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皆さんこんにちは。
もし人類が過去にタイムスリップできるようになってしまったら、今、知られている歴史のほとんどを修正しなければならなくなってしまうだろうと予想する伊達あずさです。
後世に残っている記録なんて、その当時の人が都合よく勝手に書き換えてるもんなんですよ、多分。そして、同様のことが、この世界でも起こっているのです。
では、勇者サイラスにまつわる偽りの伝説を紐解いてみましょうか。
まずですね・・・話がややこしくなってしまうので、B.C.65000000に戻ってグレンさんの名前をカエルに戻しておきました。
その状態でも、チョラスの住民達(A.D.1000)の間で語り継がれているらしき伝説の内容には変化がありません。そこが問題なのですよね。
確かにグレンさんは魔王にコテンパンにされたトラウマを克服し、サイラスさんの意思を継いでグランドリオンを手に魔王に戦いを挑み、A.D.600の人の感覚的には討伐に成功した感じになってるはずです。
まあ、魔族の感覚だと魔王であるジャキさんが人間に寝返ったとなっているにもかかわらず、人間の感覚では魔王が退治されたままになっているというのはかなり奇妙ですけどね。
・・・が、それらは全てカエルとしてのグレンさんの偉業です。確かに、調査すればサイラスさんにグレンという親友がいたということまでは調べがつくでしょう。ただ、魔王討伐にグレンさんが関わっていたということを知っているのは私達だけのはずなんですよ。
だって、カエルさんは自分の正体がグレンであることをA.D.600の人達に明かしてませんからね!(騎士団長だけは何かしら思うところがあったようですけども)
よって、グレンさんが伝説の剣を手に魔王軍と戦ったなどという正式な記録はどこにもないはずなのです。捏造以外の何物でもありません!
本来であれば、私達こそが魔王を倒した伝説の勇者として後世に語り継がれているべきなんですけどね。ガルディア王21世だってそう認めてたじゃないですか!
この世界の歴史の伝わり方ってほんとどーなってるのよ!!
可能性としては極めて薄いけど、これらの出来事を知っているロボがこの伝説を流布したという線もないことはないです。ただ、ロボをこの時代に残す前にこのイベントをやっていたら伝説の内容が変化するなんて仕様になっているとはとても思えない!
人の手で都合よく捏造された歴史を目の当たりにしたところで・・・
ト、ト、ト、トマさん!?な、何でここにいるの!?ここ、A.D.1000だよ!?
トマ13世「伝説の太陽石って知ってるか?トマ1世がマールってヤツに先をこされた虹色の貝殻って宝とかけあわせると、すっげェ武器が作れるらしいぜ。古代の書物で見つけた情報だ」
ん、んん?太陽石をもっていったのってトマさん(13世)じゃないの?
は~あ、まーた太陽石に関する情報が潰えちゃったじゃん。A.D.600にある暗黒石をもって、B.C.65000000なり、B.C.12000に戻ればいいだけの話なのに・・・それがどーしてもダメって言うなら、A.D.600のガルディア王に頼んで、光の祠ごと国に管理してもらえばいいんですよ。幸い、マールは王族なんだし。あーもうほんと余計な手間をかけさせますよね。
あ、そうだ。メディーナ村はどうなってるんだろう。
A.D.600でビネガーを倒したことによる変化をまだ確認してませんでしたね。
これだけ世界が変化しているにもかかわらず、この魔族は最初に会った時の記憶を未だ維持し続けてますね。一体、ど~いった歴史変化になっているのやら・・・って、あれ?これ、もしかして。
この魔族には死んだ私の姿が見えている!?だって今ここに兄ちゃんに相当する人いないもん!!!
奥の魔族「今度、トルースとメディーナの間に定期船が出来るらしいぜ」
そして、どうやらビネガーの血脈を絶やしたことで、魔族と人間の間に友好関係が生まれたみたいですね。
その結果、メディーナ村でも適正価格で取引が行えるようになりました。
名前 | 価格 |
---|---|
青銅の刀 | 262 |
鋼鉄の刀 | 597 |
斬馬刀 | 12684 |
光のローブ | 4850 |
シャインプレート | 6342 |
シャインヘルム | 1717 |
ポーション | 8 |
ミドルポーション | 75 |
ハイポーション | 523 |
万能薬 | 8 |
アテナの水 | 150 |
シェルター | 112 |
エーテル | 597 |
まだ価格が変ですね。適正よりも若干安くなってます。
平和なのはいいけど、魔族の種族的多様性が大分失われちゃってますね。
あ、別にビネガーの血脈は途絶えてなかったのね。
中央の広場には魔王の像もビネガーの像もありません。
広場にいる多くのジャリー達も特に面白いことは言いません。
平穏と引き換えに、個性のないつまらない村になってしまいましたね・・・
で・・・結局、太陽石はどこに?
シルバードで各地を飛び回っていたところ・・・パレポリの町長さんの屋敷から如何にも怪しげなキラキラが飛び出しちゃってました。
確か今の町長さんは私が過去であげたハイパー干し肉によって慈悲深い人へと人格矯正されているはずだから、何かあったとしても大丈夫のはず。
慈悲深い町長「暗黒石?ああそれなら旅の若者がここに置いて行ったんですよ。あなたがたには大切な物のようだ。どうぞ持って行ってください!」
ほらね?しかし、旅の若者って誰だろう。あの様子だとトマ13世さんではなさそうですよね。また、取ってつけたような話じゃないといいけど。
それと、結局、暗黒石のままなのね・・・
なので、再びA.D.1000の光の祠に暗黒石を置くわけですけど・・・本当に意味のない無駄な手間をかけさせますよね。
結局、太陽石になるまで65002300年もかかったわけですけど・・・よくB.C.12000の人はこの暗黒石の特性に気付いたよね。ここまでの時間がかかるとなると、実証実験なんて到底無理だし、人の一生をかけて調査したとしても暗黒石内のエネルギー変化量があまりにも小さすぎて、本当に太陽の光を吸収できているのか調べがつかなさそうですけどね。挙句、それだけ苦労したところで、あまりに実用的ではない研究だし・・・
ルッカ「すごい・・・これだけのエネルギーがあれば強力な武器が作れそうだわ!さっそく私の家に行きましょう!!」
そして、当然の様に武器転用するみたい。もっと平和的な物への転用は無理なの!?
虹色の貝殻の時同様、選択肢もなく強制的にルッカのお家へ。
ルッカ「太陽石エネルギーを扱いやすいパワーに制御し・・・真空カードリッジにパッケージング・・・」
要するに、天然エネルギーから水素を作りましたみたいな話でしょうか。
待つこと1晩。
完成しちゃったらしいです。
あぁ・・・自分用の武器を作ったのですね。
ルッカ「シビれるゥ・・・」
タバン「見ろルッカ!わしも負けずに作ったぞ。太陽石をちょっくら拝借してな」
太陽の眼鏡って・・・発想が大胆過ぎる。
この太陽の眼鏡は装備すると全ての攻撃力を強化するらしいです。どー考えてもこっちの方が圧倒的に仕組みが複雑!!
タバンさんの才は鬼才ルッカを超える・・・神才の域に達しているのかもしれません。
恐るべしタバンさん・・・といったところで、今日はここまで。
Studio POPPOのプログラム兼システム担当です。
ウォーキング・デッド大好き!ダリルかっこいいよっ!主食はキノコです。