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皆さんこんにちは!
思わぬ延長戦によって、今年のランキング発表が予定外の大晦日となってしまった伊達あずさです。
今年も何とか年10本という目標を達成することができました。
最後、思わぬ苦戦を強いられたけど、今年中に終わらせることができて本当に良かったです。
そんなわけで、今年も私がプレイしてきたファミコンゲームを独断と偏見のランキング形式でご紹介しちゃいます!
では、2024年版ファミコンランキングいってみよう!
ファミコンランキング2024
第11位:えりかとさとるの夢冒険
今年、最下位となってしまったのは、2人同時プレイの紙芝居型アドベンチャーゲームという新規性を今ひとつ活かすことできなかったえりかとさとるの夢冒険です。
やっぱり、アドベンチャーゲームのストーリーが手抜きなのはまずいと思うのですよね。まるでオープンワールドであるかのような装いながら、実際にはほぼ一通りの進み方しかできないようなフラグ立てになっていて、にもかかわらず、ストーリーには一貫性が無く、まるで、複数の人間がバラバラに作って持ち寄ったシナリオを適当に一本に繋げてみましたといった感じの出来となれば・・・この結果も当然といえましょう。
山を見れば「山です」、壁を見れば「壁です」としか表示されず、ここまでおもてなしの心に欠けたアドベンチャーゲームは初めてです。
ファミコンの場合、歴史の浅さからくる経験不足などによって、運悪くクオリティの低いゲームができちゃったのだろうと思われるケースは多々存在するのですが、このゲームに関してはそういった過失ではなく未必の故意を疑ってしまうほど、テキストにやる気が感じられないのです。
そういったやる気の無さみたいなものは、動物クイズの問題数などにも現れています。出題される内容がランダムなのは結構ですが、やり直し無しでも被りまくってしまう程、問題数が少ないというのは如何なものか!結末もいい事言ってる風を装っただけの意味不明なものでしたしね・・・
ただ、2人同時プレイの紙芝居型アドベンチャーなんて、後にも先にも登場しなさそうですから、そんな奇抜なジャンルにチャレンジしたその精神だけは素晴らしい・・・の・・・かな・・・
第10位:山村美紗サスペンス 京都龍の寺殺人事件
辛くも最下位を逃れた第10位は、山村美紗サスペンス 京都龍の寺殺人事件です。
最後まで、えりかとさとるの夢冒険と山村美紗サスペンス 京都龍の寺殺人事件のどちらを最下位にするかで非常に悩んだわけですが、やはり、過失によるものか故意によるものかという違いは大きいと考えて、こちらを10位とさせていただきました。
私は最後まで疑っていたのですけど、これって本当に山村美沙さんが思った通りのストーリーになっているのでしょうか。本当は古畑任三郎のようなサスペンス仕立てになっていたのを強引にミステリーにしちゃったなんてことはないのですよね?
犯人はまるで意味がない密室トリックやアリバイトリックを行っていたし、登場人物のセリフもとてもプロの小説家が書いたとは思えないような三点リーダーの多様ぶり・・・絶対に山村美紗さんの思った通りになってないよね!?
山村美紗さんがお書きになっている小説の主人公であるキャサリンさんが不自然に出しゃばってくるのも含めて、タイトーさんがやらかしてしまったのではないかと個人的には疑っております。
ただ、山村美紗サスペンスはファミコンだけでも後2つあるので、懲りずに期待し続けるつもりです。次回はお願いしますよ!タイトーさん!
第9位:ボコスカウォーズ
突出した2者の最下位争いから抜けだした第9位は、運がなければ絶対に勝利できない究極の運ゲー、ボコスカウォーズになります。
幼少期には分からなかったゲーム仕様を解明できたことは非常に喜ばしいことだったのですが、ゲーム仕様を理解してなお、運によるところがあまりに大きすぎるゲームでしたね。
仮に素晴らしいキャラ捌きで、一度もスレン王を命の危険にさらすことなくオゴレスのもとまで辿り着けたとしても、オゴレスを倒せるのはスレン王だけなので、結局は運頼みになってしまうわけです。
1週目であれば、敗北覚悟でスレン王の強さを序盤に上げ切ってしまうという手も使えますが(それでも100%勝てるわけじゃないんだけど)、2週目以降はその手すら使えなくなりますからね。
世界で最もボコスカウォーズが上手いであろう人ですら、結構な確率でオゴレスに敗北を喫する・・・それがボコスカウォーズなのです!
確かにゲームを面白くする上で運の要素というのは一定量必要なのでしょうけど、それにしたってボコスカウォーズはちょっと極端すぎます。運ゲーっていうのはゲームにとって決して誉め言葉ではありませんからね。やっぱり、運は用法用量をちゃんと守ってもらわないと・・・
第8位:機動戦士Zガンダム ホットスクランブル
第8位は、Zガンダムのファンじゃないとかなり微妙な機動戦士Zガンダム ホットスクランブルです。
私のガンダムの知識はほぼガチャポン戦士から得たものだといって差し支えありません。そして、一切原作を知らない私が何気にガンダム関係のゲームを多く所有しているのも、間違いなくガチャポン戦士の購入という成功体験が影響しています。
そういった流れもあって、当時の私は機動戦士Zガンダム ホットスクランブルの購入に踏み切ったわけですけど、ガンダムファンではない人が純粋なゲームとして遊んでしまうと、何とも微妙といいますか・・・微妙な割に無駄に難しいといいますか・・・
それでも、今こうして改めてプレイしたことで、MS、MA、戦艦やコロニー(?)のグラフィック、そして、BGMなどにも強いこだわりがあったのだなと気付くことはできました。ただやはりファンではない私には、そのこだわりが面白さには直結しないのですよね。
正直、純粋なゲーム性だけ見た場合にはかなり微妙な出来なのです。敵戦艦、ないし、要塞(コロニー?)内に侵入した時のゲームモードはまだよいのですけど、地表戦、および、宇宙戦が致命的に面白くありません。敵の動きの速さに対して、こちらの速度があまりにも遅すぎて、狙って倒すという普通の方法ではまったく勝負にならないのですよ。結果、一方向にスライドしつつひたすら弾を撃ち続けるだけといった何のゲーム性もない戦いを強いられることになってしまいます。それにこの方法だと折角のこだわりグラフィックもろくに鑑賞できないのですよ・・・
もしかするとMSやMAの速さなどにも何かこだわりがあって、それがゲーム仕様に影響を与えてしまっているとかなのでしょうか。ガンダム素人の私にはちょっと理解しかねます。
第7位:忍者じゃじゃ丸くん
第7位は、私のファーストカセット(推定)忍者じゃじゃ丸くんです。
忍者じゃじゃ丸くんは非常にシンプルなゲームなので、特にあれこれ言うべきところもないのですけど、シンプルであるが故に、あの微妙な操作性の悪さとステージ19~21で2種も妖怪かぶりがある点が非常に納得いきません!
操作性の悪さについては人によって感覚の違いもありますし、仕方がない点もありますけど、妖怪を後2種追加するぐらいはできたんじゃないの!?妖怪オンパレードでおゆきとクロベイが被っちゃってるのに気にならなかったの!?私はそういうところを物凄く気にしちゃうタイプなので、かなりのマイナスポイントになってしまいました。
このランキングは私の独断と偏見によって決められているため、こればっかりは仕方ありません。それに、シンプルなゲームは加算要素が少ないため、どうしても減点方式になっちゃうのですよね・・・
第6位:じゃじゃ丸の大冒険
第6位は、忍者じゃじゃ丸くんの続編じゃじゃ丸の大冒険です。
じゃじゃ丸の大冒険は、前作の雰囲気とシンプルさはそのままに、タイトル通りの冒険感がプラスされたアクションゲームでした。
前作よりもあらゆる点でパワーアップされており、まさにお手本のような続編だったと言えるでしょう!続編が前作に勝るというのは当たり前のことのようで、何気に難しいことなのですよね。その証拠にこの世を見渡すと、前作より劣る続編なんてざらにありますからね。
ただねぇ・・・相変わらず、操作性はいまいちだし、もうちょっとボス戦にクセがあっても良かったんじゃないかなという微妙な残念感があるのです。パックンに乗って戦えるなまず太夫は別としても、それ以外のボス戦(四天王戦)にはあんまり違いが感じられませんからね。
でも、じゃじゃ丸の大冒険は比較的初期のゲームですので、あまり多くを求めるのは酷なのかもしれません。
第5位:忍者龍剣伝
第5位は、ストーリー性が強いテキスト多めのアクションゲーム、忍者龍剣伝です。
テクモさんは既にサッカーをシミュレーション仕立てにするなんて天才的なことに成功しちゃってますからね。アクションゲームをストーリー重視のシネマ風にするぐらいは御茶の子さいさいでしょう!
ま、まあ?ストーリーは・・・微妙にギャグっぽい感じがしないこともないのですけど、演出はファミコンとは思えないくらいの凝りぶりでした。こうなるともう、あのお約束感漂う展開も敢えてのことだったのではないかと思えてくるから不思議です。
アクション部分も確かに難度は高いのですが、ファミコンのゲームということを考慮すれば、全く理不尽と呼べるようなレベルにはなく、しっかりアクションゲームしてました!
ちょっと忍者龍剣伝とは関係のない話になっちゃいますけど、私、モンスターファームとか、刻命館シリーズ(影牢とかね)とか、結構テクモさんのゲームって好きなのですよね。今こうしてテクモさんが作った古いゲーム(キャプテン翼や忍者龍剣伝)に触れたことで、テクモさんって昔から面白さを維持したまま、新規性の高いゲームを作るのが上手だったんだなと思い知らされちゃいましたよ。
第4位:B-ウイング
惜しくもトップ3を逃した第4位は、今回は会心の一撃となったデータイーストさんのB-ウイングです。
データイーストさんのゲームって、本当に当たりと外れの落差が凄すぎるのです。でも今回はしっかり会心の一撃になってました!
10種(+3種)も使用感の異なるウイングがあるのに、その全てに有利となるシチュエーションがしっかりと用意されていて、物凄くウイング愛(?)を感じるゲームでした。昔プレイしたときにはあまりその辺のこだわりに気付けていなかったのですよね。でも、こうして大人になって改めてプレイしてみると、物凄く計算された素晴らしいシューティングゲームだったのだと気付かされました。
現代ゲームを含めたとしても、これだけの数の兵装にちゃんと利用価値を見出せるシューティングゲームなんて存在しないのではないのでしょうか。これはもう、ちょっとしたオーパーツですよ!
普段は好みの兵装しか使用しないというこだわり派の方も是非一度は使い勝手の異なる各種ウイングを試してみて欲しいな!
ではいよいよ、今年のトップ3です!
第3位:ワギャンランド
第3位は・・・9割以上が優しさでできていたワギャンランドです!
正直、ファミコンのアクションゲームとは思えないほど、このゲームには優しさが詰まっています!信じられないことだけど、ちゃんと子供が遊ぶ想定で作られてるよ!それに、心が擦れた大人が調子に乗ってスーパーワギャナイザーやワギャコプターの受け取りを拒否したとしても、ちゃんとクリアできる仕様になっている点も心憎い!!更にしりとりのパネルに複数の読み方が用意されているなど遊び心にも余念がありません。
ゲームには基本、敗者がつきものです。でも、コンピュータゲームの登場によって、折角誰もが勝者になることができるようになったわけですから、気持ちよく勝たせてくださいよ!そういった意味で、ワギャンランドはゲームのあるべき姿の1つといっても過言ではありません!
・・・まあ、過言かもしれませんが、でも、私はこういう気持ちよく遊ばせてくれるほどよい難度のゲームは大好きです!だって、ほどよい難度のゲームを作るのってかなり難しいことなのですもん!ほどよい難度のゲームは創造主たるナムコさんの努力の結晶なのですよ。ましてそれがファミコンのゲームともなればなおのこと。この難度調整能力こそがトップ3の所以なのです!さすがは外れの少ないナムコさんですね!まあ、今回1作外しちゃいましたが・・・
第2位:キングオブキングス
第2位は・・・ナムコアンソロジー2(リメイク版)を買っちゃうぐらい好きなんだから仕方ない!キングオブキングスです!
確かに今改めてやってみると「ちょっとハーピー強すぎじゃない!?」って思ったりもしましたけど、それでもやっぱり多彩なユニットを上手く使い分けて戦っていくシミュレーションゲームが面白くないわけがない!そして私は現代風のものよりもファンタジーものが好きなのです。だからもう上位になっちゃうのは仕方ないよね。
それにしても、簡易なりとて兵站の概念が存在する戦略シミュレーションゲームって何気に珍しいですよね。兵站って実戦では物凄く重要なのですけど、軍事の中ではいまひとつ華がないというか、ゲームとしての面白さに寄与させるのが難しい要素ですからね・・・
でも、個人的には兵站の概念が存在する戦略シミュレーションゲームは好きなのです。何でもかんでも自動化させたくなっちゃう私は、何につけても兵站(補給経路)を最初に考えてしまいますからね。だって、補給経路がしっかりしていないと自動化できないのですよ!
ただ・・・ハーピーの行動範囲(移動力/食料)があまりにも広かったせいで、あんまり補給が必要になるケースもなかったけどね!本当であれば、モンクの魔法でユニットの食料を増やすなどといった要素もあったのです。でもまあ、あんまり兵站による制限をがちがちにしちゃうと、手間が増える割に面白くはならなそうだから、結果的にこの程度の緩さで丁度良かったのかもしれません。
第1位:大航海時代
そして、栄えある2024年の第1位は・・・不完全燃焼のまま突然終わりを迎えてしまった大航海時代です!
私はレベル上げ好きですけど、貿易などでこつこつとお金を稼ぐのも大好きなのです!でも、こういった貿易ゲームって存外少ないのですよ。まあ、どうしても繰り返しになるので作業感がありますからね。私も積みあがっていくことが確約されていない繰り返し作業となると途端に好きではなくなるため、こういったゲームがあまり一般受けしないのも理解できます。でも私は好きなのです!!
それにしても、折角、ファミコンで世界を堪能できるのに、まさかアジアどころかアフリカにすら行かぬままエンディングを迎えることになろうとは。アフリカ、インド、アジア方面については大航海時代2でリベンジするということで・・・
ただまあ、大航海時代のメインは地中海ですからね。そう言う意味では美味しいところはちゃんと頂けています。
それにしても、以前プレイした三國志といい、光栄さんってファミコンの性能をフル活用した手の込んでいるシミュレーションを作りますよね。確かにファミコンだから派手さこそありませんが、演出の質素さは想像力で補えばよいのです!そういった意味でレトロなゲームも悪くありません。
と言った感じで、2024年の第1位は大航海時代でした!
今年は11位と10位こそ迷いましたが、それ以降の順位付けにはほとんど悩みませんでした。それだけ順当なランキングになったのだと思います。
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良いお年を!!
Studio POPPOのプログラム兼システム担当です。
ウォーキング・デッド大好き!ダリルかっこいいよっ!主食はキノコです。
あけましておめでとうございます。
貿易ゲーム好きなのであれば、プレステとかにある
アトラスってゲーム面白かったですよ