演じているうちに本当に「そういう人」になっていく:応用心理学

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こんにちは、栁澤です!

人間は誰しも何らかの役割を担い、その役割を果たせるような人物であろうとしていますが、それは本来の自分とは全然違うということも結構あります。
ですが、ずっと役割を担って、それにふさわしい人物を「演じ」続けていると、いつの間にかそれが自然となっていくもの…ということが分かっています。自然になっていくということは、それが素になっていくってことですね。

だから何なのか…という話なんですが、これは、悪癖やら、困った性格の持ち主に対して(自分も含めて)、それを改善するのに役立つ場合があるんです。

例えば…友達を虐めている子がいるとします。この子供には、「虐められる子供」を演じてもらいます。そうすると、虐める方も演技だったとしても、「虐められるのは(想像以上に)ツライ」とか「虐める人間が憎い」などが分かります。遊び半分でやっていたことが実はものすごく酷いことだったと気づくこともあるでしょうし、すすんで憎まれたい人間はいないわけですから、余計な恨みは買わないようにしようと学習するかもしれません。

また、例えば「食べ物の好き嫌いが多く、克服しようとしない人」に対して、「人の食べ物の好き嫌いを改善させる役割」を敢えて担わせたりすると、本人も好き嫌いがなくなったりします。「改善させる役割」を担わされたので、相手に対して、好き嫌いがいかに健康に悪いか、いろいろな食材を食べるとどんな良いことがあるか、などを説かなければならないですよね。そのために勉強もするでしょう。すると、相手だけでなく、本人も納得してしまうことになるのです。単純に「人を注意する立場だから自分が好き嫌いするわけにいかない…」と、外聞を気にするのも確かかもしれませんが、それ以上に「改善させる人って大変」ということを知るし、好き嫌いをしないことの良さも知ることになるので、他人を改善させようとしていたけど、自分もいつの間にか改善していた…ということになるかもしれません。

他にも色々、当てはまりそうなことはありますね。ケアレスミスが多い人に対して、他人のケアレスミスのチェックをする係をしてもらうとか。浮気なんてちょっとスリルな遊びだとか言う人には、裏切られた人間の悲しみを語らせてみるとか。
子供が生まれた時、誰しも最初は「親」ではないけど、「親らしく」しているうちにだんだん本当に「親」になっていくとか。

というわけで、役割を演じてもらうことで、いつの間にかそれが自然なことになっていた、自分で自分を説得してしまった状態になることがあるんです!自分にも使えるし、困ったちゃんな部下やらパートナーやら友達にも使える効果ですね。

栁澤でした!

演じているうちに本当に「そういう人」になっていく」:応用心理学_挿絵1
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