どうして飲み物を飲むとき小指だけ別行動しているの…?

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どうもです!栁澤蘭丸です、こんにちは。

みなさんは、お風呂上りに腰に手を当てて牛乳(とか)を美味しくごくごくごくっと飲んだことありますか?ありますよね!そんな時、ふと、コップを持つ親指、人差し指、中指、薬指をよそに一人(指)で知らんぷりしている指がいることが気になることがあると思います。そう…小指のやつです。

小指が立っているとなんか、カッコ悪い…そんな気がしてしまって、慌てて小指を他の指たちに倣わせる、なんてことが日常茶飯事です(蘭丸は)。

だけども…小指ってどうしてそんなに協調性が無いんですか!?コップを持つ時はみんなで持とうよ!プンプン、と他の指は言っているかもしれない。何なんだコレは。と疑問に思った蘭丸は、何故なのか調べてみたことがあるのです。

理由には人類の進化が関係していましたよ!
人間と500万年前に(進化的な)道を違えた、遠い親戚のチンパンジー氏。彼らの手のひらをじっくり見たことはあるでしょうか。親指が、人差し指以下4本の指ととても離れています(人間比)。なので、何かを握る時に、親指を使わずに四本の指で握るイメージがありますよね。
それに対して人間は、親指で包み込んで握ります。もしチンパンジーのように、親指を使わず色々なものを握ったり使ったりしようとすると、どうでしょうか。手に吸盤でもないと大変です。これは、人間が道具を使うため、手先が器用になっていった結果なんだそうです。親指を他の4本の指と連動させることが重要になってきました。特に、親指に近い指と連携します。

親指が「親」と名付けられるほどの地位を獲得した人類ですが…親指から最も遠い小指は、というと、親指との連携もあまり取れない…というわけで、どんどん人間にとっては重要視されなくなっていきました。。(細かい作業をするという点ではね。力のいる作業には小指は未だ重要です)

そんなわけで、なんやかんやで(たくさんはしょった!)、小指はプチ独立を果たした感じになっているのでした。親指と小指をギュッとくっつけるための腱は、現在あまり要らないため、そもそも持って生まれてくる人自体あまりいないらしいです!小指頑張って!!

実は足の小指も似たような境遇に置かれているそうで、足の指は歩いたり走ったりするのに重要な役割を果たしていますが、5本もいる~?という説も…。今でも小指の爪がめっちゃくちゃ小さかったりと、小指不遇状態になっている人はいると思います。これは必要なものが進化し、あまり要らないものは退化していくっていう仕方のないことのようです。人間にも、かつては尻尾がありましたが、現在は骨に少し名残があるだけになっていますよね。小指も、あまりに使わない場合は、尻尾みたいに名残になっていくのかも?

ただしピアノを弾く人間には小指は超重要!!私は人差し指、中指、薬指は長めなのですが、小指が他の人に比べると短いので1オクターブ届かせるのがギリギリ限界…これはとてもイタイ。小指がもっと長かったら、1オクターブ差の音を同時に出すときに楽だったのにぃ。他にも特殊な作業だと小指が重要だったりすることはありそうですよね…。退化ダメー。だけどこればかりは私一人が小指を鍛えまくったってどうにもならないことですからねぇ…。未来の人類の小指、気になりますね。

ちなみにちなみにチンパンジー氏の握力はなんと300kgもあるそうです。私の握力はというと、テニスと伊達さんの肩もみで鍛えまくっていても、40kgしかありません…ひぇ。いくら親指が発達したぜー!といっても筋力勝負ではチンパンジー氏には勝てません。これはもう、やっぱり、人類は得意分野を伸ばしていくしかないですね…、

栁澤でした!ではでは!

どうして飲み物を飲むとき小指だけ別行動しているの…?_挿絵1

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