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皆さんこんにちは。
ふとした拍子に大掛かりなデータ整理を始める羽目になってしまった伊達あずさです。
皆さんはCD-RやDVD-Rって使ったことありますか?
今のハードディスクってテラオーダーの容量があるので、普通に使ってると半永久的に無くならないかもしれませんが、昔は今ほど容量が多くなかったので、ハードディスクが一杯になってくると、どーしてもお世話にならなければならなかったのですよね。
そんなデータのバックアップに利用していたCD-RとDVD-Rなんですが・・・
私が思っていたより、ずっとデータの保持期間って短いみたいなんです。
何となくハードディスクに比べて、CD-RやDVD-Rって長持ちしそうなイメージがあるじゃないですか。
でも、実際の寿命ってハードディスクとそこまで変わらない(5~10年)みたいなのです。
まあ、幾ら場所を取らないからといって、5年もほっておくようなデータは捨ててしまったほうがいいのかもしれませんけど、思い出の品とかをそっとしまっておくのには向かなそうですね。
事実、ふとした拍子に古のCD-R達に目が止まった私が、過去を懐かしもうとパソコンに入れ中身を見ようとした所、かなりの量のCD-Rが読めなくなっていました。
むか~しに買った日本製のCD-Rは20年近くたった今でもほぼ再生できたのですが、比較的最近の台湾製CD-Rに関しては5年も経っていないはずなのに軒並み読めなくなっちゃってました。
謎の画像やら、チャットのログやら、昔書いた履歴書やらと懐かしのデータ達が詰まっていたはずなんですけどね。
しかし、私が昔どこかでみた光ディスク(CDとかDVD)のデータ保持期間には100年って書いてあったようなきがするんですよね。
それが何故10年と保たずに消えてしまったのでしょうか・・・
単に私がけちって安いCD-Rを購入してしまったからなのでしょうか!
それは・・・どうやらCD-R/DVD-R特有の問題だったようです。
光ディスクって言われるとCD・DVD全般が一緒くたになってしまいますが、「自分でお家のパソコンを使ってデータを詰めるCD-R/DVD-R」と「データが詰まった状態で市販されているCD/DVD」では全然データの保持期間が違うみたいなのです。
市販されているCDはデータを保持している「ピット」と呼ばれる光が反射しない穴を物理的にばちこーん!と開けているのに対し、CD-Rの方は強いレーザーを使って焦げ付かせることで「ピット」を作っています。
とは言え、お家で使うレーザーにそんなとんでもない出力を求められるわけありません。
すると、どうしてもCD-Rは弱めの出力でも「ピット」が出来やすいようにしなければいけなくなってきてしまいますよね。
でも、そうやって「ピット」が簡単に出来やすい状態にしてしまうと、自然環境(太陽光とか蛍光灯の光ですら)でも徐々に予定外の「ピット」が出来て行っちゃう可能性が出てきちゃうわけです。
この想定外の「ピット」が保持期間を短くしてしまっているようなのですよね。
まあ要するに・・・CD-R/DVD-RとCD/DVDって作り方や構造が全然違うってことなのです!
見た目が全く一緒なのに全然違うだなんて・・・
実際、CD-Rのデータが消えていたことに不安を感じた私が、もしや!と思って市販のCDの中身をチェックした所、20年ぐらい昔のものも全然問題なく読めました。
う~ん・・・CD-R/DVD-Rって案外頼りないですね。
ここでふとした疑問が・・・
じゃあ、CD-RW/DVD-RWはどうなの!?
CD-RW/DVD-RWは高い熱を加えることで「ピット」の部分をもとに戻すことができるようです。
これまた見た目には一緒でも全然違う構造をしたもののようです。
寿命もさほどCD-R/DVD-Rと変わらないみたいです。
やっぱり、熱で元に戻る性質が仇となって時間経過で室温に近い環境でもデータが消える方向に変わっていっちゃうってことでしょうか。
しかし・・・
CD-RW/DVD-RWって1000回ぐらいは書き換え可能なんですよね。
とはいえ、あまり繰り返すとデータが劣化するらしいので、余裕をもって300回までしか使わないとしても、余裕をもって3年毎にパソコンでデータを書き直せば、1枚のCD-RW/DVD-RWで「短めの保持期間(3年) × 300回 = 900年」も持つじゃないですか!
そう考えると、CD-RW/DVD-RWにバックアップして、3年おきに書きなおす(パソコンで中のデータを読み込んで、もう一回書き込み直す)というのがバックアップには最適な気がしてきました。
そもそも、3年おきの書き直し作業を怠るようなデータであれば、バックアップを取っておく必要もないでしょうから、自然に消えたほうが秘密保持の面からも逆に良さそう・・・
これを読んでくださった皆さんも、これを機に古いCD-R/DVD-Rの中のデータをチェックした方がいいですよ~
もしかしたら、大切な思い出が詰まったデータが消えてしまっているかも・・・
もし未だ消えていなかったら、ちゃんとバックアップとってくださいね!
P.S.
光ディスクに比べ、カセットテープの方が記憶容量も桁違いに多い上、データも50年ぐらい平気で保つみたいです。
一見するとレトロなイメージのカセットテープですが、侮る無かれですね!
どういうわけか、小学生の頃からマイパソコンを持っていたのですよね私・・・
Studio POPPOのプログラム兼システム担当です。
ウォーキング・デッド大好き!ダリルかっこいいよっ!主食はキノコです。
最近、オークション手に入れた音楽のcdがプレイヤーで(ブルーレイプレイヤー)読み込みも出来なくて、一番古いレコーダー(dvdレコーダー)でようやく読み込み、再生が出来ました。値段の差がそういう所へあるというのも初めて知りましたし、そんなに寿命が無いと言う事も知りませんでした。今度コレクターズエディションを購入しなければならない時は多少値段が高くてもR版ではなくプレス版かどうか確認してから購入しようと勉強になりました。有難うございます。
何はともあれお役に立てたのであれば幸いです。
CD-R/DVD-Rの保存期間って意外にあてにならないので、大事なデータは数年毎に焼き直すなどの手間が必要になりそうです。
>光ディスクに比べ、カセットテープの方が記憶容量も桁違いに多い
そのりくつはおかしい
富士フィルムさんやIBMさんが、カセット1本で220TBも記憶できる磁気テープを開発したみたいですし(これは記事を書いた当時の容量で、今はもっと記憶容量の高い磁気テープの開発に成功したみたいですね)、磁気テープは巻いて保存できるので、記憶容量に対する物理的な面積効率は圧倒的だと思うのですが。
もちろん、読み書きの速度については比べるべくもありませんけどね・・・
っていうか、そもそも磁気テープって、大容量の記憶媒体というイメージがありますけど、そんなにおかしいですか?
ここでいうカセットについて、音楽用カセットテープを想像されているかもしれませんが、カセットテープでは無くてLTOテープではないかと思います。LTOの88倍とのことですからすさまじいですが、個人で買うのは現実的ではないかなぁ。LTOドライブでも数十から数百万なので・・・。
私宛の返事となっていますが、ああああさん宛だったのかな?
折角なので便乗すると、新品のLTOドライブはDVDドライブなどと比べると需要の少なさも相まって、新井さんのおっしゃる通り非常にお高いですが、古いタイプの物であれば、中古で結構お安く(数千円から数万円)買えるみたいですね。LTO1ですら100GBぐらい(片面1層DVDの約20倍)までのテープがありますし、大容量・長期バックアップを必要とする方は一考の価値があるかもしれません。
少なくてもCD-RやDVD-Rのように簡単に中のデータが消えたりはしないはずっ