Studio POPPO

投稿日：2018年8月25日
更新日：2018年8月27日

こんにちは！栁澤蘭丸です。

キンモクセイ、いい匂いですよね。キンモクセイの匂いがすると、ついくんかくんかしてしまいます。どこから匂っているんだろーっつって。

キンモクセイは、オレンジ色の小さな花がたくさん咲きますね。花が咲くってことは…実がなるってこと…のはずです。しかもキンモクセイは、あんなにたくさん花がついてるんですし、凄い勢いで実がなっていてもおかしくないはず…。色んな家の庭に植えられているのですし、知らないうちに目にしているのかもしれない。ひとんちのグミの実とか、勝手に食ったりしましたよね！！キンモクセイだって食ってたかもしれない。ちなみにグミとは、お菓子のグミとは一切無関係な日本語です。（お菓子のグミは、英語の「ゴム」が元になっている）

って思ったら！！日本において、キンモクセイが置かれている状況はなかなかに過酷…というか…ここは男子校…！？

何言ってんだって感じなのですが、キンモクセイは、銀杏の木みたいに、オスとメスの木があるらしいのです…。しかし、キンモクセイは元々日本に生えていた植物ではありません。江戸時代に中国大陸から持ち込まれた木なんです。持ち込んだ人は「花がたくさんついて、いい匂いがするのが欲しい～」と思ったので、オスの木しか持ち込まなかったのだそうだ。メスの木にも花は付くらしいのですが、オスの木より少なかったみたい。

そのような、持ち込んだ人の趣味のせいでキンモクセイは日本列島で「女子がいない…」という生活を送る羽目になってしまったのです。江戸時代から現在まで大体生えてるのはオスのキンモクセイで、メスの木がないため実はならず、種で増えられないので、接ぎ木・挿し木で増えていったんだそうです…。ソメイヨシノみたいじゃんか…！

私達が普段目にして、匂いを嗅いで、「ああ～いい匂いがするぅ～！」とか思っているあのキンモクセイの木は、男子だったのですね。メスの木は、花がたくさんつかないということで、あまり庭に植えてもらえる機会がないようで…さながら、理系と文系に分かれた後のクラスみたいだ。私は文系に進んだので女の子のほうが男の5倍くらい多く、発言権もあんまなかった気がします。はい。大学は法学部法律学科なので男子のほうが多かったですけどね！高校の時あんだけいた女子はどこへいったんだろう…。総合政策学部とかにいったのかなぁ…。

どうでもいい話をしてしまいましたが…、キンモクセイは青春も「せ」の字も知らない、男ばっかりの社会（？）で育った木だったんですね。小さくてかわいいオレンジ色の花をつけている割りには、むさくるしいやつだった模様です！

それにしても人間の好みだけでこんなに男女比が変わってしまうなんて。人間の影響力というのはすごいなぁ、と感心しちゃいます。

蘭丸でした！☆

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