姫路城は実は心霊スポット

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こんにちは、栁澤蘭丸です。

世界遺産の姫路城…またの名を白鷺城。2015年に大規模な改修工事が終わって、現在超白い姿を見ることができますね。観光で見に行ったことがある人も多いかと思いますが、姫路城に住んでいる怨霊のことまでは知らない人も多いのでは……?

怨霊の名前は「長壁姫(おさかべひめ)」さんと言います。姫路城の天守には、長壁姫を鎮めるための「長壁神社」が存在しているのです。ガチですね。長壁姫は、「怨霊」とも「妖怪」とも言われています。

長壁姫が有名になった(?)のは、姫路城が秀吉の持ち物になってからです。姫路城でただならぬ気配を感じた秀吉は、祈祷師に良からぬものの退治を頼みますが、その夜謎の老姫が現れ「この土地は我らが住む土地だ。そこに勝手に城を建てたので、祟る」と言いました。
ただならぬ気配を感じ…からの謎の姫登場、普通の人ならビビッてやめてしまうところなんですが、やはりただの人とは違う天下人秀吉…姫の言う事を無視して、天守を作ろうとしてしまいます。そこで、元々そこにあったお墓(五輪塔)を撤去しようとするんです。いやぁ…怖いもの知らずだな秀吉ぃ…。撤去予定日の前夜、再び秀吉の前に老姫が現れました。しかしそれでも撤去を決行する秀吉!!すっごい。ちなみにもうお分かりかと思いますがその五輪塔こそ長壁姫のお墓だったそうです。
そんだけやっちゃっても秀吉が住むのは当然だけど大坂城。長壁姫げきおこの姫路城に入城する羽目に(?)なったのは、古参の家臣、池田輝政さんでした。輝政は長壁姫の怒りを鎮めようと、「長壁神社」を天守に作って、長壁姫を神様として祭ろうとしたのですが、別の霊能力者が「いや違う、それは遠江(静岡)の天神様の祟りだ!」と言い出し、それを聞いた輝政は「長壁姫じゃなかったの!?」とあたふた。混乱しているうちに中風(脳溢血)で倒れてしまいます…そのまま帰らぬ人になってしまったのです。これこそ、長壁姫のたたり…!!と人々は震え上がりました。とさ。

お墓は撤去されてしまったものの、長壁神社が姫路城内にあるので、以後長壁姫は「姫路城のある土地に住んでた怨霊」から「姫路城に住んでいる怨霊」となったのでした。急に。

あのきれいな姫路城の天守にそんな神社があって、長壁姫という怨霊(妖怪ともいわれる)が住んでいるなんて意外です。今は城主はいないので、姫路城の主は長壁姫ってことになるんでしょうか。観光客だらけで、辟易していそうですけども。

ちなみに長壁姫は、「こうもりと一緒に現れる」となっていて、西洋でも日本でもコウモリというのはなんとなくお化けの仲間みたいに思われているんだなぁ。夜にしか飛んでいないからなのでしょうか。蛾も夜にしか飛んでないけど、お化け扱いはされていないんだけどなー。

前、姫路城に行った時は、天守(最上階)に確かに神社があったのは覚えてるんですが、長壁姫のことは知らなかったため特に注意して見てなかったので、次行った時はもっとちゃんと見てこようと思う蘭丸でした。
ではではでは~。

姫路城は実は心霊スポット_挿絵1

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