名より実?実より名?どっちが好き?:応用心理学

投稿日:

こんにちは、栁澤です。

こんな言葉がありますよね「名より実を取る」って。これは、「名誉とか栄誉とか、腹の足しにならないものより、実利を取る」ことです。
『実際、そのほうがいいじゃん!』って今は思うと思うのですが、人はいざそういう場面に出くわすと名誉の方を取って満足することがあるのですよね!

人間は「征服欲」と「獲得欲」を持っています。「征服欲」とはとにかくまぁ服従させられれば満たされるもの。自分のほうが「立場」みたいなものが上であればOKなものです。それに対して「獲得欲」とは、そのまんま。金品などを手に入れたいという欲です。この2つの欲があるため、相手に全く実利を与えなくても満足してもらえることがあるわけなんです!

例えばクレーマーが来て怒られても、「頭を下げるくらいタダ」と、納得いかなくても理にかなっていなくても謝ってしまうと、相手は「征服欲」のほうが満たされるので、溜飲が下がってそのまま引き下がってくれる場合があります。
また、意見が対立している相手にコテンパンにやられてみせ、「ぐうの音も出ません」という顔をしていると、相手はそれに気をよくするので自分の意見が大幅に取り入れられやすくなる…といった感じです。試合に負けたけど勝負には勝つって感じですね。

こんな風に、片方にしか実利がないのに両者満足している時、何でそれで良いの??とよくよく見てみると「名」を貰って「征服欲」の方を満たしている人と、実利を取って「獲得欲」を満たしている人であることがあります。実利の面で見るとバランスが悪いようで、心の中ではちゃんとふたりともに利益があったということなんですね。

さてあなたは、名と実、どっちが欲しいでしょうか?私の場合は名を与えられて誤魔化される場合が多いかもですww

栁澤でした!

名より実?実より名?どっちが好き?:応用心理学_挿絵1
接待カルドセプトを受ける蘭丸であった…

応用心理学をもっと読む
Prev | Next

心理学記事一覧へ

Studio POPPOをフォローしませんか?