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こんにちは。栁澤です。
いろはかるたの「い」といえば、「いぬもあるけばぼうにあたる」…ですよね。
犬も歩けば棒に当たる。犬が外を歩いていると、棒に当たるらしいんです。
果たしてそうか…?
犬の散歩し続けること15年以上の犬の散歩歴を誇る私ですが、散歩してて犬が棒にHITしたことはありません。棒(木の枝)とかが落ちてるとなぜか口にくわえて持ち帰ろうとはします。でもまぁ、チェーホフが持ち帰りたくなるようなデカい枝はそのままくわえて歩いてると…車幅というか犬幅が増すので大体はどっかで進めなくなる上、家の中に持って入られても困るのですぐに取り上げてポーイ!!!
というわけで、犬が歩いてても別に棒が当たってきたことなんてないし、多分愛犬家の皆さんも同じ意見かと思います、ええ。
では何かの比喩に違いないですな。
「犬」と「棒」がセットで出てくることわざは実はこれひとつではなく、他に、「飢えた犬は棒を恐れない」というのもあります。
こっちなら何か分かるかも。「棒」は犬のしつけに使う棒らしいです…。昔は犬のしつけは棒でぶっ叩いてたんか…そんなことしなくても怖い顔とか渋い顔とか失望した顔すれば犬は空気読むのに!!
昔の人は犬に対して優しく接している場合ではなかったんですね、きっとね。昔の文章では、「犬」にとって「棒」というのは天敵という位置づけになっているようです。
ちなみに「飢えた犬は棒を恐れず」とは、まぁ、そのまんまで、窮地に陥ってる者は、普段ご主人が自分を叩くのに使ってる棒を握ってるのを見てもそれどころじゃない、棒を持ってるご主人に盾突くこともあるかもねっていうことですね。
さて…「犬も歩けば棒に当たる」という言葉に戻りますと。「その辺歩いてたら天敵に遭遇」とか「その辺歩いてたらぶっ叩かれた」みたいな感じに変換できますね。
正直あんまりこの例えはうまいと思えないんですけど、この言葉の正しき意味は、「その辺フラフラとして、色んな事に首を突っ込むと、痛い目に遭う」という意味なんです。
確かにそれはそうだと思うがしかし。犬が歩いてたら、いきなりぶっ叩かれる???別に人間じゃないのだから犬は余計なことってしないじゃんか!散歩するのは犬の本能だし、フラフラしてるわけじゃないし!?
あまり納得いかない…と思った人が多かった…のかどうかは分かりませんが、この言葉には現在だともうひとつ別の意味が出来つつあるらしいです。元の意味も知らなかった私なので、もう一つと言われてもまぁ全く分からないわけなのですが、調べたところによると、この「当たる」という言葉、元々では前述のとおり「叩かれる」という意味だったんですが、「当たる」は縁起がいい言葉ということで(宝くじが当たる、とか)、幸運が訪れることを意味してると解釈する人が多くなってきたそうです。その結果、「犬も歩けば棒に当たる」には、「とりあえず歩いてみると、何かいいことあるかも」という意味が生まれたそうな。歩く、というのは別に散歩しろって言ってるわけではなくて、「何か行動する」ことを指し、「とにかく何かしてみれば、良いことがあるかも」的な前向きな言葉になったということだそうです。
「犬も歩けば棒に当たる」…。でも棒だよ?どう見ても良いものに当たった気がしないなー。
何もかもにケチをつけてしまった。
犬は棒で叩かず、「私はお前よりも偉い!」というオーラを出してしつけをする栁澤でした。
全然言う事を聞かなったら「はい。みんな(一匹だけど)が静かになるまで〇分かかりました!」っていう感じで接します。実家の白い犬は帰るたびにしつけレベルが0に戻っているので、もう、もうー、「お前には失望した!」という顔をしていますが、相手は犬だけど正直これはパワハラだなー!と思う!!チェーホフ先輩を見習えよォォォ!
気のせいでなければ多分「やべぇー、習ったこと全て忘れた~。何ならこいつ見たことあるような気はするけど、誰??」という顔をしていると思う。見た目にステ全振りすぎるんだよ、実家のフワフワした、ビションフリーゼとかいう種類の白い犬よ!チェーホフが賢すぎるの?赤兎馬から牛に乗り換えた的な感じだから何か遅く感じるみたいなもんで、あいつは牛…というか小型犬としては普通なの?うそだ、犬っていう生き物のポテンシャルを私は信じているよ!なんか説明にも賢い犬種って書いてあるやんけぇ…。いつかきっと、ちゃんとした犬になるって信じているよ…だから諦めずに指導を続けてやるから覚悟しろぉー。
ではではでは!ではでは!
犬も歩けば、棒を拾って持ち帰ろうとするも幅の狭い通り道に阻まれる(長い)。
チェーホフ(でかい犬)の日常。
Studio POPPOの変な記事担当です。武田信玄の軍配が欲しくて100円貯金しています。ゾンビが来たら軍配で殴るつもりです。(よくないゲームの影響を受けている)