「いい質問」と「悪い質問」:応用心理学

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こんにちは、蘭丸です。

「いい質問ですね~」といえば、池上彰さんのキメ(?)セリフです。が、これは質問の内容が良いですねって意味です!
今日私がお話しするのは「質問の仕方」について。質問の仕方によって、大げんかになったり、上手く話が進んだりするのです…って当たり前の話のようですが、実際どうなんでしょう。

質問したくなるシチュエーションをとりあえず設定して、質問してみましょう!(自分で自分に)
じゃあ、私は今日「休みの日なので一日中惰眠をむさぼりました」という設定で!
そして質問者は「もっと休みの日を有意義に使ってほしい」と思って話しかけるということにします。

まず「悪い質問の仕方」とは…。
「あーあ、どうしてそんなに寝てられるの?」
「休みだからって他に何かすることなかったの?」などです。

これに対して私は「うるせえ、私の休みの日に何をしようが私の勝手じゃろ?!」とか
「休みだから休んでたんだよ、何か文句あんのかコラ!」とか答えると思われます。

こうなると、質問者も「勝手なわけあるか、寝てるだけで何の良いことがあるって言うんだ!遅れてる仕事をやるとかそういう選択肢があるでしょ?」とか「文句あるに決まってるわ、休みだからって寝ているだけって不毛過ぎる!バーカ!」というような感じになってしまいます。それに続く蘭丸の返答ももはや罵詈雑言に違いありません。

一方「いい質問の仕方」とは…。
「やあ、休みだから寝てたんだね。よく眠れた?」
「休みに寝まくるのは最高だよね?」などです。

これに対して私は「そうなんだよ。めっちゃよく寝た。だから夜寝れないあははー!夜はゲームしよーかなー!」とか、「何も気にせずに寝てていいって言うのは何より最高だね!」などと答えると思われます。
しかし、これじゃ単に蘭丸を甘やかしているだけ…。目的は「もっと休みを有意義に使おうよ」という話に持って行くことです。しかし、質問一発目から怒られなかったのでこの時点ではご機嫌です(多分)。

そこで「うん…寝まくる日もいいけどたまには身体を動かしに行こうよ!いいジムがあるんだよ!」とか「そうだね!時間が余ったらまあ仕事に手を付けると後が楽だったりもするし夜はまだまだ長いね」とか、「寝まくる休日」以外の選択を示していくと、蘭丸は「そうだね…寝まくったせいで実は頭痛いんだよな…寝まくりは好きだけど、寝過ぎはよくないなあ…」などと思ったりするかもしれません。ちなみにこの例であろうと蘭丸は仕事をしないので伊達さんは参考にしないようにお願いします。

と言う感じで、切り出し方ひとつでその後の会話の展開がガラッと変わってしまうわけですが、もし「悪い質問の仕方」をしてしまった場合、修復する方法はたったひとつしかありません。「先に『これはダメな質問の応酬だ!』と気付いたほうが仕切りなおす」これです!

伊達「何を寝腐ってるの!?いくら休みだからって!昼夜逆転してるじゃん、このおバカ!」
蘭丸「うっさい、休みの日に昼夜逆転しようが私の勝手だし!伊達さんは私のオカンか何かなの!?」
伊達「実際私のことしょっちゅう『お母さん』って呼び間違えてるくせに何を今さら…休みの日の次の日は仕事なんだから昼夜逆転していいわけないでしょうが!…って、はっ!(これは『悪い質問の応酬』!)ちょっと蘭丸さん待つんだ!これはよくないループに陥っている、とりあえず一旦落ち着いて話そう?!」

蘭丸「うるさいうるさいうるさーい!!」

ってなるのは目に見えてますが実際に誰かと応酬になった時は「いったん落ち着こうっ」と言われた時、相手も「はっ」てなるものです(多分)。
そんなわけで、相手に何かモノ申したいような時にはまず「優しい質問」から入るようにして、罵詈雑言の応酬になってしまったと気付いたら一旦仕切り直しを要請する。それがうまいこと相手にモノ申す手段と言えましょう。「悪い質問の応酬」からは絶対にいい結果が得られないのです…。

ただし「休みの日は寝腐るって神に誓っている」ような相手には何を言っても無駄なのでそっとしておいてほしい蘭丸でした。

「いい質問」と「悪い質問」:応用心理学_挿絵1
ちなみに蘭丸母はリアル教師なので「先生を間違えてお母さんと呼んでしまうあるある」は起こりませんでしたが、その代わり(?)身近にいて世話を焼いてくれる人をとにかく片っ端から老若男女を問わず「おかあさん」と呼んでしまうというミスをよくやります。

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