毒を食らわば、皿まで……皿をどうしましょう

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こんにちは!ことわざがマイブームの蘭丸です。
ことわざの成り立ちは「本当は怖い〇〇童話」も真っ青に怖い場合が多いんですよね!でも、ためになる言葉が多いから童話より面白いかも…。あ、別に今回は怖いわけじゃないんだけど…というわけで、

今日は「毒を食らわば皿まで」ということわざを紹介させていただこうと思います。

「毒を食らわば皿まで」…皿まで何するの?っていう感じですが…皿まで食べる?「毒を食らわば」の部分からすると、「皿も食べちゃえ」っていうのが文脈的にはしっくりきますが、ちょっと無茶ですね。元々は「毒を食らわば皿まで舐めろ」っていうことわざだったそうです。でも「舐めろ」っていうのはなんかこう…お行儀が悪い感じがするので省略されちゃったのかもしれません。皿を食べるのは行儀がいいのかと言われるとウーン…びっくり人間ですけど。

このことわざ、どんな意味でしょうか?今だと大体の人は「一回ミスをやらかしてしまったら、そのまま突っ走っちゃえ!」とか、「陥れられてもそのまま強行突破してしまえ」「何かに躓いてもそのまま頑張ってしまえ」いうような意味にとらえる人が多いかもしれません。私もそんな感じかと思っていましたが、実際の意味はちょっと違っていて、現代ではあまりお勧めできない意味でした…。

「毒」とは、「悪事・犯罪」のことで、「一度悪事を働いたのなら、そのまま悪の道を極めるべし」という意味だったんです!例えば友達がカンニングしたことを知った場合なら、「そのままカンニングの道を極めろ!」とお勧めすることになってしまうわけですね。これは、現代社会では容易には使う場面がない…。

とはいっても、昔の人も、一旦悪事に手を染めた人に対して、「そのまま悪の道に進んじゃいなよ!」と勧めるためにこの言葉を使っていたわけではないようです。
これは、悪事を一度働いてしまった人は、「皿まで舐める」ことが多いもんだよね…という、悪事に手を染めてしまった人の心の中を想像してみた言葉のようです。「あの人は、一度悪いことしちゃったから、もう『皿まで舐めちゃえ』という気持ちなんだろうな」というように捉えて、この言葉を作った(?)様子です。

悪事身に留まる」=「悪いことをすると、結局その結果は自分に返ってくる」とか、「悪事千里を走る」=「悪い評判は瞬く間に広まるぞ」とか「悪に強ければ善にも強い」=「悪人が改心すると、そこらの善人よりよほどいい人になる」というようなことわざもあるように、「悪事を極めちゃいなよ!」という意味でこの言葉を使うことはない。むしろ「毒を食らった」と思われる人間には、こっちのことわざを言ってあげるのが普通だったと思われますよ。なのでみなさんもカンニングしちゃった友達がいたりしたら、「皿まで食え!!」と勧めるのではなく、後述のほうのことわざでこれ以上悪の道に入ってくのを止めてあげてください( ;∀;)

毒を食らわば、皿まで……皿をどうしましょう_挿絵1

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