みんな大好きブラックホール(等)!をかなり平たく語るの回

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こんにちは!栁澤です…

深夜2時に虫と戯れた後、近所を少しだけ散歩したら(近所は大阪ビジネスパークみたいな感じの、オフィスビルしかないところです)、そっちには川しかないだろっていうところから真面目そうな黒髪のコロコロした女子高生2人組が、いかにも部活帰りという格好で歩いてきました…、タバコを吸いながら…。
んんん…!?何かが変だと思うも、コロコロしていることに気をとられてしまい「コロコロだなぁ」と思いながらすれ違って、振り返るともうどこへ行っちゃったか分からないという謎事案が。どこからつっこんでいいやら。深夜2時のところ?川から歩いてきたこと?タバコ!?結局どこに行ったのってところ?!どれ!?

うん。そんなことより、ブラックホールってみんな大好きですよね!!私も大好きです。謎めいたところがたまりませんよね!吸い込まれると、外の人たちからは止まって見えるとか不思議過ぎです。今日は、そんなブラックホールの話を蘭丸でも分かる言語で書いてみたいと思います!

ブラックホールとは何か?
ブラックホールは「ホール」という名前がついていますが、もちろん穴ってわけではありません。れっきとした天体。寿命が尽きてしまったお星さまの成れの果ての姿にはいくつかありますが、その一つがブラックホールです。変な言い方をすればお星さまの死体ってことでしょうか。

お星さまにはいくつか種類がありまして、我々が住んでいるような、燃え盛っていない、太陽のような燃えている星の周りをまわっている(とも限らないけど)星は惑星といいます。きちんと太陽の周りをまわっていて、特に惑ってはいないのですが、その動きを地上から観測していると他の遠いところにある星と違ってフラフラ位置が変わって見えるので「惑う星」で惑星という名前がつきました!基本的に惑星は自分では燃えません。光りません。太陽の光を反射して光ります。惑星の周りをまわっている衛星も、自分からは光りません。なので月が光るのも、金星が宵の明星とか明けの明星と言われて超明るい星に見えるのも、何もかも太陽の光のおかげ。

太陽のように自ら光っている星を「恒星」と言います。が、タダで光っているわけではありません。自分の中の燃料を燃やして光っています。まさに自分の命を燃やしているわけです!!この星の明るさやら寿命は、大きさ(重さ)に深い関係があります。例えば我らが太陽は、星の中では無難オブ無難な中の中って感じのタイプです。太陽レベルの大きさのお星さまは、燃えていくうちに、赤く大きく膨らんでゆきます。最後には、周りにまとっていたガスなどが宇宙空間に流れ出て去っていって、核だけがのこります。地味。
残った核は「白色矮星」とか言われます。宇宙に無数にあります。なんせ中の中だし!太陽は、現在は地球より直径が100倍もありますが、最後に残る核は、地球くらいの大きさ。地味。
しかし、重さはものすごいのです。燃えている時は、外に膨らむ力があった太陽レベルの星ですが、燃えることができなくなったら後は重力しか残っていませんので、どんどん縮んでしまうのです。しかし、別に何かが減ったりするわけじゃないので、重さはそのまま。そうすると、大きさは地球くらいなのに、重たい星になります!!ひい!白色矮星は、ブイブイ光っていた頃の残りカス的にボンヤリ光っていますが、その後はそれすらもなくなって、黒色矮星という、もっと暗い星になってしまうと言われています。黒色矮星はまだ理論上の話らしいですが…。

では太陽よりちっちゃな軽い星はどうか?というと、小ささゆえに煌々と燃えまくることがないので、太陽より長生きします。その人生(星生)は、細く長ーく…。そして、百数十億年以上かけてだんだんと暗くなり、ひっそりと一生を終えます…。明るく光らないので目立ちもしないし…。地味!しかし寿命が百数十億年以上?宇宙の年齢が138億年っていわれているのに。誰一人死んでいない可能性があるではないか。これも理論上の話なのかな…?(;´Д`)

じゃあ、大きな星はどうだ?というとこれはもうド派手です。太陽よりも8倍以上大きな星は、身体が大きいので燃費が悪く、それはもうガンガン燃えまくります。その結果、寿命も短め。太陽より10倍大きいだけで、寿命は太陽の100分の1ほどになってしまうと言われています…なんという格差。(太陽の寿命は100億年だって。46億歳なう)太陽より100倍大きいと、なんと200万年で寿命を迎えてしまいます!これは短い!恐竜が地上の覇者だった時代は、2,5億前から6600万年前なので(長いなぁ…)、恐竜達が地上で地球の覇者ポジを謳歌している間に、何世代もの大きい星が滅びていることになりますね。星の寿命は何だか長いような気がするので、これは意外です(いや、人間に比べたら恐ろしく長いは長いけど)。
この太く短い人生を送ったお星さまは、太陽たちのように静かに冷えていく…というような地味な死に方をしません。さすが太い人生の持ち主。最後は大爆発を起こし、周りまとっていたものを吹っ飛ばし、後には素の彼(?)が残るわけなのですが、こいつも太陽と同じように、燃料が尽きたので膨らむ力を失っています。あとは縮む一方。大きくて重かったので、重力も大きく、半端なく縮んでいきます…すると、どんどんギュウウウウ~!と高密度になっていき、結果さらにどんどん縮む力が強くなり…最後にはブラックホールになってしまう…ということみたいですよ。

このブラックホール…寿命が短い星の最後の姿なわけなので、普通に考えてそんなに珍しくはなさそう…ってなりますよね。実際、ブラックホールは宇宙のいたるところにあることが分かっています。観測できる範囲内だけでも、なんと1000億個以上!!…1000億??!さすがにありすぎじゃ!?

地球から一番近いブラックホールは、6000光年先にあるそうです。…遠いんだか近いんだか…?一応地球に影響はないみたいですね。

ちなみに地球をブラックホールにしたいと思ったら、重さはそのままで、「直径2cm」くらいのビー玉サイズにすればOKだそうです。何がOKなのか分かりませんが、これで地球も光をも吸い込む重力の持ち主になれるってわけです!しかし…途方もない縮め方をしないといけないんだなあ…(;´Д`)

ブラックホールになってしまったら永遠に周りを吸い込み続ける天体ゾンビになってしまうのか?というと、そういうわけでもなく、ブラックホールもだんだん小さくなり、最後には消えると考えられているそうです。が、そうなるには数百兆年くらいかかるらしく、実際どうなるかは誰も知らない…。その頃にはもう太陽もないしね…。太陽がないっていうか太陽の膨らむ力で、地球の公転軌道より太陽の直径がデカくなってしまい(最終的には火星の公転軌道より大きくなるそうな)、地球は蒸発するとも、太陽の膨らむ力で太陽系からはじき出されてしまうとも、そんな太陽系の内輪話と関係なく銀河の濃ゆい部分(今は比較的過疎っているところに太陽系はある)と衝突してしまって、もうわけのわからない事態になるとも言われていて、地球も、生き物が住めるのは今のうちという感じなのですよ。何億年先の話だよ、100年後の未来も今生きている人間は見ることができないというのに!という感じですね。桁が大きすぎて現実逃避してしまいますねー、宇宙最高。

まとめると…ブラックホールは怖いけど吸い込まれなければどうということはない。という話です(?)。

宇宙は好きだけど決して天体ショーは見ない栁澤でした!怪奇植物トリフィドの侵略(大人用訳はトリフィド時代)をよろしく☆

みんな大好きブラックホール(等)!をかなり平たく語るの回_挿絵1

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