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こんにちは!栁澤蘭丸です。
謎の遺跡としてもはやお馴染みすぎて飽きすら感じる(?)、イギリス南部ソールズベリーの巨石群…ストーンヘンジ。中でも有名なのは、巨石が円形に並んでいるストーンサークルです。あの石って数十トンもあるんですって!!一体誰が何のために感があまりにも漂ってしまいます。
何のための巨石群なのか??それは長年、謎となっていました。今でも絶対間違いなくコレっていう答えがあるわけじゃないんですが。昔から地元では「呪われた巨石」と言われていたそうです。中世では、夜な夜な魔女や悪魔の狂宴が繰り広げられると言い伝えられていたため誰も近寄ろうとしなかったんだとか…。さらには、巨石群を邪魔に思った人が岩を割ってしまおうとしたら、岩に押しつぶされて死亡してしまった事件などもあり、完全に呪われスポット化していたようですよ!!見た目は全然怖くないのになー。魔女や悪魔にお目にかかろうと思って夜通し見張ってみた系の人はいなかったんだろうか?ひとりも…?いや私は万が一にも呪われたら嫌なので見張りませんが…。
また、アーサー王の物語にもストーンヘンジが出てきており、「魔法使いが不思議な力でアイルランド島から運んできた」という設定になっています。
現代になってからは魔女や悪魔が出てくるという話を本当に信じている人はいなくなり(多分…いや、エクソシスト大募集する国だからわからないかも…)、古代の天文台だったのでは?という説が出てきました。石の並び方で、春分の日、秋分の日、夏至、当時の日の太陽が出てくる方角を示している…とかなんとか。他にも、ドルイド僧の遺跡だ、古代ローマ時代の遺跡だ、と様々な説がありました。でもどれも決定打にはなっていなかったのですね。
さて今このストーンヘンジが何だったのか?何のための石だったのか?という問いに新説があるようです!
英ボーンマス大学の研究によると、ストーンヘンジは、癒しのパワースポット的な役割を持った場所だった可能性があるそうです。ストーンヘンジの周辺からは紀元前2000年より古い人骨が多数見つかっていて、どの人も、身体に怪我をおっていたり、病気を持っていたことが分かったんです。それだけ聞くと、「ストーンヘンジは治る見込みのない怪我人やら病人を捨てるための場所だった?もしくは、生贄に捧げてたとか??」っていう感想が出てきちゃうのですが、問題はその人たちの出身地。どうやらイギリス地元民ではない人ばかりだったのです!!怪我人の骨の代表が、「エームズベリーの射手」という名前が付けられた男性の人骨なのですが、この方は歩けないほどに片足を損傷しており、さらに歯を調べた結果、スイスあたりからはるばるイギリスまで来た人であることが分かったのです。スイスからストーンヘンジへ来ようと思うと、山を下り、フランスを横切って(東京から青森までくらいの距離歩かないとならないかも)、海を渡らないと来れません。自力で歩けないような人がたまたま来るとこじゃぁないのは確かなのですが、じゃあ一体何で?と考えた時、ストーンヘンジが癒し効果を持った遺跡、現代での病院のような役割を持った場所だったから、わざわざやってきた、とボーンマス大では結論づけたのでした。
…え、ほんとに?現代でも、はるばるスイスからイギリスの病院に転院ってなかなかしないと思うんですけど、そこまでストーンヘンジの名前は知れ渡っていたんです…か?💧紀元前2000年ごろといったら、中国では封神演義の「殷」よりも前の「夏」王朝ですよ。神仙の時代ですし、ユダヤ人の方々はまだ出エジプトしてないし、日本じゃ縄文土器を盛り盛りしてた頃なんですけど、ストーンヘンジのクチコミ集客力、軽く国境越えるレベル…?しかし考えてみたら通信の発達した今の世でも一番信頼できるのは知ってる人からのクチコミのような気もする…。
兎にも角にも、ストーンヘンジは当時の人の希望であったようですね。………まぁエームズベリーの射手は完治しなかったようだけど。完治しなかったから、ストーンヘンジの周辺に埋葬されたのだろうけど。完治した人が地元に帰り、ストーンヘンジってすごいんですよ、と言って回っていたのでしょうか…?
ちなみにその癒し効果をもつ巨石は「ブルーストーン」という石でできています。その癒し効果のためソールズベリーから250キロも離れたウェールズ地方から運ばれたのだ、と考えられているんですが、「いや違う。氷河で運ばれてきたんだ」説もあるそうです。
いつもいつもそうだけど、結局本当のことは分からなんだろうなぁ…。
栁澤蘭丸でした、ではではでは〜👋
巨石をどうやって上に乗っけたかも謎。バランスいいですね👍
Studio POPPOの変な記事担当です。武田信玄の軍配が欲しくて100円貯金しています。ゾンビが来たら軍配で殴るつもりです。(よくないゲームの影響を受けている)