会うのはこれで3回目だ」などと馬鹿なことをいいだしてしまったせいで、更なる矛盾を生み出してしまいました。
主人公は最初からこの世界の住人ではないという唯一性を持っているのですから、それを理由にゲ王が特別扱いしてくれたことにしてしまえばいいだけなんです。そうすれば、過去に戻る必要なんて一切なくなって、矛盾が減らせたのに。

ふぅ・・・今回もかなり言いたいことを言わせてもらいましたが、後ちょっと足りなかった!よって、次回に続きます。
しかし、まさかここでも終わり予想を外してしまうとは・・・

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