結婚指輪を左手の薬指にする理由

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こんにちは!蘭丸です。

こんなタイトルなんだけど、女子が大好きな、この指に指輪をするとこういう意味があります~的な話では全然ありません…。

最初に「結婚指輪」ってものは、欧米文化のような雰囲気がするけど実はそういうわけじゃない話から!人類って、全く文化的に交流とかしてなくてもどうしてもカブっちゃうものがあるみたいなのですよね。例えば、死んだ後の世界は大体地下にあったり、死んだ後の世界に行く前には川を渡ったり。「この世界は、〇〇さんが作った!」とか「もう何度も作り直されてるよぉ…」とか。口裏を合わせたわけじゃないのに、同じような話が残ってたりすることがありますよね。「指輪」もそのひとつ…。

人間は「輪っか」が好きなようです。「輪っか」…。輪っかは円なので、行きつく先がありませんね…。どこにも行きつかない。それは逆に言えばどこにでも行ける、無限!みたいなことを考えだしちゃう人がいたり。

というわけで、人類は「輪っか」に無限を感じるらしい。無限は未完成の反対。好きな女子の指に輪っかをはめることで、完全に愛を手に入れた気分になるため、結婚したら夫婦はお互いに指に「輪っか」をはめるという説もあります。指輪のような小さいものが簡単に作れなかった頃は、ブレスレッド、それよりもっと昔はベルトのようなものだったり、とにかく円にこだわる人類。

歴史上確認できる最古の結婚指輪は「エジプト」発だそうです。
エジプト人も「円」に「無限」「永遠」を重ねていたようで、「永遠に添い遂げるため」に結婚した二人はそれぞれ指輪をしたのだそうです。ヒエログリフに描かれている内容だそうなので…、紀元前3000年くらいから、最新のヒエログリフだったとしてもどう頑張っても4世紀頃(そのころまでしか読める人がいない。その後読めるようになったのは19世紀になってから…)キリスト教圏で「結婚指輪」が使われ出したのは、西暦900年頃からだそうなので、全く欧米文化ってわけじゃないですな。

ほいでもって、どうして「左手の薬指」に装着することにしたのか…、これにはちゃんとした合理的な理由があります。そうじゃないとかぶりませんよねぇ。

一応エジプトの場合だと、「左手の薬指は心臓に繋がっていて、愛を心臓に届けるため」などと理由をつけていますが…薬指は、日本語の名前のとおり「薬を塗るのに一番適した指」。つまりどういうことかというと、「あまり使わないので汚れてない(雑菌がついてない)指」だから、「薬を塗るのに適している指」ということで「薬指」という名前がついたわけです。さらには、利き手じゃない人が多い「左手」。ということで、左手薬指は最も使用しない指だから指輪を付けていても一番邪魔にならない指である、というわけなんです。
心臓に繋がっていて愛を届けてくれるとかそういうロマンチックな理由を付けるのもいいですが、とどのつまりは、愛が実生活の邪魔にならないようにっていう配慮なんですね(´・ω・`)

でもまぁピアノ(に限らず楽器はみんなそうかなぁ…)は左手であろうが右手であろうが、薬指であろうが小指であろうがガンガンに酷使してくるので、音楽家の間では親指が一番いい気がします…。
トルコ行進曲(モーツァルト)とか…子犬のワルツ(ショパン)とか、薬指ありきというか。いつもいつも「んがああああ!!!もう薬指が上がらなああい!!!」ってなってた気がするよ!

結婚指輪を左手の薬指にする理由_挿絵1
私はテニス部だったから走り込みは当たり前だったけど…吹奏楽部の子も走ってたよねー…
楽器の演奏はもはやスポーツ。ピアノは打楽器だから腕や指の力が要るし、管楽器なら肺活量がいるし…。テニスでは、薬指は鍛えられなかったなぁ。小指は鍛えられた気がしますが。

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