考古学という名の墓荒らし:Baldur’s Gate#58

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前回からの続きです!

皆さんこんにちは。
ロールプレイングゲームによくあるコマンド「使う」もかなり謎ですが、「装備」もそれなりに謎だと思う伊達あずさです。
例えば、前回ブレージさんから譲り受けた呪いの武器ツーハンデッドソード・カーズトバーサーキング+3は、識別したり、インベントリに入れておくだけなら何の問題もありませんが、クイックスロットに入れた途端に呪いが発動しちゃうのです。このクイックスロットに入れる(装備する)って具体的にどういった状態なのでしょうか。
抜刀したらとか?でもそうなると、鞘などが存在しない盾や弓の場合はどうなるんだろう・・・そもそも、識別って結構念入りに見ないとダメなんじゃないのでしょうか。鞘に入ったままの状態で正確な識別ができるとはとても思えないのですよね。
それに、スタッフ系の武器などには、これといった持ち手部分がないものだってあるでしょうし、そんなの手に取った時点で装備状態になってるような気がします。実に不思議です。

考古学という名の墓荒らし:Baldur's Gate#58_挿絵1
そんなわけで、ブレージさんから頂いた(押し付けられた)剣に呪われていない状態から再開します。
まだ探索途中だったのにブレージさんを護送するため、ナシュケルまで強制移動させられちゃったんですよね。戻らなきゃ。
あっ、ちなみにツーハンデッドソード・カーズトバーサーキング+3の売値は500ゴールドでした。流石、呪われてるだけあって安い。

考古学という名の墓荒らし:Baldur's Gate#58_挿絵2
元の場所まで戻り、調査を再開してすぐにラリッサーなる人と遭遇しました。彼女の周囲には人やら馬やらの死体が複数転がっています。野盗の被害者?それともまさかこの惨状を引き起こした犯人!?

ラリッサー「お願い。これ以上先へはいかないで!この先には大虐殺を犯したブレージがいるわ。説得しようとしたけど、とても興奮していて、手が付けられないの。まるで、何かに憑りつかれているみたい。あの狂暴な剣から逃げるのがやっとだったわ。お願いです、もともとは凄く良い人だったんです。どうかそっとしておいてあげてください、彼の狂気に走った哀れな姿を見せたくないの。彼が、元に戻るように一緒に祈りましょう」

え?ブレージさんならとっくにナシュケルへ護送済みなんですけど・・・知らないの?え?同名の別人?

あずさ「そのブレージって誰?」

本当であれば、「ブレージさんなら先ほど正気を取り戻されたようなので、ナシュケルのテンプルオブヘルムまでお送りしておきましたよ」と答えたいところなのですけど、それに近い選択肢がないんですもん。

ラリッサー「彼は、こんな呪いにかかる前は、ナシュケルの守衛隊長だったの。私は従姉妹のラリッサー。家族を代表してお願いします、もし方法を知っているなら、彼を助けてあげてください」

そう言い残し、ラリッサーさんはこの場から去っていきました。いや、ですから、もう既に助けてるんですけどね??それに、あの変ななぞなぞに答えるだけで助けられるなら、別に私達でなくても助けられたような気がしますけどね。

考古学という名の墓荒らし:Baldur's Gate#58_挿絵3
それはそうと・・・この惨状ってブレージさんの所業なの??雰囲気的には野盗の仕業っぽいのですが・・・だとしたらあまりにも紛らわしい!

考古学という名の墓荒らし:Baldur's Gate#58_挿絵4
ラリッサーさんがいた場所から少し北へ行ったところで謎の集団を発見しました。良くわからないけど穴を掘ってる?

チャールストン・ニブ「仕事に戻れ!野盗どもがなんだってんだ!おいそこ!動くな、何の用だ?うろつかんで欲しいな」

あずさ「墓泥棒以外の何者にも見えないわ!武器を下ろした方が、身のためよ!」

もっと穏便な選択肢もあったんですが、珍しくちょっとだけ強気に出てみました。

チャールストン・ニブ「それでは・・・皆、武器を捨てろ。今日は誰にも死んでもらいたくないからな。掘ることは大切だが、命がけではない。さあ、次は何だ?」

あずさ「武器も下ろしたことだし、これで文明的に話せる。私は泥棒ではないわ。もちろん野盗の一味でもない!あなたの力になれるかもしれない。何か困ったことはある?」

チャールストン・ニブ「この問題は君には関係ないね。ま、そんなに知りたいのか。ふむ、君は傭兵か?仕事をしたければ、守衛の代わりを務めてくれるか。調査は最終段階だから、そんなに長いことはかからない」

別に傭兵ではないのですが、じゃあなんだって言われると答えに困りますね。冒険家と名乗ることもありますけど、実態は何でも屋ですからね。そして、その仕事の中には傭兵業なども含まれちゃってる気がします。

あずさ「何を探してるの?本当にこんな廃墟から金目のものが出てくるのか?捨てられた墓にしか見えないけど」

チャールストン・ニブ「そうだな、半分は正しい。ただそれは墓ではなくて、古い建物なんだ。昔から残る遺跡で、その文化が戦争で滅亡してしまったこと以外は何も知られていない。今日もしかしたら何か分かるかもしれない。もうすぐ中の部屋に入れるかもしれない。そこはおそらく村のシャーマンの部屋だろう。手伝わないか?君がいれば助かる。襲ってくるやつらもおののくだろう。彼らは誘拐するのが手らしいが、盗難はまだなく、野盗としては少し変わり者だ。助けてくれるかね?」

後半の方、ちょっと言っている意味がよくわかりませんが・・・ひょっとして、チャールストンさんって考古学者か何かなの?まあ、考古学者も墓荒らし(墓泥棒)も実際にやってることは一緒ですけどね・・・

あずさ「あなた方のような教養のある人が、知を追及をするのをお手伝いをさせていただけるなんて光栄ですわ」

相変わらず酷い日本語ですね・・・残念ながら原文のままなんです!

チャールストン・ニブ「ありがたい!これで最後の掘る作業だ!きっとシャーマンか長の部屋がみつかるな!何かそこで発見するだろう」

そんなこんなで、遺跡の採掘をお手伝いすることになりました。

考古学という名の墓荒らし:Baldur's Gate#58_挿絵5
チャールストンさんがこの場を離れてすぐ、ギャロアという別の人が近づいてきます。

ギャロア「おや、こんにちは。あの・・・耳を大きくして聞き入ってるあの老人から離れて話がしたいのですが」

あの老人ってチャールストンさんのこと?

ギャロア「まず、私の名はギャロア。そして次に、終わったらこの話はすぐに忘れてください。あなたがお会いしたあのチャールストンのパートナーです。彼は掘り出した物を美術館に寄付したいらしいのだが、私としては、このような魔法や宝を鑑賞できることにあたってお金は取るべきだと思って意見が対立しています。というわけで、これから掘り起こす魔法の宝を盗んでニブさんを『消して』いただきたいのだが、どうですかね?」

はぁ?そりゃ確かに、正当な対価は得るべきだと私も思いますけど、交渉がうまくいかないから相手を消すという考えには賛同しかねます。私達を暗殺者か何かだと勘違いしているのですか?

あずさ「魔法の宝?あそこの連中は誰も、何が出てくるのか、誰も知らない様だったが。価値ある物だっていう確証はあるの?」

ギャロア「ニブさんは認めないが、それは自分で堀りに関わりたくないからだ。古代の文字を見ると、最後の部屋には『報酬や、神々の元に続く食べ物を供えるプレート』があると書いてある。その意味は明らかだ。土や砂利の下にあるものは金をもたらすと言うわけだ。それは豊作を祈るものでも狩りのものでもかまわない。そんな年代のものは何であろうと金になる。もしよかったら、手伝わないか」

あずさ「チャールストンを殺れば、他の大勢の労働者達も殺さなくちゃならないわ。大変な虐殺になるだろう。私はやらない」

いやいやいや、チャールストンさん1人で済んだとしてもやらないよ!?

ギャロア「この野郎!あの老人と同じ堅物だな!もういい。他をあたるよ!君ももう帰るんだな」

えっと・・・自分が気に入らない相手は殺しても良いと考えるぐらいですから、あなたのことを気に入らないと思う相手から命を狙われる覚悟も当然おありなのですよね?

考古学という名の墓荒らし:Baldur's Gate#58_挿絵6
無報酬ではありますが、チャールストンさんから守衛として雇われてますからね。明らかに害となる相手をやすやすと見過ごすことはできません。
ここはひとたび町から離れれば、力が全ての法も秩序もない世界ですからね。特別礼儀には気を付けた方がいいと思いますよ?それこそ、ギャロアさんのように気に入らない(失礼だ)から消しちゃおうなんて考える人がいないとも限らないのですから。
しかしながら、経験値6ですか・・・しけてますね。

着任早々、守衛としての役目を果たしましたが、遺跡の中に入るのは次回かな。

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