単調なモノに触れているとリラックスしてしまう:応用心理学

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こんにちは!栁澤です。

電車に乗っていると眠くなりますよねー。それに、高速道路走っていると目に入ってくる規則正しいライン。

寝ちゃいけないって時に限ってなんか眠くなる。そんなことないでしょうか。

実は…人間は、規則正しい揺れだとか、規則正しい音だとかを聞いているとリラックスしてしまうという体質なんです!!規則正しい…言い換えれば単調。授業で寝てしまうのも会議中に眠くなってしまうのも説教中に眠くなってしまうのも、実は相手が淡々と、それはもう淡々と語りかけてくるからかも。

これを逆手にとると、夜どうしても寝れない人は電車に乗ると寝れるかも?ってことになります。環状線に乗ってずーっと座って寝てるのもアリ…なのかもしれません。

そして、「リラックスする」ということは、「ピリピリしない」「怒りが収まる」という作用もありますよね。これは使えそうではありませんか?
いつも怒っている人にメトロノームをプレゼントしてみるとか…いやこれはさすがに意味不明過ぎて逆に怒られるかもしれませんけど、「単調な動きをするもの」を贈るのは実際効果はありそうなのです!

赤ちゃんを「ゆりかご」に寝かせるのも、この「単調な動きしてると眠くなるぅ」効果を利用したものなので、メトロノームは無理でも、例えばハンモックとか、ロックングチェアなど単調に揺れるものは、相手の怒りとか闘争心とかバリバリしたものを削ぐのに役立つのです。赤ちゃんの「抱っこされていなければ、寝る気はない!」という決意だってユラユラ揺られているといつの間にかなくなっているように。

私は実に抱き癖のついた赤ん坊だったので、おかんはとても困ったのです。抱っこしている時は静かなのにベッドに寝かそうとすると、「はっ!!」と人が変わったように「ぎにゃああああ!!!」と叫んだ(らしい)ですよ。近所のオバさんすら「こりゃよく泣くぼこでぇ(訳:これはこれはよく泣く子だこと)」と言っていました。(まだ子供の泣き声が騒音と言われていなかった時代です…大らかでよかったね…)そんな私も、単調な揺れには逆らえなかったのです(寝た)。我がことしか考えていない原初の人間があらがえない魅力に、大人が抗えるわけはないのです。

別に揺れじゃなくても、カチコチいう時計の音もリラックス効果があるそうです。カチコチが逆に気になって、「秒針がすーっと動くタイプ」の時計じゃないと嫌!という人もいるかもしれませんが、実は嫌わないであげると案外安眠をもたらしてくれるかもしれません。

私は「秒針すー」派ですけどね。気になるんじゃァ!

最後の最後で説得力ゼロになってしまいましたが、どうかこの「単調効果」、試してみて下さいまし!

ではではではぁ~。

単調なモノに触れているとリラックスしてしまう:応用心理学_挿絵1

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