Zアイランドを観た感想と評価:映画考察

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皆さんこんにちは!
伊達あずさです。

ご挨拶もそこそこに今回紹介する映画は・・・
Zアイランド」です。

いつもの様に作品情報から。

Zアイランド
原題:Zアイランド
ジャンル:アクションホラーコメディ
製作国:日本
公開年:2015年
監督:品川 祐

概要:宗形組の組長である宗形博也はある日、敵対勢力の竹下組に襲撃され負傷。宗形組はそれをきっかけとし解散することとなる。組解散後は気質となっていた宗形は、襲撃の敵討に失敗し、逮捕されていた元弟分の武史の出所を出迎える。感動の再開となるも、出所がきっかけで武史の娘・日向が家出してしまったことを知る。家出した日向を探しに向かう元宗形組のメンバー達。しかし、日向が訪れていた島は竹下組の元メンバー吉田が組から持ちだした麻薬が原因でゾンビだらけの島と化していた。

と言った感じのわかりやすいゾンビ映画です。
何となく武闘派の人達とゾンビが戦うと、いつも武闘派の人達があっさり負けるイメージが強いのですが、今回の作品では勝ちそうな雰囲気がしますね。
さらに言えば、アニメを除けば邦画をご紹介するのって今回が初めてですね。

そんな、「Zアイランド」に対するおすすめ度は・・・

おすすめ度(5段階):★★★

うんうん。悪くない映画でした。
日本人の私にとって出演者の方々はほぼ皆知ってる人ばかりだったので、個人的には豪華メンバー!(窪塚洋介さん久しぶりに見ました)という印象を受けました。
アクションシーンも結構良く出来ていて、B級ホラーが多いゾンビ映画と比べるとかなり高いレベルになるのではないでしょうか。
ゾンビ映画のお約束はコメディ調にアレンジされつつも、しっかりと含まれており、純正のゾンビ映画と構成的には近い印象を受けました。
とは言え、ゾンビ映画というのはそもそもが一般的にうけるジャンルではありません。
ですが、邦画の有利な点「出演者に知ってる人いっぱい!」効果があるので、そこまでゾンビ好きじゃなくても楽しめると思いますよ。
しかし、難点を上げるとするならば、この映画は全体的に緊張感がありません。
同系統のコメディ調のホラー映画「霊幻道士」には緊張感溢れるシーンがあるのに・・・
何となくこの映画はゾンビに襲われていても全くドキドキしないんですよね。

う~ん・・・もしかすると、登場人物が多すぎるせいなのかもしれません。
限られた時間で完結させなければならない映画において、登場人物が多いというのは結構致命的です。
一人一人にしっかり焦点を当てている隙がないので、思い入れが生まれず、死のうが生きようが、結構どうでも良くなっちゃうんですよね。
だから、死ぬシーンとかも何か薄~くなっちゃっているというか・・・
ちょっともったいないかもしれませんね。

ここからはネタバレを含みますので、これから観る予定がある人は「Zアイランド」を見終えてからにしてくださいね!

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<以下ネタバレを含みます>

登場人物

主人公:宗形
宗形組弟分1:武史
宗形組弟分2:信也
武史の娘:日向
日向の母:桜
麻薬を持ちだした元竹下組:吉田
吉田の愛人:恵
日向の友達:セイラ
宗形組襲撃班リーダ:反町
反町の部下1:内田
反町の部下2:ジョー
島の医者:しげる
島の看護師:直美
島の警察官:白川
音楽好きの島の猟師:作田
竹下組幹部:木山

考察・感想(ネタバレ含む)

さて、毎度おなじみの言い訳から入らないといけないわけなんですが・・・
ゾンビ映画って考察するような所無いよ!
というわけで、今回は完全に感想です!!

登場人物が多すぎ!

上で主要な登場人物を書き出してみましたけど多いですよね?
こんなに登場人物欄に名前を書いたのって、ラストワールド以来じゃないでしょうか。
ラストワールドの時は、書きだした全員が主張人物だったわけではなく、考察する上でどうしても全員の役割をはっきりさせておきたかったため書いたに過ぎません。(実際の主要人物は3人だけです)

でも、Zアイランドの場合は本当に主要人物なんですよね。全員。
ちゃんと何らかしらの見せ場が用意されているんです。
さすがに2時間弱という限られた時間の中で全員の話を盛り込んでいくのは厳しいのでは・・・

大抵のゾンビ映画というのは、ストーリーなんてあってないようなもので、あんまり人数が多くなってくると「登場人物が死んじゃう~~」っていうドキドキ感が薄れていってしまうんですよね。
Zアイランドにはそれなりにしっかりしたストーリーや登場人物の背景が描かれているので、本当であればそういったドキドキ感が得られそうなものなんですが、あまりにも登場人物が多すぎるために全体的に薄くなってしまっているのです。

もう少し話全体の時間がとれるドラマとか、何編かに分けられた長編映画だったらよかったのにな。

ゾンビものの最新流行が取り入れられている

昔のゾンビものといえば、ストーリーや登場人物の描写などは二の次で、とりあえずゾンビが沢山でてきて、スリラーでスプラッターでバッドエンドみたいな。
とにかく一部のコアな人だけ(私も・・・)が好むようなジャンルでした。
しかし、最近のゾンビものは「ウォーキング・デッド」の影響ですっかり様変わりしてしまいました。

ゾンビはあくまでも人々を追い詰めるためのエッセンスでしかなく、極限状態に追い詰められた登場人物達がその環境下でどうやって生きていくかというヒューマンドラマのような構成となってきています。

Zアイランドにもゾンビものの最新流行である「ヒューマンパート」が取り入れられています。
主人公である宗形達が何故この島に来ることになったのかから、宗形達の人物像に至るまで映画中でしっかりとした描写があります。
他の登場人物達にもちゃんと見せ場が用意されており、キャラクターが立っています。

が・・・やっぱり、何となく時間が足りない気がするのですよね。
この作品の主人公である宗形達の主要目的となっていたはずの日向に関する描写が物凄く少ないことがとても気になるのです。
それどころか主人公であるはずの宗形達の描写時間自体が既に少ないような・・・

今こうして映画を思い返してみると、敵である反町達の方が圧倒的に印象的な上、島での活躍時間は「白川・しげる・作田」の三人組の方が長いような・・・
本土の警察に電話を掛けようとする際の謎の漫才シーンなどに時間をかけている余裕があるなら、もう少し日向に焦点を当てて欲しかったです(折角あんな格闘アクションまでできるのに!!)。
日向がゾンビになってしまうまでの「最期のあがき」がしっかりと描写されていたら、武史・桜と合流後のシーンももう少し感動できたのですけどね・・・
う~もったいないよ~~

結局ゾンビ発生の原因はなんだったのか

作中に登場するゾンビ映画マニア(?)のしげる曰く

薬が原因で発生したゾンビは動きが速い
病気が原因で発生したゾンビに噛まれるとゾンビになる

らしいです。
じゃあ、Zアイランドのゾンビってどうなのでしょうか。
最初にゾンビになった吉田はしげる曰く「ハイブリッド(薬+病気)」だそうです。
事実、ゾンビらしからぬダッシュでしたし、吉田に噛まれた恵もゾンビになっていました。
その後、島全体の人がほぼゾンビ化してしまったわけですが、全員ハイブリッドゾンビなのですよね。

・・・ということは?
吉田から薬を買った人が全員病気だった前提で「吉田+最初に吉田が薬を売った島の人7人」がゾンビの発生源ということになります。

ちょっと考えてみましょう!
そもそも、ゾンビが広がっていくためにはゾンビが倒されずに相手をゾンビにする確率が50%を超えなければなりません。
それを下回ると徐々にゾンビの数が減っていってしまうからです。
その点、この映画のゾンビは動きが速いので結構戦闘能力が高そうですね!
とはいえ、宗形達が遭遇した最初のおばあちゃんゾンビの動きから察するに、動きの速さは生前の能力程度なのでしょう。

この島がどの程度の人口なのかはわかりませんが、日本の島人口TOP10から推測するに、多くても3万人程度だと思われます。
さらに、ゾンビ化した場合でも戦闘力が低くなってしまうであろう高齢者の率を現存の島の中で比較的低そうな26%と仮定します。

最初の8人が襲った相手が26%で戦闘力が低いゾンビになります。
戦闘力が低いゾンビは、ゾンビを増やすのに役立たないとします。
その代わり、戦闘力が高いゾンビは1体たりとして撃退されなかったとした場合、島全体がゾンビになるためにどの程度の時間がかかるでしょうか。

ゾンビの攻撃回数残り島民(開始時29992人)強いゾンビ(開始時8人)
12998413
22997122
32994938
42991166
529845114
629731198
729533344
829189598
9285911040
10275511809
11257423147
12225955475
13171209526
14759416575
15022194

ゾンビの攻撃回数が15回目のところで島民が居なくなりました
映画内ですと、吉田がゾンビになってから宗形達が島に到着するまで1日ぐらいしか時間がありません。
試しに24時間の猶予があったとすると・・・24時間/15回 = 1.6時間となります。
つまり、ゾンビ達は1.6時間に1回は誰かに噛み付いているペースになります。
案外余裕ですね・・・

じゃあちょっとハードルを上げてみましょう!
警察官の白川は別としても、しげると作田に関しては島の若者レベルの平均的な戦闘力だと思うのですが、それでも結構強いゾンビを倒してましたよね。
強いゾンビになる若者が全員あんな戦闘能力を持っていると、全然ゾンビが蔓延しないので、ここでは25%ぐらいの撃退率としましょう。
それならどうかな?

ゾンビの攻撃回数残り島民(開始時29992人)強いゾンビ(開始時8人)倒したゾンビ
129986101
229979122
329970154
429959196
529945249
6299273113
7299044018
8298745225
9298356734
10297858746
112972011362
122963614683
1329527189110
1429386245145
1529203318190
1628965414249
1728655539326
1828251702427
1927725915558
20270391193729
21261451555952
222497920281243
232345826461623
242147434522119
251888545042766
261550758773610
271110076684711
285349100066148
290114628024

結果としては・・・29回目のゾンビの攻撃で島民が居なくなりました。
これでもゾンビ達のノルマは50分に1回噛み付けば良いみたいです。
思ったより全然簡単に蔓延しそう・・・

でもこの想定だとゾンビの撃退率が25%を超えた時にゾンビが増えなくなってしまいます。
すなわち元気な島民の4人に1人がゾンビに感染せず倒してしまうとお話が成り立たなくなってしまいます。
何となくそれって結構簡単そうな気がするのですが、島民は不意をつかれて攻撃されていますし、ゾンビが一度群れてしまうと、島民は相当不利そうです。
とはいえ、島民にだって逆襲のチャンスはあったんですよ?
もしも、27回目の攻撃までに島民が一致団結してゾンビの群れと戦っていれば結果は変わっていたはずなんです!

ランチェスターの法則」によると、戦力は人数の自乗に相当します。
つまり・・・
島民の戦力 = 1110002 = 123210000
vs
強いゾンビの戦力(補正前) = 76682 = 58798224

これに対し、25%の確率で撃退できる前提だったので、人間の1.75倍ゾンビの方が強いと考えて戦力に乗算します。
強いゾンビの戦力(補正後) = 58798224 * 1.75 = 102896892

結果として島民vs強いゾンビの戦力差は123210000 – 102896892 = 20313108となります。
すなわち√203131084507人の島民を残してゾンビだけ壊滅させることができたのですよ!
半日中に異変に気付き、ゾンビと一致団結して対峙することが、ゾンビの蔓延を食い止める最善の策だったということですね!
(蛇足ですが戦力 = 戦闘力だったとすると、島民11100人の戦闘力は最終形態のフルパワーフリーザ(1億2千万)と同じくらいの戦闘力ってことです)

やっぱり、日頃からゾンビ被害に対しても準備を怠らず、住民達が素早く連携できるような地域作りが大事だってことですよ。うん。

・・・話がそれました。
映画では島全体がゾンビ化しちゃっているわけですから、残念ながら島民が一致団結するチャンスもなく、ゾンビが蔓延する(撃退率がゾンビ増加率を上回らない)範囲内で善戦した場合でも計算上、3万人規模の島の人口程度だと24時間あれば全然余裕でゾンビ島になってしまいそうです。

こうして実際に計算してみると、映画の描写は結構現実的な良い線なのですね。

本職が役者じゃない出演者の演技

監督がお笑い芸人の品川さんということだけあって、出演者には多数のお笑い芸人の方々が出演していらっしゃいます。
さらに、どういうわけかミュージシャンの方(湘南乃風のRED RICEさんとか、歌手のシシド・カフカさん)が出演してます。

主要登場人物16人の内7人も本業俳優じゃない!
のに!?全然違和感なかったですね・・・特に反町組の3人の異様な雰囲気ときたら・・・
やっぱりお笑い芸人さんの漫才とかコントって演技に通じるものがあるのでしょうか。
芸人さんって多才だな~と関心しました。

まとめ

やっぱり、映画の時間で「ウォーキング・デッド」のような「ゾンビ」+「ヒューマンドラマ」は無理がある!!
でも、日本人が観る映画としては出演者も知ってる人ですし、なかなか楽しめる映画ではあると思います。
特にゾンビが好きではない方も試しに一度ご覧になってみてはどうでしょうか!

っていうか、この映画が面白かったという人は是非とも「ウォーキング・デッド」もどうぞ!
(ウォーキング・デッドのゾンビは私好みのゆっくり系ゾンビです)
以上です!

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