中途はんぱが最もいけない、の話(みつを。)

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こんにちは!栁澤蘭丸です。

私の家のトイレには、相田みつを美術館で買ってきた日めくりカレンダーが設置してあります。31ページあって、1日毎に1枚めくり、31枚目まできたら最初に戻るやつ。月によっては31枚目を見ることなく1枚目に戻るわけです。なので毎月毎月1回ずつ同じ文言の詩(?)を眺めるわけなんですが、本日のは

「中途はんぱが最もいけない」

でした。私ごときが相田みつをさんに楯突いていいとは思えませんが、これは…真理だろうか…?いや、相田みつをさんは真理なんか探求していないだろうけども!
とりあえず考えてみました。本当に、中途半端より悪い状態はないのかを。毎月毎月、目に見えるもんだから結構気になっていたんだよなー!

物事には「全く手をつけていない状態」「中途半端に手をつけた状態」「やりきった状態」というものがあると思うのです。物事によっては言葉のチョイスがおかしい場合もあるかと思いますが(決意すること、とか)、進捗は0〜中途半端〜100しかない…か?過ぎたるは及ばざるがごとしで、100以降もあるかな…?😰
まぁしかし、ここは0(手付かず)〜100(完遂)ってことにしよう…。

まず0が最も良くない事例について考えてみようと思います。これは簡単に思いついた!夏休みの宿題です。
8月の後半…宿題のリストにすら目を通していない状態。今からやっても間に合わず提出できない。もう諦めて、手をつけることをやめちゃおう!!みたいな場合が凡人の私には思い浮かびましたとも。

そして、100が最も良くない事例については…、これも割と簡単に思いつきますね。犯罪行為、悪いことです。
未成年を誘拐してしまった。顔を見られたから、生きて返すと自分が捕まるかも。だから殺しちゃう、っていう感じになると、100までやりきっちゃった感でしょうか。

と、このように、0と100が悪い事例についてはすぐ思い浮かんだんですが、肝心の「中途半端が最もいけない」という例がなんと私に思い浮かばないです!!!
なんとか絞り出して、「じゃあ蛇の生殺し的なことにするのがよくないということか…?」とも思ったのですが。「マラソン大会、一緒に最後まで走ろうね!」と気を持たせておいて、「やっぱり自分のペースで走るよ」と友人をおいて行く、中途半端に友人に合わせるくらいだったらそもそも「一緒に走ろう」と持ちかけず最初から全力で走る、もしくは最後まで友人のペースに付き合う…みたいな。
でもこんな変なこと(?)を相田みつをさんが言いたかったとは思えない。きっと私の解釈がおかしいのだ。

まず宿題の例(0が良くない例)を考え直してみよう。
宿題のことに思いを馳せた時点で既に8月後半。やり切る算段ができていないなら、どうあがいても提出は不可能なわけです。それなのに、残りの夏休みを宿題のせいで苦しみながら過ごす意味は果たしてあるのか…!?残りの夏休み、楽しく遊び倒しても、宿題で苦しみ倒しても、始業式までに宿題を提出することはできなかった、という結果は変わらないのに中途半端に手をつけるのが果たして是といえるか?

そして悪事の例(100が良くない例)も同様ですね…。
すでに未成年者略取っていう犯罪は犯してしまっているのに、ちょっとばかし罪の種類が減ったからって何だっつー話(←???)。逃げ切るように動かず自分を諦めることを是とできるか?

いやちょっと何言ってるか分からないです自分でも。どう考えても、中途半端でも手をつけたほうが良いことが多いし、中途半端でやめといたほうがいいことだって多いよお!!😭

凡夫代表の私ではサッパリだったので、伊達さんにも「中途半端が最もいけない」ってどういう意味か聞いてみました。
伊達曰く。「0(何もしていない)であれば、失っているものもないので良し。100であれば、何かしら得られるものがあるのでよし。でも、中途半端は時間や労力を多少なりとも失っているのに、終わってないから何も得られていないので最も悪いのではないか」とのこと。

なるほどー。ちょっとだけはやったぞ、何もやってないわけじゃない(実際は終わっていないので何もやってないようなもん)、という逃げ道も作ることができるのかもしれない…。
でも、それでも「最もいけない」のだろうか?とは思ってしまうのです…。これはあれだろうか。みつをさんだって、適当なこと(失礼な)をそれっぽく書くことがある的な…?「中途半端が最もいけないこともある」的な?

相田みつをのせっかくの書がすんなり心に響いてこないダメな蘭丸でした。相田みつをってそういうふうに小難しく考えるものじゃないよなー、どんしんく・ふぃーーーる(←ブルースリー)の世界ですよね〜😅

ではではでは😞

中途はんぱが最もいけない、の話(みつを。)_挿絵1
吐き気をもよおす邪悪

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