50回目のファースト・キスを観た感想と評価:映画考察

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こんにちは!😀
蘭丸です。結局、TUTAYAで借りて観ました、50回目のファースト・キス!!父に頼んだら、「20回目の」と聞き間違えられて、一悶着起こってしまいました😅「絶対20回目って言った!」「調べてその結果を読んだんだから20って数字が出てくるわけないやろ!」とかやったんですけど結果的には借りれてるのでどうでもよいことですな。父曰く「TUTAYAの店員さんってすごい(20回目のファーストキス、でも『長澤まさみのですね』って通じた!)」だそうです。

そんなどうでもよすぎる導入で紹介する映画は・・・
50回目のファースト・キス」です。

いつもの様に作品情報から。

50回目のファーストキス
原題:50回目のファースト・キス
ジャンル:ラブコメディ
製作国:日本
公開年:2018年
監督:福田雄一
概要:大輔は、ハワイで天文学者を目指しながら、日本人向けツアーガイドのアルバイトをしているプレイボーイ。恋に本気にならない大輔はある日偶然立ち寄ったダイナーで朝食をとる瑠衣と出会い、意気投合する。瑠衣が気になる大輔は翌日も同じダイナーに行き、瑠衣に話しかけるが、瑠衣は大輔のことを全く知らないと言い出す。瑠衣は過去の交通事故が原因で、記憶が1日しか持たない後遺症を持っていたのだった。しかし諦めきれない大輔は瑠衣と付き合うため奮闘し始める。

結構真面目な内容なのですが原作(洋画)のほうもラブコメディで、あまり暗くはならない模様です。ふれこみ(?)の「7割ヨシヒコ」ですがこれは…私にとっては「3割ヨシヒコ、5割長澤まさみ、2割新キャラ」って感じでした。

そんな、「50回目のファースト・キス」に対するおすすめ度は・・・

おすすめ度(5段階):★★★

ただの面白い映画として頭空っぽにして見ることができます。ラブコメディというよりはコメディな気もします。しかし「ヨシヒコ」を期待して観ると、「そこまでヨシヒコじゃなかったなぁ」ってなるので注意が必要かも。端々にヨシヒコっぽさはちょっとあるものの、主人公(山田孝之)のキャラクターは全くヨシヒコとは違うし、ヨシヒコでメレブ役だったムロツヨシさんとの関係や仏のキャラも違うし、あくまで違う作品なんだと思って見れば面白いです!

今回の記事は、これ読んだヨシヒコファンの人がこの映画を観るかどうか決める材料になったらいいなぁと思うので、まずは、予告編以上のネタバレは無しで書いていこうと思います!!

どの辺がヨシヒコ?

監督がヨシヒコ

そもそも、この映画の監督さんが「勇者ヨシヒコ」シリーズの福田雄一さんなので、いくらでもヨシヒコテイストにできるわけなんですが、福田雄一監督は他にも「今日から俺は‼︎」とか「銀魂」とか、ギャグで成功しているので、別にヨシヒコに頼らなくても面白い映画は撮れるって感じかと思います。この映画も、主人公から脇役まで全てヨシヒコに当てはまるようなキャラで揃ってるわけじゃないし。予算も少なくないのでヨシヒコテイストは薄めかと思われます。

キャストがヨシヒコ

主人公:大輔=山田孝之=ヨシヒコ
主人公の親友:ウーラ=ムロツヨシ=メレブ
ヒロインの父=佐藤二朗=仏
となっていて、これらのキャラは出番が多いのでヨシヒコ感を味わうことができますが、当たり前ながらヨシヒコのキャラそのままというわけじゃないので、なんとなく「っぽい」にとどまるかな?
大輔はヨシヒコよりピュアではないし、バカでもないですし、ウーラはメレブよりは主人公の相棒感・理解者感があります。ヒロインの父(作中ではほぼ名前は出ないけど藤島健太という名前)は、仏のようにツッコミ役ですが、仏が超適当なキャラなのに対して、本気でヒロインを心配する良き父です。そういえば仏にも子供いたな…。

セリフがヨシヒコ?

ウーラ(ムロツヨシ)が、まんまメレブなセリフを言う場面があります。言い方も完全にメレブなので、これはおそらくヨシヒコファンへのサービスだったかな?と思います😂あとヒロイン父がツッコミを入れるテンションも、仏のそれですが、これは佐藤二朗さんならば色んな作品で見れるやつかも。

もっと大輔&ウーラが、ヨシヒコ&メレブに近かったらヨシヒコファンホイホイになってたと思いますが、そこは違う作品だからしょうがないですね(´・ω・`)むしろ一言でもアレを言ってくれてありがとうというべきなのか…、それにしても見事なメレブで、そこだけ何度も観たいくらいでしたよ、うむ。うむ。。

そして以下はネタバレありの物語の感想を書きたいと思いますので、まだ観ていない人は観てからお願いします!

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<以下ネタバレを含みます>

登場人物

主人公:弓削大輔
ヒロイン:藤島瑠衣
主人公の親友:ウーラ山崎
ヒロインの父:藤島健太

考察・感想(ネタバレ含む)

記憶を失ってしまうヒロイン・瑠衣は結局幸せなんでしょうかね?私は記憶を失い続ける人生じゃないので想像もつきませんけども。大輔が考案した(?)、「目が覚めたら、頭から消えてしまった新しい出来事を記録してあるDVDが毎日再生されるようにする」という方法で全て解決できたという結末になってますが、すっごく難しいなぁ。瑠衣本人も言ってたけど「子供ができても、自分にとってはある日突然お腹が大きくなったように感じるだろう」って点。確かに!!!としか思えなかったけど結局それはクリアしてラストのシーンでは子供が登場してましたね。DVDを見て毎日毎日「そうか、私は交通事故であの日以降の記憶がないんだ」というところから理解を始め、「大輔って人と付き合った」「結婚した」「妊娠した」「出産した」「子供がそれなりに大きくなった」ところまで飲み込まないと、一日が始められません。でも頭では理解できても、心でも理解できるものでしょうか…😰いくら血が繋がってても、映像が残ってても、降って湧いた「我が子」に母性を発揮できるのか?とか。ハッピーエンドで良かったと思うけど、「本当にそれで解決できたのか?」とモヤっとしてしまうのも確かです。自分たちで「そんな方法じゃ無理」って問題提起したのに解決せずにハッピーエンドだから、だったら問題提起しなきゃよかったんじゃね?と思わざるを得ない!作中でははっきりとは言われませんが、毎日毎日忘れていく短期記憶も、繰り返しまくるうちに「大輔の顔だけは夢に出てくる」みたいに、微妙に長期記憶になっていくってことなのか??
ちょっとだけ気になるけど、幸せならおっけーです◎

蘭丸でした!!

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