バウンティ・ハンターのヨシモ:Baldur’s Gate 2#13

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前回からの続きです!

皆さんこんにちは。
少なくなったマヨネーズを振って出し口に集めようとしたら、急に蓋が開いて、中身を部屋中にまき散らしてしまった伊達あずさです。
天井から床、果ては部屋干ししていた洗濯物まで、等しくマヨネーズまみれになってしまいました。控えめに言って、最悪です!

さて、歴史書の紹介も5種類めの6冊目ですね。
今日は失われし王ゴンデガルという本をご紹介したいと思います。

失われし王ゴンデガル

アラベルは長年コアミアの自治領であり、しばらくソードマン帝国の中心地であった。このソードマンとはゴンデガルまたは「失われし王」のことである。彼はドラゴンの年(DR1352年)にアラベルを中心とする王国を築こうとした。北はデザートマウス・マウンテンまで、西南はワイヤーンウォーターとイブニングスターの農場まで、東はティルヴァース・ギャップとその山頂までのびるものだった。

それに続く年、ゴンデガルは殆ど勢力を伸ばすことができなかった。コアミア、センビア、ダガーデイル、ティルヴェルトンや他のいくつかのデイルといった建国の際に倒してきた勢力を押さえきれなかったのだ。

ゴンデガルの統治は一季節ともたず、王座に正式に就いていたのは8日間であった。それ以外は外敵との戦いに時を費やした。ゴンデガルの軍隊は大半が傭兵で構成されており、築き上げた少ない財産も早く磨り減りとうとう底を突いてきた。ある日彼の軍隊は、前進してくるコアミア軍を前に散り消えてしまった。その時にアズーンⅣ世は、剣を汚さずにアラベルを奪い返したのであった。

誰もゴンデガルの遺体を見つけることはなかった。彼は北へそしてテシウェーブを経て東へ逃亡したとのことだが、彼の消息はうわさや伝説でしかわからない。ゴンデガルがいまだどこかの荒野で生きていて、20人程の忠実な部下と共に王座を構えていると信じる者もいる。用心深い盗賊がゴンデガルの消息に関する情報を持ち帰らせないために遭遇者を皆殺しにするという話がある。ハイデイルやイムピルタールの端で荷馬車が完全に消えると、酒場ではゴンデガルのせいだと言われた。

ゴンデガルは背の高い白髪の戦士で、ある程度腕がたつ賢い人物だと言われていた。彼の紋章は正面を向いた目が赤い灰色の狼というものであった。隊商の守衛達は重要な荷には守衛を増やすよう促した。さもなければ、「ゴンデガルの金の王座の足しにされる」と注意した。ゴンデガルは自分では公平だと言っていたが時に悪い面もある無欠の剣士であった。もし本当に生きていたとしても、彼が持つ魔法や財宝や彼の仲間の情報はいまだに知られていない。

ゴンデガルの統治は当時支配者として20年目を迎えていたコアミア王に多大な影響を与えた。アズーンは反乱要因を潰しただけではなかった。彼は都市国家としてではなく、一国の主としてスザイルの外の出来事にも目を向けるようになった。更に、アラベル襲撃での無血勝利は軍の指揮官としての初めての経験であった。そしてアラベルの民を「解放」する喜びが彼の心に根付いている。

どう考えてもこれは歴史書ではありませんね。
だって、この本から読み取れた歴史の流れは”コアミア国の自治領アラベルは、ほんの少しの間、失われし王ゴンデガルによって占領されていたが、コアミアより派遣されたアズーンⅣ世の手によりすぐさま無血解放された”だけですもん・・・ってあれ?こうまとめるとそれなりにアラベルの歴史になっていますね。

まぁ、本のタイトルが失われし王ゴンデガルとなっていますから、この本はアラベルの歴史よりもゴンデガルにフィーチャーした物語なのかもしれません。

では、今回も本を1冊ご紹介できたところで再開しましょうか。

バウンティ・ハンターのヨシモ:Baldur's Gate 2#13_挿絵1
エア・エレメンタルの彫像によって、最後の開かずの扉(封印されたポータル)が開かれたため、このフロアに未探索エリアは無くなりました。
ポータルキーを使って別エリアへ移動すべき時がやってきたようです。

ポータルキーが使えそうなポータルはドライアド達がいた場所の西(イレニカスの寝室の西)と私達が捕らえられた部屋の北の2つです。
とりあえずは見つけた順で、私達が捕らえられた部屋の北にあるポータルから試してみようと思います。

でもその前に・・・これまでの戦いで結構疲弊してしまっています。
まぁ、私はトロル並みにCONが高いため、放っておいても自然にHPが回復しちゃうのですけど、他の人は減ったら減りっぱなしですからね。回復呪文も使い切ってしまったので、安全が確保されたこのエリアで一度・・・と言わずに二度ないし三度ぐらいは休憩しておきたいところです。

バウンティ・ハンターのヨシモ:Baldur's Gate 2#13_挿絵2
というわけで、休憩。
まぁ、脱獄中の私達が脱出中の建物内で呑気に休憩するとか、緊張感がないにもほどがあるわけですが・・・

イモエン「あなたには参ったわ。この場所で眠る勇気があるんだもん。あなたがここにいなかったら私は何十回と悲鳴をあげて逃げ回っていたと思う」

休憩終了直後、イモエンさんからとても気の利いた皮肉を言われました。
あはは・・・でも、休憩が終わるまで、無言で付き合ってくれたイモエンさんもなかなかの胆力をお持ちだと思いますよ。

あずさ「一か八かではあったけど、どうしても休憩が必要だったのよ」

イモエン「両目を開けて眠るのに慣れなきゃね。私はこういうのにうまく対処出来ないの。ゴライオンのおかげで私達は似ているけれど、私は後に控えている方が好きだわ」

本当は私も後衛志望なのですけどね・・・

あずさ「そうだったわね。でもいざとなれば、あなたが恐れずに前に出る事も覚えているわ」

イモエン「そう、誰かが危険な目にさらされていれば、そうするわ。ウィンスロップは私にトラブルを避ける方法を教えてくれた。でもゴライオンは困難に突き進むべき時もあるといつも言っていたわ」

あずさ「そうね、今私達は危険にさらされている。頑張って脱出しなければ。さあ、行きましょう」

イモエン「ええ、あなたの言う通りだわ。私はもうここに1秒たりともいたくないの。頭はまだ痛いし、隅っこ辺りに何か見えるような気がするし。簡単にはここを立ち去れないと思う。私達を捕まえた奴・・・あいつはあなたの事を知っていたわ。何かの可能性について、偉大なる力について話していた。あずさ、私達は振り返らないって言って。あいつが『力を引き出せる』としても、何か神性に触れることができるとしても気にしないわ。とにかくこの死の世界から逃げ出さなくては」

あずさ「もし私だけだったらあいつの望みに興味を持ったかもしれないが、君をこれ以上傷付けさせるつもりはないよ」

イモエン「それは有り難いと思うけれど、彼はあなたにとって親切をするつもりがあるのかしら。疑わしいわ。あなただって私と同じくらいナイフで切られたわけだし。行きましょう、これらの物影から逃げなくては」

前作では待機時に、何パターンかのグループ内会話が自動再生されるだけでしたけど、今作では仲間になった後もグループメンバーとの会話が結構用意されていますね。一緒に冒険している感があってとても良いです。

バウンティ・ハンターのヨシモ:Baldur's Gate 2#13_挿絵3
休憩前、ジャヘイラさんにキュア・ライト・ウーンズを多めに記憶してもらったので、1回の休憩でHPを回復しきれました。
じゃ~ポータルキーを使ってテレポート・ポータルを抜けるよ!

バウンティ・ハンターのヨシモ:Baldur's Gate 2#13_挿絵4
ポータルを抜けた直後、ヨシモという名前の人が近づいてきました。敵でしょうか。

ヨシモ「こんな狂気の中にも少しは正気があるわけネ。この汚らわしい場所に巣食う悪と結託していないのなら、このヨシモをどうか助けてほしいヨ」

何か語尾が立った・・・いや、キャラが立った人きた!

ジャヘイラ「ソーサラーの家来が言いそうなセリフね。私達は閉じ込められていたし、ひどい目にも遭った。だから、見知らぬ者を信用しない理由を山ほど持っているわけなの」

ヨシモ「気持ちは良く分かるヨ。ここでは不安に陥るような事を一杯見せられているネ。俺は悪意のかけらもないウォリアーなのヨ。頼む、助けてほしいヨ」

あずさ「どうして、ここにいるの?」

ヨシモ「実はその・・・恥ずかしい話だヨ。ワタシらの家業は油断してたらつとまらないネ。でもどうしてか隙を突かれたヨ。俺は何年も前に一山当てようとカラ・タールからアスカトラにやって来たネ。ある時、コパーコロネットの自分の部屋のベッドに入って、目が覚めたら見知らぬ部屋にいたヨ。ひどく頭が重かったネ。どのくらい意識を失っていたのか分からないヨ」

あずさ「ここはアスカトラなの?」

ヨシモ「分からないネ。薬を飲まされた上でここに運ばれたのかもしれないヨ。意識を失っていたかも・・・どのくらいの時間がたったのかさえ分からないネ。薬を使われたのなら、この場所がどこであってもおかしくないし、気を失っていただけなら、遠くまで来たとも思えないヨ」

ミンスク「なら出口の分からないハムスターのように、迷路に迷い込んだ辛さは分かるだろう!俺達は共に試練を乗り越える同志だ!ブーが、次にどうするか聞いてくれってさ」

ヨシモ「この場所から逃れる方法が分からないネ。一緒に出口を探すヨ」

ヨシモさんがここに連れて来られた経緯は理解したけど、捕まった状態からどうやって逃げ出したのかという点が凄く気になる・・・
ただ、詳しい話を聞かずとも、ヨシモさんがイレニカスの手先という線はちょっと考えにくいな。だって、イレニカスは相当な実力者みたいですからね。こんな回りくどい手を使う意味なんて無いと思うのです。

あずさ「仲間になってくれるなんて嬉しいわ」

ヨシモ「喜んで、あんたの大義の為に剣を貸すヨ。この場所だが、脱出の役に立ちそうな事を2つ発見したネ。この奥の部屋に4つのポータルがあるネ。そのポータルからギャーギャーわめく小さな怪物が出てきて、俺を殺そうとするヨ。ちっぽけな獣がぞろぞろポータルから出て来るヨ。あのポータルを壊してしまえば、既にポータルから出て来ている獣を倒すだけで済むネ。その部屋の少し奥に行くと、通路があって柱の台座に四、五本のワンドが据え付けられているヨ。そのワンドは前を通る者を誰彼構わず撃ち殺そうとするネ。それぞれのワンドは鍵で柱の台座に取り付けられているから、鍵さえあれば外す事が出来るヨ。俺にも鍵のありかまでは分からないネ。出発進行ネ!」

情報が凄く不自然だな・・・
誰彼構わず攻撃してくるワンドに鍵が掛けられていることをどうやって調べたのか。もし簡単にワンドのそばまで行けるなら、ワンドは通行の障害になりえないはずです。遠目にも分かるぐらいこれ見よがしな鍵穴でもあったのでしょうか。あるいは、ワンドに後ろから近づくことは容易だけど、ワンドの前を通らないと先には進めないなどの特殊な状況なの?でもそれなら、ポータルと同じようにワンドだって後ろから近づいて破壊してしまえばいいだけな気もします。
ヨシモさんはその人を食ったような語尾のせいで、話が胡散臭く見えてダメです。

バウンティ・ハンターのヨシモ:Baldur's Gate 2#13_挿絵5
そして・・・ヨシモさん、ウォリアーじゃないじゃん!
バウンティ・ハンターはローグ系列のキットです。

あらゆる部分が胡散臭い人を仲間に加えたところで、今日はここまで。

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バウンティ・ハンターのヨシモ:Baldur’s Gate 2#13」への2件のフィードバック

  1. ウゾームの書

    マヨネーズの中身を口に集めるなら、みかんのネット等(細長い袋状のものならなんでも良さそう)に入れて振り回すといいらしいですよ。
    だいぶ昔に伊東家の食卓で見た覚えがあります。

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