無敵だけど意味のない魔法のバリア:Baldur’s Gate 2#8

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前回からの続きです!

皆さんこんにちは。
今日からBaldur’s Gateの歴史を少しずつご紹介していこうと思う伊達あずさです。

では最初はアムンの歴史についてご紹介したいと思います。

アムンの歴史

アムンは資源の豊富さという恵みにあやかってきた。その地が大陸中でも一番肥沃であると評する者すらいる。たとえアムンが征服されようとも、新たな支配者が略奪よりも地の利に与ることを選び、寛大な統治をするため、この地は幾世代もに渡って栄えてきた。

人々が記憶している限り、アムンはずっと交易と商売の一大中心地であった。家伝などでは800年以上前からそうであったとされている。残念ながら、書き残された記録等は僅かであり、その大半は不完全なものである。アムンでは日毎の出来事を記録する暇があったら金庫を満たす方に力を注ぐ風潮があったようである。

アムンの人々は常に、過去よりも現在や未来に興味が向いていたようで、それ故に正確な歴史を調べることは難しい。最も資料価値が高いであろう老舗貿易商の商売記録などは固く秘密にされている。歴史を明らかにするよりも商売のこつを大事にする風潮のため、一般市民はアムンの歴史についてほとんど知らないのである。

100年前のアムンは、現在のカリムシャンの様相に似ていたようである。個々の大都市は互いに自立しており、国を守る必要がある時のみ力を合わせ、それ以外の時は領地や儲かる貿易路の奪い合いをするという状況であったようだ。24年前、貿易戦争が例を見ないほど過熱し、各都市は他の都市からの輸入品に法外な関税を課し始めた。対立は深まる一方で、都市の守備隊が他都市の商隊を襲うようにすらなった。数カ月のうちに交易は麻痺し、いくつかの都市は篭城状態にあった。戦乱がこの地方全域に広がらんとしていた。

ここで、セイズ・セレムチャントという若い商人が登場した。セイズは賢く、人望にも長け、その人脈は申し分無かった(セレムチャント一族はアスカトラでも有数の老舗商家であった)。彼は秘密裏に、アムン各地の5大商家の代表と連絡をとり、計画を練り始めた。

計画の第一歩は、外敵に関する噂話を巧妙に広めることであった。あるいはネランサールからの海賊の侵略についてであり、あるいはクラウドピークス山脈のすぐ向こう側に集結中のオークの大群の噂であった。セイズは、テシールの森のエルフ達が、分裂したアムンの蹂躙を狙っているという噂さえも流した。これらは全て出任せであったが、人々の意識を内乱から同盟へと転じさせる結果となった。

セイズは、自分が集めた評議会がアムンを統治するには、大衆の幅広い支持が不可欠と考えた。都市同士、商家同士の軋轢がいまだ収まっていなかったため、彼を含む6人の代表は家名を捨て、二度と使わないことに決めた。

こうして結成された「カウンシル・オブ・シックス」(六人評議会)の名が各地に広まると、多くの人々が彼等の統治を受け入れた。一都市一商家の利害を超えた、大多数の利を追及するというこの変化は、人々に歓迎された。カウンシルは自費を惜しまず投入して軍を作り上げ、抵抗する少数の勢力を排除し、それ以後過去22年もの間に渡り、アムンの地の完全支配を成し遂げているのである。

・・・長い!!たった1冊読んだだけでこの有様ですよ。
ちなみにアムンっていうのは前作でナシュケルより南側を支配していた国ですね。そして、サレヴォクがバルダーズ・ゲートの戦争相手にしようとしていた国でもあります。

無敵だけど意味のない魔法のバリア:Baldur's Gate 2#8_挿絵1
では今回分の歴史のお勉強が終わったところで再開しましょうか。
大量の歴史書が置かれていた図書室の西と東に道がありました。この敵のアジト・・・なかなかに広いのです。
とりあえず、東側の道から見て行きましょう。

無敵だけど意味のない魔法のバリア:Baldur's Gate 2#8_挿絵2
鍵開けでも呪文でも開けない扉ですね。
あ、ここってアータッカが居た自然洞窟風の場所の北にあった開かない扉と同じ部屋に繋がっていますね。
ひょっとすると、目が見えないゴーレムが開けてくれる扉ってこの部屋の扉なのかな?

無敵だけど意味のない魔法のバリア:Baldur's Gate 2#8_挿絵3
ではもう一方の道へ。
この道は・・・何かごちゃごちゃとした部屋に繋がっていますね。部屋にはドワーフっぽい見た目の人達がいます。うち1人はネームドのようです。

イリッチ「ものども、気をつけろ!お客が来たぜ!ほう、囚人か!逃げ道を間違えるにもほどがあるな、まったく!イリッチ隊がしとめてみせる!」

あずさ「ここがどこだかわかっていればね。あなた達デュエルガーと戦うのはごめんよ」

デュエルガーというのはドワーフの子種族みたいなもので、他にもゴールドとかシールドなどといった子種族があるらしいです。

イリッチ「ここがお前の死に場所になると言えば充分だ。マスターが戻るまでにお前は死んで、わしらは褒美をもらうのだ。覚悟しろ!容赦はしないぞ!」

問答無用みたい。

無敵だけど意味のない魔法のバリア:Baldur's Gate 2#8_挿絵4
デュエルガー達は思っていたよりもかなり強かった・・・イモエンさんまで前線に出すんじゃなかったよ。

イモエン「私達を攻撃したあのドワーフ・・・キャンドルキープにいた頃、授業であいつらの事を読んだわ。あなたはさぼっていたけど。あれがデュエルガーだと思う。悪の手先だから、あいつらが私達を捕まえた者のために働いていたとしても驚かないわ」

私とイモエンさんの記憶に齟齬がある気がします。
私の記憶ではキャンドルキープにいた頃のイモエンさんって、モンクのポケットからお金をスってまわるなど、私などよりずっと授業をさぼってそうなタイプだったはずなのですけどね。変だなぁ・・・

あずさ「ここはちょっとした設備じゃない?必要なものは全て揃えているようね。鍛冶屋までいるなんて」

イモエン「ナイフの為よ、多分。ナイフ・・・あいつは沢山持っているわ・・・おかげで私、いくつか傷が残ることになるわ。あなたもそのようね。これ以上、思い出したくもないよ。あずさ、この男があなたのどんな力を利用しようと思っているかなんて、私にはどうでもいいの。彼は骨の髄まで腐っているのだから。振り返っちゃだめよ」

もしかすると、イモエンさんはここのマスターに酷い目に遭わされたことで、心に深い傷を負ってしまったのかもしれませんね。
そうでもなければ、このイモエンさんの変わりようは説明がつきません。

無敵だけど意味のない魔法のバリア:Baldur's Gate 2#8_挿絵5
でもって、このデュエルガー達・・・強かった割にはろくなものを持っていませんね。
変わった物と言えば、ネームドデュエルガーのイリッチが所持していたドングリぐらいなものです。ドライアドの魔法のドングリらしいですよ?

無敵だけど意味のない魔法のバリア:Baldur's Gate 2#8_挿絵6
デュエルガー達のたまり場近くにあるこの扉もまた特殊な扉のようですね。扉を開くには小型の人形か彫像が必要らしいです。

無敵だけど意味のない魔法のバリア:Baldur's Gate 2#8_挿絵7
更に奥へと進むと、キャンビオンなる悪魔と巨大な機械が置かれた部屋にたどり着きます。
この悪魔は攻撃こそしてきませんが、その代わりにこちらの攻撃もまるで歯が立ちません。まるでオリリュークズ・リジレント・スフィアに守られているかのようです。

まぁ、攻撃してこないのであれば気にする必要もないかもしれません。
キャンビオンのことは無視して、部屋の中央にあるこの巨大な機械を調べてみましょうか。

機械に近付き、そこにあったレバーを引いてみると、突如キャンビオンが興奮し始めました。
どうやら、この機械を更に操作すれば、キャンビオンを包んでいる魔法のバリアを解除することができそうです。何故そう思ったのかはわからないけど、とにかくそんな気がしたのです。
無敵だけど意味のない魔法のバリア:Baldur's Gate 2#8_挿絵8
バリア解除後、襲い掛かってきたキャンビオンは確かに固かったけれど、デュエルガーの群れと戦うよりは遥かに楽でした。
戦利品はバスタードソード+1ですか・・・扱える人が居ませんね。
でもまぁ、経験値が6000も貰えたので良しとしましょう。

しかし、幾ら無敵のバリアに守られていても、中から攻撃できず、更に解除装置の直ぐ近くに居なくてはならないんじゃ何の意味もありませんね。

これで図書室の奥は全部調べられたかな。
後は起動石をゴーレムに渡すなり、エネルギーセルを中身のある生命維持装置に入れるなりするだけですが・・・続きは次回です。

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