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新年、明けましておめでとうございます。
新年早々、幸先が悪そうだなと思った伊達あずさです。
えっ、何故そう思ったかですか?それは私の口からは何とも・・・皆さまのご想像にお任せしたいと思います。
さて、去年の終わりにガラマニア女王誘拐犯となってしまった私ですが・・・よく考えてみたら、世界記の記述を変えるのが私の目的だったのですよね。つまり、この婚約は元々破談にしなきゃならなかったんでした!じゃあまあ、結果オーライですか・・・
・・・
って、いやいや、全然All Rightじゃないよ!?
なんでこう、被害を最大限にする方法にばかり執着するのかな。
後さーこの世界に登場する女性って軒並みやばい人ばかりなんですけど・・・いまのところ、1人としてまともな女の人って出て来てませんよね?そういう人が多少居るというぐらいであればまだ理解できますが、100%という状況はあまりにも不自然!
この世界に登場する女性達に比べたら、ヨヨ王女なんて、むしろ人間味があって可愛いぐらいです!
なんかさ・・・女性にならどんな不義理で、不道徳で、理不尽な我が儘を言わせても大丈夫って思われているようで、物凄く不快!!
うーん、年明け初日のおめでたい日からするような話じゃなかったですね。すみません。
というわけで、恐らく王族用の緊急脱出口と思われる場所からの再開です。
もう少しで外に出られそうというところで、まさかのシュワンクさん登場。
シュワンク「そうだあずさ、シュワンクだ。どちらへ行かれるのか?ドネア姫様をパラドックのもとにお送りするのではなかったか?」
様子がおかしいなんてレベルではありません。話し方が最早別人です。
洞察力の無さに定評のある私でも、目の前に居るのがシュワンクさんでないことには流石に気付けたみたい。
シュワンク?「ついさっきまでは、体も心もこの男のものだったがな、ククク・・・ずいぶん抵抗したが・・・ゲの神の力には勝てん!」
次の瞬間、シュワンクさんがタンドになっちゃったわけですけど・・・こ、これってどういうことなの?タンドというのは魂だけの存在か何かで、他人の体を渡り歩いて生きてますよ、みたいな?それって私と一緒じゃん!むしろ、生きてる人間の体も自由にできちゃう分だけタンドの方が上なくらいです。
タンド「お前には死より大きな苦しみを与えてやる!ゲの呪いを受けて醜い化け物になるがいい」
しかし、ドネア女王が私をかばってくれたため・・・
タンド「しまった!ひ、姫様!」
大参事になってしまいました。
それにしても、タンドが使う術って、毎度毎度あまりにも都合が良すぎるんですよ。
もし私がタンドだったら、シュワンクさんの姿だった状態から不意打ちでこの術を使うけど・・・最初に使っていた身動きできなくなる術を使ったっていいです。これだけ相手を即無力化できる術を持っていながら、どうして毎回後れを取れるの?これも世界全体の知能レベルが低いせいなのでしょうねぇ・・・
でもって、タンドと戦闘になった・・・のですけど・・・ド、ドネア女王!?その姿のまま一緒に戦ってくれるの!?
タンドはドネア女王を誤射しちゃったことに大層動揺してましたけど、いざ戦闘となるとドネア女王にも普通に攻撃してくるんですよね。ひょっとすると、元に戻す術があるので、今はとりあえず大人しくさせてしまおうとでも考えているのでしょうか。でもさー平均程度の洞察力の持ち主であれば、先に私を無力化しようとしませんか?うまくいけばそれでドネア女王が戦意を喪失してくれるかもしれないのに。
まあ、どうせ倒しちゃうのでタンドの真意は藪の中なんですけどね・・・
ゲ神になっちゃったドネア女王も心配ですが、タンドに体を乗っ取られてしまった上、やられてしまったシュワンクさんのことも少しは考えてあげて!
ドネア「ギギ・・・あずさサマ、ブジダッタ、ノ、デスネ?ヨカッタ、ギギ・・・」
あずさ「ドネア姫・・・必ず元に戻して見せる!それにしても、何故タンドはドネアを姫様と呼んだんだ?」
まあ、そう言ってた割には平気で攻撃してたけどね。
世界記「ゲ神の呪いを解くにはザ神の力がいる」
世界記はそういったアドバイスもしてくれるのですね。
あずさ「ザの神官の力を借りるしかないな・・・リザーラだ!ドルークのリザーラに頼んでみよう!」
なぜ大神官のミジュアさんじゃダメなのだろう・・・ミジュアさんにだって貸しがあるのに。それに、ミジュアさんがいる王都の方が近いはずなのですけどね。
今回の一件で、世界記に変なイベントが追記されちゃった。でも、まだパラドックさんとの婚約は破談になってないみたいです。つまり、ゲ神となったドネアさんであってもパラドックさんは娶る覚悟があると?
あ・・・まてよ、ここに書かれている「婚約成立」って、私がドネア女王の所に派遣されるまでの話なのか。つまり、婚約自体は既に成立しちゃってるから書き替わらないのですね。
そして、ドネア女王の失踪は私のせいってことにされちゃったみたいです。あの官女、サマンとやってることが何も変わらないな。
そもそも、ドネア女王失踪にアサシナが噛んでいるのであれば、ドネア女王がアサシナに来てから犯行に及んだ方がどう考えても合理的なわけで、わざわざガラマニア城内で連れ去る道理もないと思うのですよね。
となると後は特使である私の個人的犯行という線になるわけですが、今回の失踪事件はガラマニアの城内だか宮中で起こった事なんですから、警備責任はガラマニアにあると思うんですよね。つまり、ガラマニアの抗議はかなりの言いがかりです。そういった背景から、ガラマニアがどこまで本気でアサシナに抗議したのか分かりませんけど、女王が失踪したのですよ?もし本気いっているのであれば、抗議で済むようなレベルの話でもないと思うのですが・・・もしかして、ガラマニアって王族が権力を持っている国ってわけでもないの?まあ、アサシナに嫁に出しちゃうぐらいだからなぁ・・・ガラマニアにとってドネア女王はそこまで重要な存在じゃないのかもしれません。
まあ、リザーラさんの力でドネア女王を元の姿に戻してもらうことが出来さえすれば、今回の事件の全責任を邪道盗賊衆に擦り付けることができるでしょう。後、あの官女も邪道盗賊衆に通じていたということにして通報し、ひっとらえてもらいましょうね。実際、あの官女にそそのかされた結果、邪道盗賊衆の待ち伏せにあったわけですから、状況的にそう疑われても仕方ありません。いやむしろ、本当に共犯かもしれません。
何はともあれ、こうして私とゲ神ドネア女王の2人旅が始まったわけですが・・・続きは次回です。
Studio POPPOのプログラム兼システム担当です。
ウォーキング・デッド大好き!ダリルかっこいいよっ!主食はキノコです。