ライブ・ア・ライブのプレイ日記19:レトロゲーム(スーファミ)

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前回からの続きです!

皆さんこんにちは。
論理性に欠けるコンピュータこそ役に立たないものはないと思っている伊達あずさです。
まあ、むしろ論理性に欠けたコンピュータを作る方が難しいですけどね!

ライブ・ア・ライブのプレイ日記19:レトロゲーム(スーファミ)_挿絵1
前回、メインコンピュータを叩いて直したわけですが、奇行に走った原因について、彼なりの言い分があるみたいなので、罵倒する前に聞ききってしまいたいと思います。

そんなわけで、メインコンピュータに記録されていたという会話の一部をどうぞ!

カーク「忘れんなよ!レイチェルはお前に愛想をつかしたんだって事を!」

伍長「この船は最悪だ!こんな事なら自分で宇宙を泳いでいった方が安全ってもんだ」

レイチェル「貴方の考えはわかってるのよ。カークを殺せば・・・私が貴方の下に帰ると思ったのね!!」

カトゥー「あ、貴方が!皆貴方がやったんだ!」

ヒューイ「人間も捨てたもんじゃないよって言いたいけど・・・こんな状況じゃね・・・」

ライブ・ア・ライブのプレイ日記19:レトロゲーム(スーファミ)_挿絵2
・・ってこれだけ?
たったこれだけの話(まあ・・・レイチェルはちょっと酷いけど)でOD-10は人間をコギトエルゴスムの航行を妨げる要因だと判断しちゃったの!?
この程度の発言ですらOD-10の逆鱗に触れるのだとしたら、逆に良くこれまで無事に運航できてましたね。どんだけコギトエルゴスムの乗員達って仲良しだったのさ・・・

それに船長は??船長には何の不満があったのよ!!
何となく、メインコンピュータが暴走したのは人間の方にも非があったみたいな雰囲気にされちゃってますけど、少なくても今回に関しては全然そんなことないですからね!?騙されないで!

前回の最後にOD-10自ら言ってますけど、「船の安全を確保し、乗員を守る」が彼の使命だったわけですよね?この言い方だと船の安全と乗員の生命のどちらに重きが置かれているのか不明ですけど、仮に乗員の生命の方が下だったとしても、乗員のどこに船の安全を脅かすような直接的な行動があったの?むしろ、人知れず最高責任者であるはずの船長を暗殺して船内の命令系統を混乱させたり、船の損傷を修理するために船外にでたカークの宇宙服に細工した、あるいは壊れているのに壊れていないと嘘の情報を流したり、船内に物理的な危害を及ぼす可能性が高いベヒーモスを放逐したりしてるOD-10の方こそよっぽど船の航行を妨げてますからね!?
っていうか、OD-10ってベヒーモスを逃がす際に船内の何処かを爆発させちゃってましたよね!?

強引に深い話にしようとしてる節がありますけど、これって単に船員達の行動とは何の因果関係もなく、運悪く船のメインコンピュータがあり得ないぐらいに致命的なレベルで壊れちゃったってだけの話ですからね!?
そもそも、現代より科学技術が発展しているSFの世界だっていうのに、現代ですら万が一にも発生しないような不具合が起こり過ぎなんですよ!

以前、とある映画で、全世界のIT家電にハッキングして、色んな不具合を起こさせるっていう話があったんですけど、それの中にIT家電に過電流を流させて爆発させるみたいな件があったんですよね。
でもね・・・そんなことは絶対にできません!なんかプログラムさえ書き換えられれば(ハッキングすれば)何でもできるって巷では思われてるのかもしれませんけど、ハードウェアの機能にないことをソフトウェアでどうにかすることなんて絶対に無理です!
だってよく考えてみてくださいよ。幾ら爆発しようって考えても、人間は爆発なんてできませんよね?手からビームだってだせませんよね?だって人間にはそんな機能ないんですもん。
IT家電だって同じなんですよ。幾らソフトウェアの方で爆発するほどの電流を流せって命令しようが、ハードウェアにそのような機能がなければできるわけないんです。もちろん、ハードウェアに不具合があれば爆発することもありますけど、それは正常な製品じゃないっていうだけで、そんなものが世にはびこってたら、普通に使ってたって何かの拍子に爆発しちゃいますからね?

今回のケースだってそうです。
幾らソフトウェアの根源たるメインコンピュータが命令したところで、ハード的にそんな機能を持たせていなければできるわけないんですよ。
一体どこの設計者が船長室に毒ガスを流したり、狙った部分のパイプを破壊して水を噴き出させたり、貨物用のコンテナの外壁を爆発させたりする機能をコギトエルゴスムに搭載したのよ!!

・・・ん?もしかしてメカニックのカトゥーが黒幕ってこと??
確かに、コギトエルゴスムの乗員の中で唯一生き残ってるし、他のメンバーよりも先にコールドスリープから目覚めたり、本来であれば書き換え不能のメインコンピュータのプログラムを書き換えられるロボットを都合よく作ってたり、良く良く考えてみると物凄く怪しいかも・・・
しかも、カトゥーってメインコンピュータカプセルに入る権限を持った唯一の乗員なんですよね。これが!

ライブ・ア・ライブのプレイ日記19:レトロゲーム(スーファミ)_挿絵3
1つの新たな心理に辿りついてしまったところで、リフレッシュルームのモニタに自動映像が流れ始めました。

ようこそコギトエルゴスム号へ。
この映像は船体の管理状況の変更に伴い、自動的に放映されています。
この宇宙輸送船は思考型コンピュータを使用した管理システム「OD-10」によって運航しておりましたが、トラブル発生のため思考回路を切り離して運航しております。
船内における皆さんの活動には問題ありませんが、もし、不明な点がありましたら周りの乗員に遠慮なくお聞きください。

コギトエルゴスムの設計者はちゃんとOD-10が誤動作する可能性も想定してシステムを組んでるみたいじゃないですか。
大体、思考型なんていう怪しげな機能をメインコンピュータに搭載するなら、人間の判断でそれを切り離せるような仕組みにしてるに決まってるんですよ。じゃなかったら、わざわざ人間が乗船する意味なんてないんです。そして、現に船内機能の根幹部分はOD-10無しでも最低限機能するように設計されてるじゃん!
絶対に誰かがコギトエルゴスムに悪意ある改造を施してるとしか思えない!そして、そんなことができるのはカトゥーしかいない!!

ライブ・ア・ライブのプレイ日記19:レトロゲーム(スーファミ)_挿絵4
カトゥーの身柄を拘束するため、部屋を出ようとしたところ、ふらつく足取りのダース伍長がやってきました。もしかして、本当にベヒーモス倒しちゃってたの!?
命に別状はないみたいですが、この先軍人を続けるには致命的なレベルのダメージを負っちゃったみたいです。

ライブ・ア・ライブのプレイ日記19:レトロゲーム(スーファミ)_挿絵5
大きな山を越えたことで、感慨にふけったダース伍長は自分がロボット嫌いになった時の思い出話を始めようとするのですが・・・私が興奮気味にOD-10を罵倒したこともあり、今日はここまでなのです。

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