投稿日:2016年6月23日
こんにちは!栁澤です。
リクナビNEXTさんのニュースで「上司にしたい戦国武将ランキング」を発見いたしました!
それによると…
第1位…織田信長
第2位…徳川家康
第3位…上杉謙信
第4位…豊臣秀吉
第5位…武田信玄
これは「ビジネスパーソン」目線だそうです。
しかし元記事を読む限り、経済に貢献した部分をみなさん評価しているようで、「上司にしたい」ランキングなのか?という気が少し…
というわけで本当にこの方々を上司にしたらどんな感じになるか、考えてみたいと思います!
まず第1位の織田信長さんですがこの方は「無駄を容赦なく切り捨てそう」「役職や勤続年数にとらわれない実力主義で評価してくれそう」「先進的な改革をどんどんやってくれそう」という意見で堂々の1位。
苛烈でおっそろしい武将として知られていますが、実は身内には甘々の甘々だった信長さんは正直言って「実力主義」ではあんまりないんですよね!
言うことを聞かない戦国DQN四天王がひとり鬼武蔵こと森長可さん(森蘭丸の兄)は気に入ってると言う理由で、関所破りなどの狼藉を放置するし、謀反を起こされても身内はとりあえず許す心の持ち主。ですが、もし身内じゃなかったらキンカン頭呼ばわりの揚げ句に足蹴っていう恐れも。
例えるなら一族経営の大きな会社のトップって感じでしょうか?
確かに先見の明があり、楽市楽座などで経済を活発化させるなど功績も大きいですが、信長の元で出世できるかどうかは…その人次第ってことになりそうだから、そういう自信のある人に士官をおススメします!とりあえずお気に入りになることからスタートかも。
第2位の徳川家康さん。真の天下人ですね。この方は、「最終結果が全て」「部下を大事にした」「リーダーシップがある」という評価です。
最終結果が全てなのは確かに。しかし、正直、結構運要素が高かったのも事実ですので余程の相馬眼(?)が無いと、この人を上司にとは選べないかも…。今川義元が大失敗しなければ、彼は駿府の小大名に過ぎなかった可能性が高いと言われているので…それも予見できる人ならば仕官できたと思います。結果から上司を選ぶのはちょとずるいかな?w
部下を大事にした、とありますがこれは確かに大切にしていました。というのも…この有名な言葉で「家康に過ぎたるものが二つあり。唐の頭に本多平八」というのがありますが、本多平八とは、本多平八郎忠勝さんという、戦国最強武将と呼ばれる人のことです。トンボが切っ先に留まっただけで切れちゃったというすごい槍「蜻蛉切」を使い、戦場で生涯1度も傷を負わなかったという逸話の持ち主。(唐の頭っていうのは当時高級品だった材料を使った兜が徳川軍で流行ったため。)また、幕府を開いてからは「南光坊天海」っていう化け物じみた参謀を得ます。なので、部下様様で、部下を大事にせざるを得なかったという感じかも。
ただこういう人が集まるようなカリスマ性(ほっとけない感?)があったことは間違いなさそうです。信玄に追い詰められてお漏らしちゃうような、そんな家康を支えてあげられる優秀な方に士官をおススメします!
第3位は越後の龍こと上杉謙信さん。この方は「義を重んじるところが素晴らしい」「利益にとらわれずに世の中を良くしようとした」など、「利益度外視」だから好きと言っている人が多かったです。
確かにこの上杉謙信は、大義のない戦はしなかったことで有名!侵略戦争はせず、民を守るために戦をしていたのです。冬になるとやることが無いので(雪で)、公共事業の一環かのように山を越えて北条に攻め込んでたんですけどまぁその辺はおいといて。海が無いので塩不足で苦しむ武田信玄に塩を送ってあげたことも有名です。この辺りが、「お客様のために利益を無視してでも頑張る人」っぽさを感じられたみたいですがそれって会社にとっていいことなのでしょうか(;’∀’)確かに顧客には喜ばれそうで、責任がないぺーぺー社員のうちは憧れたくなりますが、利益を「無視」はきついかも!
あと謙信は家臣が色々と言ってくるのが面倒くさくなって一度逃亡して出家してしまったことがあります…(家臣の説得で帰ってきた。)また、後継者候補を複数用意していたのにどちらかに決めなかったので内乱になっちゃいますし……実は意外といい加減な部分があったりもしました。「義」と「戦」以外のことはあんまり興味ない謙信さん。それをお茶目と思える人には士官をおススメ!あ、あと飲みに付き合ってあげると喜ぶのかもしれません!
第4位は出世街道爆進した豊臣秀吉さんです。「上司にとっては頼れる部下であり、部下にとっては頼れる上司」「人タラシで、やる気を出させるのが上手い」「豊臣の世が盤石になった後も様々な改革を行った。経営も危機意識を持ってやってくれそう」などの理由で選ばれたそうです。
えーー、蘭丸は個人的に秀吉が嫌いなんです…というのは、柴田勝家のかたきだから…というのもあるんですが、一代で成り上がったためか権力の使い方が全然分かってなくて晩節を汚しまくったからなんですよね…(´・ω・`)確かに信長の部下時代の活躍は目覚ましいのですが、豊臣の世が盤石になった後に行われた改革のほとんどは石田三成プロデュースだったり。最後には、淀殿から生まれた嫡男の秀頼を溺愛するあまり、秀頼が生まれる前に後継者に決めておいた甥を謀殺したりなど、めちゃくちゃの限りを尽くしています。危機意識を持った経営とは程遠いのが実際の(晩年の)秀吉さんだと思います…( ;∀;)
なので、この人のバイタリティはむしろ部下として発揮してもらったほうがいいかも。上司にすると多分、彼が老害になったころ、大分苦労します!石田三成以上に豊臣家のために尽くせる方なら、秀頼を守れるかも?
第5位は甲斐の虎、武田信玄公!私も上司にするならこのお方ですね!理由は「人は城、人は石垣の言葉から、経営危機でも部下を見捨てないと思う」「優しさと厳しさを使い分けられる人物」「誰もが成果を分かっていながら実行に移せなかった難しい大工事を成功させるなど先見の明がある」などなど。
信玄公は、家督を現役の父(←超暴れん坊)から奪っているのですが、これは家臣が「もうお父さんについていけないから家督を奪って!」と頼んできたから。信玄は、人間を粗末に扱うとたとえ主君であろうと裏切られるということが身に染みてたんですね。だから、「人は城、人は石垣」というような言葉を残しています。父から得た教訓というわけですね。なので、戦が終わった後はものすごく部下をねぎらうなど気を遣っていました。信玄が領地のそこら中に温泉を掘ったのも、部下に湯治をさせたかったからと言われています。が、同盟などは自分の都合でスパスパ切ったり、情勢が変わったら途端にもう一回結ぼうとしたりと、義理人情などとは程遠い合理主義の塊って感じがするので、この人はむしろ経営危機には涼しい顔をして部下を切れる(それが最善なら)と私は思います(;’∀’)ただ、部下に罰や褒美を与える場合も基準が明確だったので、信玄にとって切りたくない部下になることも、頑張りさえ足りれば可能かなぁと思います。(信長さんみたいに、身内だからとかお気に入りだからとかいう判断は無いはず…)ので、堅実に頑張れる人に士官をおススメします!
というわけで第1位から5位まで見てみましたが、当たり前だけど良いところばかりではないですね>< 今も昔も、誰に仕えようと部下っていうのは大変なものなんですよねきっと。
ちなみに6位は何故かフリーダムニートの真田幸村氏。第7位は上杉さんちの屋台骨直江さん(むしろ部下になって欲しい)。第8位はずんだ大好き伊達政宗さんです。←戦国DQN四天王のひとりですけど大丈夫?
結婚したい戦国武将ランキングも確かあったと思うのでいつかそれも記事にしてみたいなと思う私でした!
ではではでは~ではでは~。
あっ。諸説ありの上、個人の感想です(*’▽’)てへっ
Studio POPPOの変な記事担当です。武田信玄の軍配が欲しくて100円貯金しています。ゾンビが来たら軍配で殴るつもりです。(よくないゲームの影響を受けている)