血祭とはどんなフェルティバル?

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こんにちは!蘭丸です!

クリスマスやハロウィンと違って、正月は「はい!今日で正月終わり!!」というのがはっきりしていなくて微妙ですね~。10月31日が終わったらすぐクリスマスムード、12月25日が終わったらすぐ正月ムードなのに、正月は三が日が終わっても初売り~☆とか言ってます。
今日(1/5)など余裕で正月です。冬休みが終わると学生的にはもう正月じゃないなって感じですし受験生的にはうわあああ!ってかんじですが、商戦的にはまだまだ紅白な感じ。

蘭丸的には…15日くらいまでは…正月だと良いな…と思うんですが、本音では7日過ぎたらもう許されないんだろうなと諦めています。

そんなことはどうでもよく。今日は「血祭りにあげる」の「血祭」ってどういう祭りなんだよっていう話をしたいと思います。
正月なのに物騒って感じですが、しかし古代文明の話をしてもその担い手は今全員死人だし、戦国武将の話をしても全員死人だし…。動物系くらいしか物騒じゃない話題がないですしおすし。

さてブラッディフェスティバルの起源はいったいいつどこにあるのでしょうか。
これは…なんと古代中国です!…いや、いかにもって感じすぎますね。中国では「血祭」と書いて「けっさい」。実際にやってたお祭り(?)です。これは、合戦の前に捕えておいた敵の間者や捕虜をボッコボコのボコしてブチ殺してしまう祭り。「戦いの前に敵をボッコボコにして士気を高める」という意味があったのです。
今の使い方と違う気がします…。現在は「血祭」自体が本番ですが、本来は「血祭」は前夜祭みたいなもんだったんですね…(´・ω・`)現在には合戦なんかないので、「戦いの前」が無いですし。それで関係ない人(?)をボコボコにしていたら警察が大変なことになってしまいます…(; ・`д・´)昔は「血祭にあげられる」人は、前夜祭の出し物でしかなく、主役ではなかったわけで、何ともやりきれない(??)なー。

血が関係しているけど今とは意味が違うことは他にもあります。血が関係してることは大体中国発だったりするような気がするけど。
「血を血で洗う」という言葉も、本来とはちょっと違っていたみたいですね。中国五代十国時代の書物「旧唐伝」の「源休伝」に、この言葉が出てきます。ウイグルの王「可汗休」が発した言葉です。「お前の国(唐)では、既に私の叔父を殺してしまっている。私がここでお前を殺せば、血を血で洗うように、ますます汚れてしまう」という文章。可汗休は、暴力に対して暴力で対応するとどんどん状況が悪化する…と嘆いています。
つまり「血を血で洗う」は今でいうと「負の連鎖」みたいな…。「復讐は復讐しか生まない」的な意味で使われた言葉だったんですね。
でも現在「血を血で洗う」というと、もう、どっちにどんな被害が出ようともものすごく激しく争うみたいな意味やら、「血」を「血縁」と結びつけて、血縁者同士で激しく争う…というような意味にも使われるようになったみたいです。

可汗休…ぐう聖ですなあ。
ちなみにウイグルはトルコ系民族だそうですので、完全に異国ですね。さらにちなみに可汗は「カガン」と読みますが、これは称号で、「カーン」とか「ハーン」と同じ。君主という意味だそうです。
なんか冒頓単于(ぼくとつぜんう)を思い出すなー。この人の「単于」も君主って意味ですね。

うん…特にオチが無いです…。ではではでは…( ̄ロ ̄;)

血祭とはどんなフェルティバル?_挿絵1
噴き出したらダメな時に限って伊達さんが何を言っても(面白くなくても)噴いてしまう…。

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