宗教の勧誘と古の騎士伝説:Baldur’s Gate#156

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前回からの続きです!

皆さんこんにちは。
ウェンリックさんにゾンビの討伐費用を詐欺られてしまった伊達あずさです。
別にお金が惜しいわけではないのですけど・・・そこはやはり気分の問題です。

結果は散々でしたけど、これで名前が無く、行った事も無いエリアは無くなったはずです。
今日からは名のあるエリアを攻めて行きましょう。

宗教の勧誘と古の騎士伝説:Baldur's Gate#156_挿絵1
とりあえずは・・・そうですね、ファイアーワイン橋にでも行ってみましょうか。
これまでにも名前だけは何度か登場してましたもんね。有名なトレジャースポットであることは間違いありません。

宗教の勧誘と古の騎士伝説:Baldur's Gate#156_挿絵2
到着・・・したけど、ウェンリックさんのところから2日と8時間もかかってしまったため、到着早々キャンプスタートです。

宗教の勧誘と古の騎士伝説:Baldur's Gate#156_挿絵3
では、探索開始・・・して間もなく、名のある人を発見しました。しかも、珍しく消極的(向こうから話しかけてこない)です。

ベンタン「やあ!私はベンタン。イルメイターの最も忠実な信者だ。クライング・ゴッドを信仰しようという者はいないかな」

む、何となく厄介そうな人ですね・・・

あずさ「いえ、誰もイルメイターを崇拝していませんわ」

できるだけ相手に失礼の無いように・・・でも、自分の意図ははっきりと伝えましょう。

ベンタン「イルメイターを信仰しないのだね。それではただ今お教えしよう。イルメイターの素晴らしさを理解すれば、すぐに崇高な信者となるはずだ。よくお聞きなさい」

やっぱり厄介なタイプでした。でも、ちょいちょい色んな神様の名前が話に登場するけど、誰が何の神様なのか未だに良くわかっていないのですよね。なので、偶にはその辺の神様事情について聞いてみるのも案外悪くないかもしれません。

ベンタン「ご存知の通り、イルメイターは苦悩の神だ。人々はその苦悩を自分達の苦しみのことだと思いがちだが、決してそうではない。イルメイターに仕えるうちにやって来る苦しみは、やがて最も素晴らしい感覚となり、心の目は大きく開かれることだろう。一度イルメイターの元で苦痛を体験すれば、世の中の全ての悪が見えてくる。この悪というのは貪欲、強欲、色欲、邪悪、そして何よりも魔法だ!魔法といってもイルメイターの崇高なる力ではなく、魔法使いが悪用している魔法のことだ!」

貪欲と強欲ってほとんど意味が一緒ですよね。

それはそうと、イルメイターが与える苦痛というのにとても興味があったのですけど、肝心な部分が酷く抽象的ですね。
恐ろしく勝手な解釈ですけど、己の無力さや醜さを見つめ直すことで、これまで無意識に見えないふりをしてきた現実と向き合え!みたいなありがたいお話ということでしょうか。

私の理解が正しいかどうかはわかりませんけど、少なくとも、メイジの私が信仰するような神様でないことだけは理解できました。

あずさ「すみませんが、ここの数人は魔法使いです」

ベンタン「お前達の中に魔法使いがいるな!直ちに悪事をやめなさい。魔法を使えば哀れなことになる・・・魔法は悪のなせる技だ。このような邪悪な魔術師に説教をするのは苦痛だが、私は諦めない」

え、諦めないの?

ベンタン「イルメイターの信者になるには、ただ自分の欲望を捨てることだ。そなたは世界を歩き回り、人々のために苦しむ。私の言葉を世界に広げるのだ。どうだ?全てを捨てて、イルメイターの信者になる決心ができるか?」

いつの間にか、まるで私がイルメイターの信者になりたがっているかのような話の流れになってますね。

あずさ「大変興味深い話ね、でも我々は時間がないの」

ベンタン「それは仕方がない。私の努力はイルメイターが認めてくださるだろう!無知なお前達の心が世の中の悪に汚されぬようにな。さようなら」

面倒くさそうな人だと思っていたのですが、意外にもすんなり引き下がってくれました。
イルメイターか・・・邪神というわけではなさそうですけど、魔法が悪なら入信は無理そうです。

宗教の勧誘と古の騎士伝説:Baldur's Gate#156_挿絵4
お、橋のようなものが見えてきました。
ですが、今のところ、お宝がありそうな気配はありませんね。

変ですね。ベレゴストには「ファイアーワイン橋の遺跡には沢山の宝が隠されている」と言っていた人もいたのに。
もしや、遺跡というのはファイアーワイン橋そのもののことではないのかな?

宗教の勧誘と古の騎士伝説:Baldur's Gate#156_挿絵5
あ、また名のある人がいました。

ポー「心温まる歓歓迎を!素晴らしい日だろう?遺跡を見てわかるように、この辺は以前こんなに平和ではなかったんだ。300年前に悲劇があったんだ。多くの英雄伝説や悪党の話があるが、聞きたいかい?長いこと私の聞いた噂や私の見た不思議な夢を基本として、叙事詩を書いているのだが、今晩どうだい、聞いてみないか?」

ファイアーワイン橋にまつわる噂話というのには、大変興味があるのですけど、ポーさんがみた夢の話まで盛り込まれているという点がちょっと気がかりです。

あずさ「ええ、物語を聞こうじゃないの。若きバードよ、歌っておくれ」

まあ、聞かず嫌いはよくないよね。

ポー「素晴らしい!それではくつろいで下さい。さあ話すとしよう!その題は『古の騎士伝説』。ええ、題名はあまりしっくりしてないけど、内容はいいよ!」

古の騎士伝説・・・何か語呂もいまいちですね。確かに題名には一考の余地がありそうです。

ここに語られるある話
騎士達は勇敢でダンジョンは地獄
悪夢は眠りを破り、夜明けは二度と来ない

それは真の勇気に欠けた話で
徳義を踏み外し、恐怖に似て遠くまでたどり着く
復讐の叫びが響き、夜は震える

戦士は集まり
力と正義を信じて、悪の中心と戦った
光を信じて、勇敢に向かっていった

しかし光は力が足りず
深淵からの炎に焼かれ、地獄の怒りを受けた
その名を語れぬ、恐怖の怒りを

共に戦い、共に倒れる
善が勝つ時まで、しかし裏切りの話が伝わる
悪が勝利を、盗んだ時の

英雄達は背後から裏切られ
金を略奪するために、友の中から敵が生まれ、
新しい悪が生まれ、古い善行は未だ成らず

英雄達は名誉と共に眠り
喉元のナイフが、簡単に光をかき消し
名誉は貪欲によって葬られた

誓いを破るほど強く
一人ダンジョンを出て、隠れ棲み、
一人で倒れ、一人で死んだ

未亡人は悲しみ子供は嘆き
詩人とは少女のように、英雄を求め歌い、
英雄は恨みを抱え、幽鬼のように眠る

騎士達は永遠に守り続け
大地を見ることすら叶わず、月日を重ね、
憤怒を胸に、待ち続ける

皆の為から一人のために変わった時
傷ついた魂には、死の慰めさえも無い
名誉が満たされるその日まで

共に戦い、共に倒れる
誓いは必ず、果たされなければならない
一人の裏切り、その罪人と共に

見てはいないが聞いてはいる
騎士達は心から、そなたに自由を願う
裏切りの盗賊の帰還する、その日まで

・・・長い!!
まとめると、騎士か戦士か英雄か盗賊かはたまたその全てなのかはわかりませんけど、そんな感じのご一行がダンジョン探索にいって、仲間の盗賊に裏切られて全滅しましたってこと?その盗賊は敵にチャームパーソンか何かでもかけられたのでしょうか。ありえない話じゃありません。

あずさ「おもしろいわ、若きバードさん。実話なの?」

ポー「全て噂には真実があるだろう?今の話の真実は分からないが、いい時間つぶしにはなっただろう」

あずさ「すごくいい詩だ!どうか、この10ゴールドを受け取って、これからの旅の足しにして」

ポー「それはほめ過ぎですなぁ。これからの旅路で幸運あれ!」

流石にあれだけの長い詩をプロのバードに無料で歌わせるわけにはいきませんからね・・・その程度の礼儀ぐらいは持ち合わせていますとも!

とりあえず、その騎士グループらが潜ったとされるダンジョンが、この辺りにありそうだということだけは理解できました。
後はそれを探すだけなのですが・・・それは次回かな。

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宗教の勧誘と古の騎士伝説:Baldur’s Gate#156」への2件のフィードバック

  1. オーヤナーギ

    どんなに強欲で、色欲あって、邪悪な考えを持っても
    他人に迷惑掛けなければ良いんでないかな?
    ベンダンさんみたいに、考えを強要する人のほうが他人に迷惑掛けてるけどなあと

    返信

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