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皆さんこんにちは。
項羽とか王離は50万もの兵の指揮をどうやって執っていたのか結構気になっている伊達あずさです。
そこまで人数が増えちゃうと、50万人全員が戦闘に参加するのって例え野戦であってもスペース的にきつそうですよね。
数の上だけでみれば、7万vs50万の戦いに勝利した項羽って凄いってなりますけど、ここまでの規模になっちゃうと、よほど上手に用兵しないと人数の利を活かせなさそう・・・実際、項羽だって50万の兵を皆殺しにして勝ったわけじゃないですしね。
赤竜王、前回まで
「もう素っ頓狂なことを書けないよぉ」と泣いて謝ってしまいたい心と一度決めたことは最後までやらねば気が済まない心・・・2つの心が私の中で入り乱れる中、スター街道まっしぐらな項羽を傍目に相変わらず裏街道を猫まっしぐらな私達一行。
他人の家(咸陽)で何気なく行ったピンポンダッシュが様々な人の運命を狂わせていく・・・そして、その末に何故か白装束の高貴なお方が川を越えて降臨してきちゃったわけですが・・・
では、腰の低そうな3代目皇帝子嬰の話を聞いてみましょう。
子嬰「最早我が秦には楚に立ち向かう軍力もなく、また秦の人民には何の罪もございません。どうか人民に一切の危害を加えぬ様、私の命と引き換えにお願い仕ります。それを秦の唯一の降伏の条件とお考え下さい」
だそうです。ついさっき突然3代目皇帝にされちゃっただけだっていうのに随分と責任感が強い人ですね。
張良も蕭何もこれまでのように無益な殺生は止めようと言ってますし、こんな感じの良い人を斬ることなんて私にはできませんよ!
これにより、秦は崩壊し、泥の中より生まれた私は遂に関中王となり、咸陽へ入場したのです!
さっき蕭何が言ってましたけど、本当に1滴の血すら流さずに咸陽を・・・そして、関中を制しちゃいましたね。
それはそうと、咸陽は皆が想像していた以上に凄く美しい都のようです。樊噲なんて驚きのあまり、目が点になっちゃってました。
咸陽の南側にある阿房宮へとやってきました。
ここは始皇帝が建造させた壮大な宮殿なのですが、完成を見る前に始皇帝は崩御しちゃったのですよね。その後も建造自体は進められていたみたいなのですが、結局未だに完成していません。
で、何故私がこんなところまでやってきたのかというと、秦の兵士によって連れ去られた虞を探しに来たからなのですよ。
兵達に見つかると騒がれるから早くと急かされながら、樊噲、蕭何、張良の3人を外に残して1人阿房宮の中へ・・・
手あたり次第に阿房宮の中を探し回ってみたのですが、虞はいないみたいですねぇ・・・
外の3人にも相談してみたのですが、張良曰く、ここ以外に考えられないとのこと。
蕭何に至っては、まさか死んじゃったのでは・・・などと物騒なことまでいいだしちゃいました。
諦めきれない私が再び阿房宮へと入って中を捜索していると、突然首飾りが共鳴し始めました。
すると部屋の奥に虞の姿が・・・
どうやら虞を含む宮殿の住人達は略奪を恐れて隠れていたみたいです。
さて、こうして虞とは久しぶりの再会となったわけですが、なぜか彼女の表情は明るくありません。その理由を問うと・・・
虞「貴方が本当に天下を獲り、平和が訪れた時、首飾りは光を放つはずなのです。けれども今は・・・」
確かに首飾りはうんともすんともいってませんね。
すると、外で待っていたはずの張良が阿房宮の中に入ってきました。
何でも楚の総大将項羽が直ちに関中を明け渡すよう伝令を飛ばしてきたみたいです。しかも、明け渡さない場合は50万の兵をもって総攻撃をかけると・・・同じ楚軍であるはずの私達に対して何たる言い方。
虞「首飾りが光らぬということは項羽殿こそ最後の敵なのでしょう」
知ってた!
とりあえず咸陽に戻りましょう。
さて、もしここで関中の明け渡しを断れば、項羽は容赦なく攻撃してくるでしょう。項羽は呂布の上位互換みたいな人ですからねぇ・・・
何はともあれ、項羽と会って話をする必要がありそうです。
項羽は相当ご立腹の様子ですね。別にどうもこうもないと思うのですが・・・
よくよく話を聞いてみると、項羽は自分達が50万もの秦軍を倒してやってきたのに、ろくに戦わない私達が先に関中入りしたことを怒っているみたいです。まあ、その気持ちは理解できないわけでもない。項羽が50万の秦軍相手に勝利しなければ、3代目皇帝も降伏してこなかったでしょうしね。
しかし、私が素直に明け渡し要求を飲んだにもかかわらず、項羽の怒りは収まっていない様子。
いやぁ・・・この赤龍王ではなかったことにされちゃってますけど、本当は項羽が関中入りできないように函谷関を閉じたりとか、項羽が怒るのも無理ないような行為をしちゃってるんですけどね。
こうして、項羽は自分達で祭り上げた楚王の約束を反故にして、私達から関中を簒奪していきました。
しかも、項羽は当てつけのつもりなのか、私達が助けた3代目皇帝子嬰の首をはね、宮殿の財宝を略奪していきました。
更には阿房宮内に居た女性を連れ去ってから火を放ち、咸陽は焼け野原にされてしまいました。
なんかやってることが董卓と全く一緒ですね・・・
そして、蛮行に満足した項羽率いる楚軍は彭城へと引き上げていきましたとさ。
彭城へと戻った後、戦争に参加していた将軍らに領地の配分が行われたのですが、本来関中を貰い関中王となるはずだった私は関中の中でも最も辺鄙な南鄭を与えられ、漢王に封じられました。
そして、共に戦った3万の兵達と共に南鄭へと向かうことになりました。
この南鄭へと向かう道中、突然張良からお別れを切り出されてしまいます。
張良「今回の領土配分を不満に思っているのは私達だけではないんです。必ずや項羽に反乱の旗を挙げる者が出てくるでしょう。今の内から力を養うのです。決して逃げようなどと思っておりません。項羽を倒すには力が必要なのです。どうか私を信じてください」
だそうです。そりゃ、別に疑ったりしませんけどね。本気で逃げるつもりならいくらだって逃げようがあるんですから。
ちなみに張良は一先ず祖国である韓へ戻るそうです。
と、知力100の張良とお別れしたところで、今日はここまでなのです。
Studio POPPOのプログラム兼システム担当です。
ウォーキング・デッド大好き!ダリルかっこいいよっ!主食はキノコです。