癒し生物「クラゲ」の、深く考えてはいけない生態

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こんにちは!蘭丸です。

クラゲ、最近人気です。夏はクラゲグッズが色々出てたし、冬も水族館などではクラゲコーナーでただただ漂うクラゲを見るカップルがたくさんだし、クラゲ飼育セットなども人気です。(クラゲはただただ漂う生き物なので、単なる水槽だとフィルターに詰まって死ぬ。専用の飼育セットが必要なのです!)

日本の海でもどこにでもいますよね。ミズクラゲは主にお盆を過ぎたら泳げなくなる要因ですし、越前で発見されたからってエチゼンクラゲなる名前が付いた越前に別に関係ない巨大クラゲまで色々います。身近な生物です。

クラゲは、ふよふよ漂う生き物なので捕食されやすく、ウミガメ、お魚、何にでもパクパクと食べられるので、食べられる側の話が多いかもしれないんですが今日はクラゲが「食べる」時の話をしたいと思います。

クラゲは、色んな種類がいますが、毒を持っている(いわゆる刺すやつ)が結構多いですよね。その毒は人間を海水浴場から追い払いたいから持っているわけではなく、ご飯を確保するために持っているのです。触手で獲物を弱らせてから、時間をかけて口の中に入れます。口はどこにあるかって、それは傘の内側にあります。
そして、体内に入った獲物は、消化吸収されます。が、クラゲもやはり、食べきれない部分ってのがあるのですよね。要らない部分は、外に出さないといけないわけです。だから、クラゲは、口から消化残しを吐き出します。これでお食事完了!

というかお食事以外も完了している!!ウンコしているじゃん!!

クラゲは、口からウンコするんです。わああお!蘭丸が好きそうな話題~、って伊達さんは思っていると思います。あさりもね、口と排泄する穴が隣り合わせって話は結構有名ですけどね。これは口の横でウンコしているようなもの…。ゴホン。
でもクラゲはもっとすごいわけですよ!口からウンコするのが日常なんです!

「え~、でもクラゲって、何も考えていなさそうだし。ウンコとかそんな概念ないんでしょ~」って思うところですが…。
確かにクラゲには脳みそがありません。脳がない、何も考えずにただただ漂うというところが癒しポイントだという人もいるくらいです。クラゲに脳がないのは、大事なこと(?)。
だけど実は味覚だけはあるんですよ…味覚がないとご飯かどうか分からないしね、味覚大事です。ハエは足に味覚があるといいますが、クラゲは悲しいことに、触手ではなくて口に味覚があるんですね…。つまりウンコの味も感じているということなんです…。味覚は触手でもよかったのにねぇ…。

クラゲがご飯を食べているところをもし見かけても、「ウンコ」とか思わないであげてくださいね!(?)

蘭丸でした、ではでは!

癒し生物「クラゲ」の、深く考えてはいけない生態_挿絵1

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