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皆さんこんにちは。
悪人がまるで善人であるかのように描かれている物語が大嫌いな伊達あずさです。
最近、ちょっと古いアニメの映画を観たのですよね。
その映画は、若くして両親を失ったお金持ちの一人娘が、その家の当主に代々引き継がれているという謎の本から聞こえてくる不思議な声に従い、地球に寄生する謎の生物を孵化させてしまうというお話になっています。
ちなみに、その寄生生物が孵化しちゃうと、地球は滅びてしまうらしいのですけど、女の子はその事実を孵化寸前になるまで知らなかったらしいので、その点においては若干の救いがあります。
ただ、問題は別にあって、その寄生獣を孵化させるためには、その女の子の唯一のお友達の大切な人を化け物にしなきゃならなかったのですよ。
両親を失った寂しさを埋めようとしていたのか、本から聞こえて来る謎の声の主を大切な家族だと勝手に思い込んでいた女の子は、自分の幸せを優先し、友達の大切な人を化け物にしてしまいます。
まぁ、自分を幸せにできるのは突き詰めれば自分だけですからねぇ・・・他人を犠牲にしてでも自分が幸せになりたいと思う気持ちを責めることはできません。ただ・・・それはもうびっくりするほどなんの葛藤もなく、というか、一切悪びれる事すらなく、唯一の友達を騙し討ちするかのようにして、友達の大切な人を化け物にしちゃうのです。
しかもその後も、その女の子は何の罪悪感も抱かぬまま、事が明るみに出るまで、当たり前のように友達を続けているのですよね。
最終的に、生まれた寄生生物は地球を滅ぼさない形で孵化し、女の子は願い通り新しい家族(寄生生物のこと)を手に入れ、お友達の大切な人も奇跡的に元の姿に戻ることができましたが、なにぶん、地球レベルの一大事だったために、丸く収まる過程の中で、結構人類に被害が出ちゃってたのですよね。
それなのに、その女の子は何の罪にも問われないどころか、自分の幸せのために犠牲にしたはずの友達と更に仲良くなりましたみたいな話で終わっちゃうのです。つまり、これだけの大災害を自ら望んで引き起こした(地球が滅びてしまうこと以外)女の子は、罰を受けるどころか、望んでいた物を手に入れ、更には裏切ったはずの友達すら失わずに済んだ(どころかより仲良くなったらしい)のです。
というのも、この女の子の行為が作中で悪いこととして認識されていないため、その女の子はその友達に対して謝罪の必要すらなく(大切な人を化け物に変えたことも罪として認識されていない)、それどころか、寄生生物を説得して地球を滅ぼさない形で生まれなおさせた英雄とされてしまったのです。とんだマッチポンプですね。
ちなみに、お友達の大切な人が元の姿に戻れたのは、(少なくともこの作品内では)奇跡(とご都合主義)のなせる技であって、化け物にした当人は、化け物にすることはできても、元の姿に戻す事はできないということをしっかりと理解した上で(作中にちゃんとその描写がある)友達の大切な人を何の躊躇もなく化け物にしちゃってますからね。それなのに、この女の子をちょっとだけ妄想癖のある良い子(善人)として終始描いちゃってるのですよ。私にはどう見たって人でなしにしか見えないのですが・・・
まぁ、唯一フォローできる点があるとすれば、この作品は基本的にギャグ調なのですよね。ですが、今回は劇場版というだけあってストーリーの根幹部分は非常にシリアスなのです。それを踏まえちゃうと、あまりギャグを盾に擁護することもできないのですよ。
物語には悪人って必要ですからね。作中で悪行の報いを受けるかどうかは別としても、悪行が悪行として認識されている分には別に何の問題もありません。でも、悪人が悪人として描写されないどころか、まるで善人であるかのように扱われちゃうと、不快感でたまらなくなってしまいます。
そして、エストポリス伝記(1&2)にもこれと同じような倫理観の歪みが多いのですよねぇ・・・
前置きが長くなってしまったので、そろそろ再開しましょうか。
脱獄する前に、前回、ここの囚人(?)達を無視しちゃったので、ちょっとお話をお伺いしてみましょうね。
囚人A「お前達、どうやって抜け出したんだ!?」
囚人B「あの戦車を盗もうと思ったんだけど・・・ちょっと、重かったな」
話を聞く限り、この二人も囚人(泥棒)っぽいのですが、どうしてこの牢は入口が開いちゃっているのでしょうか。
後、真ん中の牢だけ中に入れないのですよね。
この壺の下に何かありそうなのに・・・
まぁ、先へ進みましょう。
看守A「なんだぁ、キサマ達も、こいつらと一緒に脱走したのか!!」
ガイ「あっさり、捕まってやがるな」
ジミー「うるせぇ!余裕、かましてんだよ!」
看守A「脱走は、罪が重いぞ。この二人と、同じように、痛めつけてやる!」
ガイ「そこの二人と、俺達を一緒に考えると、後悔するぜ!」
そんなわけで、兵士4人と戦闘になったわけですが・・・ついさっきまで眠らされ、投獄されていたはずなのに、全員、当たり前のように武器を所持しているのですよね。
システム的に再現不能なのであれば、投獄イベントなんて設けなければいいのに・・・別にストーリー上必須ってわけでもなさそうだし。
不法侵入に脱獄、そして、殺人(あるいは暴行)と犯罪者ランクが爆上がりですね。
ジミー「ちょっとは、やるじゃねーか」
ガイ「そんだけ、殴られてても減らず口だけは、叩けるんだな・・・ところで、お前達、歩けるか?」
ジミー「へっ、余裕かましてるって言っただろ!この程度で、ネをあげるかよ!それじゃ、あばよ!」
セレナ「タフねぇ・・・」
マキシム「昔から、タフだったよ。あの二人は・・・」
マキシムさん達の犯罪者ランクが上がった証拠に同じ犯罪者とシンパシーを感じ始めちゃってますからね。
グラッセ王国からみれば、マキシムさん達も四神とあんまりかわらないんじゃないかなぁ・・・
えぇぇ・・・グラッセの地下ってダンジョンなの?
どこの王国も地下で魔物を飼いすぎなのですよ。
蔦の影に破壊できそうな壁を見つけましたが・・・
階段か・・・後回しですね。
ならば左の扉へ。
あれ、この床スイッチなんだろう・・・押したら押しっぱなしになる系のスイッチなのに押せませんね。そして、スイッチのそばにある扉も開きません。まぁ、下には行けるみたいですから先にそちらから調べちゃいましょうか。
今度は視界に入ると扉を閉じちゃう目ですか。視線を遮れそうなものが近くないので・・・
どりゃ!
あらら、行き止まりですか・・・
じゃあもう階段を上るしかありません。
階段を上った先もすぐに行き止まりになっちゃったんだけど・・・何か一本だけ柱の形状が違いますね。
柱の下に階段が隠されていました。
その先で牢屋の鍵を見つけたのですけど・・・この鍵、どこでつかえば?
他に行ける所が無くなってしまったため、例のボタンのところへ。
あ・・・このボタン、壺を持った状態で乗ると押せますね。
これでようやく先に進めそうです。
でも先へ進む前に・・・
牢屋の鍵で真ん中の牢を開けられたりしないかぁ・・・
諦めて先へ進みます。
・・・って、ここにきて3分岐ですか。
下の段の左を進んでみるも、ここは最初に来るべきところじゃなかった。
下の段の右!
レバーを操作したことで先ほど引っ込んでいた柱がせり出しました。
これで、下の段の左の扉の先で箱を取れます。
結局、最後に残った上の段の扉が脱出ルートだったみたいですね。
うわぁ・・・まだ何かあるよ。
なるほど、隣に空きスペースがある場合、床スイッチの上に乗ると押したスイッチの周りにある3×3の床がスライドする仕掛けになっているみたいですね。
大して床をスライドさせなくても先に進めちゃいますね。
急に雰囲気(BGM)が変わりました。
地上に出られたのだと思いますが、ひと悶着あるので、続きは次回。
グラッセ城地下
牢屋の鍵、ミラクロース
Studio POPPOのプログラム兼システム担当です。
ウォーキング・デッド大好き!ダリルかっこいいよっ!主食はキノコです。