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皆さんこんにちは。
炊飯器の上蓋をつけ忘れたままご飯を炊いてしまった伊達あずさです。
上蓋が無いと蒸気が抜けまくっちゃうせいなのか、表面がサクサクしたお米が炊き上がっちゃうのですよね。
サクサクとした新触感のごはん!などという言い方にすれば、多少は食べてみたくなる人も出てきそうですが、もちろんそんなものはオススメできません。
赤龍王、前回まで
甘く香るケチャップの香りに包まれる中、急速に惹かれあう二人。
「俺はお前のためにフジツボで天下を取る!」
これまで以上にフジツボのブリーディングに傾倒していく彼。そんなある日、彼はフジツボの先物取引に失敗し、大きな損害を出してしまう。
自棄酒をあおる日々、膨らむ借金・・・やがて貧しさが二人を引き裂いて行く・・・
そんなことから、お金もないのに自棄酒を飲もうと酒場にやってきた私を沛の豪族である王陵がスカウトしてきたのです。
でも、天下取りを諦めきれない私はこのスカウトを断固拒否します。
樊噲「王陵は顔に似合わずなかなかのやり手らしいですぜ」
酒場の主人「王陵さんに逆らって無事でいられたものはおりません」
私は結構ヤバイ人を無下にしてしまったみたいですね。とは言え、もうすでに断ってしまったのですからどうしようもありません。
何事もなかったかのように樊噲との世間話に興じていると、友達の蕭何が県の役人になったという話になりました。
特にこれといって蕭何に用があったわけでもなかったのですが、何となく話に上がったので会いに来ちゃいました。
県庁前の門番に蕭何と面会したい旨を伝えると、知り合いならばということで呼んできてもらえるみたいです。
蕭何と会うのは結構な久しぶりです。
蕭何「何かもめごとに巻き込まれたらいつでも来てください。お役に立てると思いますよ」
持つべきものは権力のある友達ですよね。
役人の後ろ盾を得た私達が再び酒場へと戻るとまた王陵が絡んできます。今度は賭け事ですか。
王陵「あそこの酒樽を一気に飲み干せたらさっきの話はなかったことにしましょう。もし、飲めなかったら子分になる。どうです?」
こ、これ・・・完全に誤前提提示ってやつですね。
これはもう賭けというより脅迫です。実際、酒場の外には王陵の手下がいるらしく、賭けを断っておいて無事にここから出られるかなどと直接的に脅し始めちゃいました。うぅ~ん・・・王陵ってこんな悪そうな人でしたっけ。
せめて酒代ぐらいは王陵もちなんですよね!?そうでなかったら私にとってのメリットが皆無になってしまいます。
そんなわけで、強引に大量の酒を飲まされたわけですが・・・
あれ?ここはどこ?私を起こしてくれた蕭何によるとここは県庁にある牢屋みたいです。
私はあの後酔いつぶれて酒場で倒れちゃってたみたいですね。このまま放置しておくと王陵達に殺されかねないと判断した蕭何が機転を利かせてここへ私を運んでくれたみたいです。ってことは、覚えはないけど王陵との賭けには勝てたってことかな?
そんな私の危なげある生き方を心配した蕭何が亭長という仕事を紹介してくれました。
亭長っていうのは250軒ほどの家を統括する警察のような仕事で、今でいうところの警察分署長に相当する仕事みたいです。未経験なのにいきなり長クラスのお仕事が貰えるだなんて・・・
亭長の仕事を足掛かりにして出世すればよいという蕭何からの強い勧めもあり、亭長の仕事を引き受けることにしました。
私が牢屋からでるまでのあっと言う間に手続きを済ませた蕭何が私に亭長として最初の仕事を依頼してきます。
初仕事の内容ですが、咸陽(カンヨウ)で行われている驪山陵(リザンリョウ)の工事に沛からも人夫を500人差し出さねばならないらしいのですが、その引率を頼みたいといったものでした。
ちなみに咸陽というのは秦の都で、驪山陵というのは始皇帝の陵墓で、後に「秦始皇帝陵及び兵馬俑坑」として世界遺産にも登録されることとなるあれのことです。
蕭何としても、沛の仲間達をそんなところに送り込まねばならないこの現実を快く思っていないようなのですが、どうせなら町の人にも好かれている私の手で彼らに引導を渡してやって欲しいとの思いで依頼してきたみたいです。
ま~そこまでいわれちゃ~断るわけにもいきません。私が快く引き受けると、明日の朝出発ということになっちゃいました。何ていうかほんと仕事が早いね・・・
なぜか死亡フラグみたいになっちゃってますね・・・
一方その頃・・・
呉の町に項羽という男が居ました。項羽は秦によって滅ぼされた楚の人間です。
彼は叔父の項梁と共に呉の町で秦を倒すべく密かに力を蓄えていました。
彼こそが後に劉邦と中国統一をめぐってしのぎを削る宿命のライバルとなるのである。
・・・って、このナレーションなに!?
そんな謎ナレーションが終わると何時の間にか翌朝になっちゃってました。
もちろん私は蕭何との約束通り人夫を引率して咸陽へと向かいますよっと。
しかし、ネットも地図もないこんな世の中で、迷うことなく咸陽まで行けるってだけでも大したもんですよね。実際、途中で野宿が必要になるくらいの道程なわけですから。
そういえば、樊噲もついてきてくれたんですね。ま~何気に彼、重要人物ですからね。
結構な距離を歩き続けた結果、日が暮れてきちゃいました。しかし、宿場まではまた少し距離があります。体に鞭打って宿場まで行くか、それともここで野宿するか・・・
人夫だけでなく、樊噲までもが疲れちゃってるみたいだったので、今日はこのままここで野宿することにしました。しかし、昨日の今日といういきなりの出発だったわけで、ちゃんと野宿用の準備とかしてあるのでしょうか。何しろ総勢502人にもなる大所帯ですからね。
降りしきる雨の中、どのような形で野宿したのかはわかりませんがとにかく朝になりました。
すると、樊噲が大騒ぎしてます。聞けば500人いたはずの人夫の半数が逃げ出してしまったそうではないですか。もしこのまま残りの250人を連れて咸陽へ向かった場合、秦の法では全員死刑らしいです。
何というか・・・この法律を考えた人、本当に馬鹿ですねぇ・・・こんな極端な刑罰しかないんじゃ、どうせ死刑なんだから、今後一切の法なんてくそくらえだ~ってなっちゃうに決まってるじゃないですか。
何かもう山賊になるしかないっていうムードになってきちゃいました。
こうしてあれよこれよと言う間に劉邦党なるものが出来上がってしまったわけですが・・・続きは次回です。
Studio POPPOのプログラム兼システム担当です。
ウォーキング・デッド大好き!ダリルかっこいいよっ!主食はキノコです。