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こんにちは。栁澤蘭丸です。
「あり得ないこと」を表す諺やら慣用句は、結構多いです。何故でしょうか。やっぱ「有り得ねー!」と怒りたくなることが人間多いってことなんでしょうかねぇ。
海外だと、「空飛ぶ豚(英語)」「青いバラ(英語)」「鳴くめんどり(中国語)」などがあります。鳴くめんどりだけちょっと毛色が違っていて、「あり得ないもの」の他に、雄鶏の仕事に雌鶏が口出ししている状態を指します。で、そうなると家やら国が滅びるという意味があります。つまり女性が政治に口を出す・男性より女性のほうがデカい顔をし出すと国が滅びる、ということが言いたいようです。現在は男女雇用均等法だので男女は平等、男女は同じことをする権利がある!みたいな感じですが、昔は役割分担をしなければ生きていけなかったからなんでしょうね。現在は家電などが充実しており、女性が家で家事にたくさん時間を割かないといけないわけでもないから、外で働いても家や国は滅びないというわけですね。ただ出生率の低下だけは免れないのでやっぱし滅びるかも?まあ、徐々に徐々に誰も気づかないくらいのスピードで。でもまあ、それって生き物に寿命があるように、国や人類っていう種族の寿命という気もする。諸行無常ですね。ちなみに権利があるってことは、同時に義務もあるってことなのですが………何らかの権利を主張する人は義務のことは忘れ果てていることが多い…と思う蘭丸です。
なんかおかしな脱線をしてしまった。
というわけで「有り得ない!」って言いたい時、まぁ「No way!」とか「when pigs fly!」とか英語をしゃべる人々は言うわけなのですが、
日本でメジャーな「有り得ない」ことといえば…
「石(岩)に花咲く」
「西から日が昇る」
「ひょうたんから駒」
などなど、探せばもっとたくさんあります。
ありえないことの表現はみんな豊かで面白いですね。最近のスラングだと「ガンジーも助走をつけて殴る」などもありますね。
しかし一番しつこくてしかも物騒なのが日本のことわざのこれかと思います↓
「一人娘が妹を道連れに井戸に飛び込んで焼死」
一人娘だから妹なんかいないはずだし、井戸に飛び込んだんなら溺れるはずが焼死という。
もしかしてダルヴァザに飛び込んだんですか。
きちんと昔から伝わってきたことわざですが、他にも使い勝手がいい似たような言葉があるのに、どうやって生き残ってきたのでしょうか、このことわざ…。
ことわざ辞典とかを作る人が、「このことわざクドすぎて面白いじゃん」とか思ってコレクター的な感覚で載せ続けてきた結果、現在まで残ったような気がしてならない。
だって…「ありえん!!」って言いたい時「一人娘が妹を道連れに井戸に飛び込んで焼死かよ!!」って長い上に語呂も良くない(´・ω・`)せめて語呂は良くあってほしい。と思うのに、語呂も抜群に悪い。「これぞ瓢箪から駒だな」とは言えても「これぞ一人娘(以下略」ですかぁ。ことわざマニアか、ことわざ検定(?)のために残されたことわざだと思います多分。
覚えづらい・物騒で使いづらい・語呂が悪いの三重苦を抱えたこのことわざ。覚えても何の得もないですが、こんな、マニア用のことわざも日本にはあるんだよってことでひとつ。
栁澤蘭丸でした。ではでは。
ちなみに蘭丸ことわざに「マカヒキが悪質タックル」も「有り得ない」ことわざに入れたいと思います…。はぁ…。ルメール騎手にそのまま乗っててもらえばこんなことにはなっていなかったのだろうか…。死んだ子の年を数えるってこんな感じ?そっちでも馬の話してますね…。どんだけだよぉ。
Studio POPPOの変な記事担当です。武田信玄の軍配が欲しくて100円貯金しています。ゾンビが来たら軍配で殴るつもりです。(よくないゲームの影響を受けている)