戦国武将はツラいよ~武田信玄、青虫と戯れさせられる~

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こんにちは!栁澤蘭丸です。

戦国最強とも言われる武将、甲斐の虎「武田信玄」。越後の龍「上杉謙信」のライバルとしても有名です。
あまりの恐ろしさに合戦相手の大将にお漏らしをさせる等、様々な武将にトラウマを植え付けてきたことも。被害者の会があるとかないとか言われています(?)。

でも、どんな天下無双の英雄にだって苦手なものの一つや二つはあるものです。だって人間だもの。苦手なものくらいないと、可愛げがないというもの…。ちなみに織田信長氏の苦手なものは「お酒」だったりします。好きなものは甘いもの。女子か。

信玄は好きなもののほうは多く伝わっていて有名です。まずは温泉大好き。信州・甲州には信玄が掘らせたという温泉がたくさんあります。有名なものからマイナーなのまで、数は30を超えているとのこと。武田家亡き後は家康が利用していたそうです!「曹操の墓」のごとく後世で勝手にそう名付けたのでは…?と思われそうですが、どっこい信玄はマジで掘らせていたのです。理由は、戦で傷ついた家臣に湯治をさせたいから、と伝わっています。人は城云々言ってたくらいなので「人」こそが国を運営するうえで一番大事という信念が現れているかのようですね!
そして次にトイレ好き…。トイレが6畳もあり、畳張りで、24時間お香が焚かれ、さらに水洗だったのも有名です。トイレに籠りまくっていたそうです…私には分からない趣味だけど分かる人には分かるでしょう多分。

しかし苦手なものはあまり知られていないかも。上杉謙信は苦手という感じではないし…。

実は、武田信玄が尻尾を巻いて逃げたくなる相手、それは、タイトルでネタバレしてしまってますが、「イモムシ系の虫」だったんです…!これは現代でも「私だって嫌だよ!!」という人がいそう。

若かりし武田家次期当主「太郎」くん(幼名)太郎wwシンプルww

その太郎君は芋虫が大の苦手でした。イモムシは見るだけでも嫌!!生理的嫌悪感は誰だってどうしようもないところがありますよねー…。太郎君は、晴信という名前になってからも、イモムシだけは無理でした。しかし、「え?私はイモムシなんて全然平気」という蘭丸系の家臣が「武田家の次期当主ともあろうお方がイモムシに怯えるとは!!」とか余計なスパルタ精神を発揮してしまったのです。ちなみにそのスパルタ家臣は不死身と異名をとる馬場さん。武田家古参の家臣です。馬場さんは「これでは示しがつかない」と思い、信玄に、一匹の青虫を差し出します。「総大将がイモムシを怖がっていてはいけません。克服しましょう!」三宝という、時代劇などではよく出てくる、贈り物などを大事に乗っける台に丁寧に青虫を乗っけて…。そして言い放つパワーワード「掴んでください」。

晴信(信玄)氏ピンチ過ぎる…。めっちゃかわいそう。今だったら会社の2代目御曹司にそんなことできない!しかし、世は戦国です。イモムシ一匹のせいで軍の命運が分かれるようなことになったら大変…と馬場さんは考えたのでしょう。実際どうなったらイモムシのせいで命運が分かれるだろうか?と思わなくもないのですが、とにかく主君思いの家臣の申し出を無下にすることが出来ない晴信氏は、頑張って青虫を掴んだのです!偉い!!が、その後は、顔が青虫のごとく真っ青になってゲロ吐きそうだった…などと伝わっているので、克服できたのかは謎です。

このお話の教訓は…自分はイモムシを掴めるからって、イモムシが苦手な人に克服を迫ってはいけない、さらに悪化するかもしれないしそれを見たみんなが「うわぁ…!」って思って逆効果になる可能性すらあるよってことなのかもしれない。
でも実際、青虫だったら、触るとちょっとひんやりしていてぷにぷにしていて、毒もないし怖いものではありません。潰れたら、お互い(青虫と自分)にとって悲惨なことになるのでそこは細心の注意が必要ですが、そっと優しく触れば大丈夫なのです!イモムシに苦手意識のある人は、まずは青虫からタッチチャレンジすると多分克服できるんじゃないかな?イモムシによっては臭いのとかかゆくなるのがいるけど青虫は人畜無害(キャベツには有害ですが)ですからね。

…みたいな蘭丸系脳を持ってたんだろうなあ馬場さん…。ほんと…蘭丸でもちょっとムカデには困惑するんですが、信玄公の苦手なものがもしムカデでも、うやうやしく持ってきて「掴んでください」って言うんだろうか。怖い!

蘭丸でした!!ではでは!!

戦国武将はツラいよ~武田信玄、青虫と戯れさせられる~_挿絵1
馬場さんのシュールさよ。

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