有権者が政治家を選ぶ際に優先すべきは能力?それとも人格?

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皆さんこんにちは。
選挙で誰に投票したら良いのか判断するのが難しいな~と日頃から思っている伊達あずさです。

古来より、ニュースでは政治家の不祥事に関する報道が多くなされています。
最近も政治家のスキャンダラスな報道が連日連夜に渡ってなされてますね。

こういった報道を見ていると、昔、職場の人に尋ねられたとある質問を思い出すのです。
その質問というのは「能力が高いけど性格が悪い人と、能力は低いけど性格が良い人だったらどっちと一緒に働きたいか」というものでした。
ちなみに私の回答は「能力が高いけど性格が悪い人」で、即答だったのですが、残念ながら私の答えは質問者の意図に反するものだったようで、その後、回答に対する不満を散々漏らされることになってしまいました・・・

でも、私が能力の高さを優先したのにはちゃんと理由があるんですよ?
企業というのは基本的に会社の利益を追求するものです。もちろん、利益のために法を犯すなんていうのは問題外ですが、どんなに社員に優しい会社であっても、利益を全く生み出せないのではやがて倒産してしまいます。
当然会社が倒産してしまうのは社員にとってもっとも困ることですからね。すべては利益追求の後にある話だと思う訳です。

よって、会社が社員に求めるのは会社に利益をもたらしてくれることになるわけです。
会社の利益というのは、単純に言えばお金なわけですから、ある意味とても分かりやすいですよね。
もちろん、会社の売り上げに直接関係しない部署などもあるので、絶対的な金額差で社員全員の貢献度を測ることはできないかもしれませんが、仕事別に切り分けるなどすることで、相対的に会社への貢献度を金額で表すことはできるでしょう。

貢献度の基準が明確であれば、社員の能力が会社の利益のために使われているかどうかを監視するのは比較的容易です。
極端な例ですが、隠れて100万円横領されたとしても、その人が1億円を会社のために稼いでいるならば会社にとってその人はある意味有益なのです。(もちろん不正はだめですよ?)
要するに私は人格に多少問題があろうとも、能力の高さが会社の利益追求に向けられているのかどうか監視しやすいので、能力の高さを優先したというわけです。

ですが、政治家の場合にもこれが同じように当てはまるのかと問われると・・・それは非常に疑問です。
政治家は国益・・・つまり、国民の利益を追求することが目的です。しかし、企業の時のようにお金を稼ぐことが必ずしも国益になっているともいえないのですよね。
企業の社員がお金を稼ぐことを仕事とするならば、政治家の仕事はお金を上手に使うこと、つまり、国民から集めた税金をどう使ったら国民のためになるかを考えるのがお仕事なわけです。なので、お金といった絶対的な基準で政治家の貢献度を測ることは難しいわけです。
そもそも、国益が何かということ自体、一般人である有権者には非常に判断が難しいのですよね。
もちろん企業であっても、短期的には利益が出ているが、実は長期的に考えた場合には損をしているかもしれないなんて言う難しい判断がありますが、国益って短期的に考えた場合ですら、何が本当に国益なのかって判断しにくくありませんか?
(そもそも、国益の考え方には各人の思想が強く反映されがちですから、善し悪しも曖昧ですしね)

そう考えた場合、政治家の能力が本当に国益追求に向けられているのか監視するのが難しくなると思うわけです。
少なくても、同じ会社の人の働きぶりを見る程には、自分の選挙区の政治家の働きぶりは監視できませんよね。
となった場合、人格に難がある人の能力の高さというのはリスクになってくるわけです。能力の高い人の不正や背任行為というのは暴くのも大変ですからね・・・

よって、政治家の場合は大きく故意のマイナスを産む可能性がある「能力が高いが人格(性格)に問題がある人」より、故意のマイナスは少ないが、プラスも少ない可能性が高い「能力は低いが人格者(性格が良い)」方に投票したほうがましと私は判断したわけです。

いえ・・・そりゃ、国の代表者なんですから能力が高い人格者が良いに決まってるんですけどね・・・
実際の投票どころか、政治家の選出基準(理想)すら消去法になっている悲しい私なのでした。

有権者が政治家を選ぶ際に優先すべきは能力?それとも人格?_挿絵1

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