火の鳥 鳳凰編 我王の冒険のプレイ日記1:レトロゲーム(ファミコン)

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皆さんこんにちは。
自ら言ったことはちゃんと守る伊達あずさです。
時空勇伝デビアスのプレイ日記中で宣言した通り、今日からプレイするのは「火の鳥 鳳凰編 我王の冒険」です!
火の鳥 鳳凰編 我王の冒険のプレイ日記1:レトロゲーム(ファミコン)_挿絵1

火の鳥 鳳凰編 我王の冒険は、伝説の漫画家である手塚治虫さんが描いた連作シリーズ漫画「火の鳥」を基にして作られたゲームになります。
ただ、正直申しますと、私は原作にあたる火の鳥を1度として観た事が無いのですよね。なので、火の鳥に関してはこのゲームが私の中での全てなのです!ただまあ、折角の機会ですからちょっとだけ火の鳥について調べてみましょうか。

火の鳥は「エジプト編」、「ギリシャ編」、「ローマ編」、「黎明編」、「未来編」、「ヤマト編」、「宇宙編」、「鳳凰編」、「復活編」、「羽衣編」、「望郷編」、「乱世編」、「生命編」、「異形編」、「太陽編」といった複数の編から成り立っていて、過去(始まり)と未来(終わり)を交互に描いていき、作者である手塚治虫さんが亡くなられたときに完結するという構想になっているらしいです。
生前、手塚治虫さんは自分が死ぬその瞬間に完結編となる「現代編」を1コマ程度描くとおっしゃっていたそうで、実際にその願いは叶わなかったものの、死ぬ直前の昏睡状態においても鉛筆を握りしめたらしいです。凄過ぎますね・・・そんな薄っぺらい感想しか出てこないほど、壮絶過ぎるというか、何と言うか・・・そして、何となく羨ましいような気持ちにもなります。

火の鳥 鳳凰編 我王の冒険はその名の通り、火の鳥「鳳凰編」に基づいたゲームです。何故コナミさんが鳳凰編を選んだのかについては、原作を読んだことのない私には想像もつきませんが、コナミさんはこの後に鉄腕アトムもゲーム化してますからね・・・熱烈な手塚治虫さんファンが関係者の中にいた事だけは間違いないでしょう。
ただ、ファミコン版鉄腕アトムは、とても原作を遵守しているとは思えないような作りになってましたからねぇ・・・本作もその辺についてはあまり期待できないかもしれません。でもまあ、鉄腕アトムの時もそうでしたけど、どうせ私は原作を知らないわけですし・・・

とりあえず、ファミコン版火の鳥 鳳凰編のストーリーを確認してみましょう。

ストーリー(概略)

A long, long time ago… 我王という1人の盗賊がいた。
我王は殺戮と強奪を繰り返しながら、日々を生き抜いていた。そんな我王も、ある女性と知り合って愛を知るが、些細な誤解より生まれた不審から、その最愛の女性を自らの手で殺害してしまう。
我王は彼女を殺してしまった苦悩と後悔の果てに鬼瓦を作り旅をする僧侶となった。

丁度その頃、都にいる帝が「火の鳥の彫刻を彫る事ができる者をさがせ」とのお触れを出した。巡り巡って彫刻制作の白羽の矢を立てられた我王は精魂込めて、依頼品となる火の鳥の彫刻を彫り上げた。しかし、彫刻が完成するや否や、何者かによって彫刻が盗まれ、16の破片に振り分けられてしまう。

我王は16の破片に分けられてしまった火の鳥の彫刻を取り戻す旅に出る決意を固めたのだった・・・


うん。実際に火の鳥を読んだわけじゃないので、確かなことは言えませんが、あくまでもざっくりあらすじを調べてみた感じからすると・・・多分、原作はそんな話じゃないと思う!
16個に分けられちゃうとか、ゲーム的には凄く良い設定だと思いますよ。でもね。彫刻に対する扱いとしてはあまりにも致命的過ぎる!ただ盗まれただけというのであれば、諦めきれない気持ちも理解できるんですけど、流石に16分割されちゃったとなると・・・作り直した方が良くないですか?作者なんだし。

私は作り直した方がいいと思うんですけど・・・そうもいっていられない何かしらの事情があるらしく、私は以後、何かしらの方法で我王となって、何かしらの旅に出ることとなりました。

私が書くプレイ日記のスタイルについてはこちらを予めご確認ください!

・・・
・・

神々の世界があまりにも平和過ぎるせいなのか・・・些細な口論がもとで、最愛の蘭丸さんをその手にかけてしまった(注:死んでません)私は、激しい失意と後悔の末、過去を捨て去るかのように自らの名を伊達・我王・あずさと改め、鬼瓦を作って故・蘭丸さんを供養する旅(注:死んでません)に出ました。

そんな私のもとに、近々神々の国で催される「火の鳥彫刻天下一舞踏会」参加者募集の知らせが届きます。この大会は、参加者全員で火の鳥を模した彫刻を作って持ち寄り、最優秀作品に選ばれた彫刻の周りで面白おかしく踊るという、暇な神様達が考えた歴史の浅いダンスイベントなのだそうです。
鬼瓦を作ることにもすっかり飽きていた(いや、そもそもなんで私は鬼瓦なんて作ってたんだ?)私は、イベントへの参加を決意します。しかし、勢いで鬼瓦なんて作ってはいたものの、私には特にクリエイター気質などありません。

「まあ、適当でいいか・・・」

雑な彫刻を作る私。
それから数日後、なんやかんやで火の鳥の彫刻が完成しました。
そんな今一つ微妙な出来の火の鳥が完成した翌日・・・私の枕元に一通の置き手紙が。

「伊達さんが作った彫刻は私が罵られた回数分(16回)、割らせてもらいます。伊達さんは独りで子犬のようにぷるぷる震えながら、大人しく家で鬼瓦でも作り続けてください。
P.S. 折角割った破片を後から接着剤などでくっつけられても困るので、これらは適当にばらまいておきます」

・・・やりやがりました。
そう、蘭丸さんは受けた恨みを絶対に忘れない部類の人間なのです。
どうせもとから微妙な出来だったわけですし、更にクオリティを落として作れば、今からでもイベントに間に合うかもしれません。ただ、どうやら手持ちの材料はすっかり処分されてしまっている様子。こういうことをするときだけは異様に段取りが良いのです。

「仕方ない・・・」

私は引き出しの中からノミと接着剤アロンベータを引っ張り出し、その辺にうち捨てられていた鬼瓦を無造作に20個ほど拾い集めると、16個に分割されてしまった自身の彫刻を回収するため、蘭丸さんの後を追ったのでした。

火の鳥 鳳凰編 我王の冒険のプレイ日記1:レトロゲーム(ファミコン)_挿絵2
どうやら蘭丸さんは船で大和の方へと向かったみたいです。

火の鳥 鳳凰編 我王の冒険のプレイ日記1:レトロゲーム(ファミコン)_挿絵3
到着。突然ですけど、私、この世界の雰囲気(BGM)が結構好きなんですよね。
さぁ、じゃ~いくよ!

・・・と、勇むだけ勇んでみましたが、今日はここまでなのです。まあほら、初回ですから。

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火の鳥 鳳凰編 我王の冒険のプレイ日記1:レトロゲーム(ファミコン)」への2件のフィードバック

  1. オーヤナーギ

    あれって火の鳥の彫刻だったのですね。
    今まで絵だと勘違いしてました

    返信

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