命名センスが(個人的に)好きな競走馬を紹介するの巻

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「レキジョ」「カープ女子」に続いて「ウマジョ」なる女性陣がいるらしく、そのまま競馬ブームが終焉を迎えるのかもと寂しく思っている蘭丸です。こんにちは。

女性人気を未来永劫の人気と勘違いして経営規模を大きくしたりするとそのまま滅亡する場合があるので注意が必要です。競馬は公営なので滅亡はしないだろうけど、乗馬は公営じゃないから別!
けど乗馬は女性に人気出るかなー。汚物にまみれることもあるし骨折することもあるし、基本馬くさいから、こっちはあんまり人気出なさそうですよね。うん。競馬も競馬場まで行けば馬くさいですが…。

そんな話はさておき、私が個人的に気に入っている馬の名前をただただつらつらと紹介したいと思います。

順不同で、強さ関係ないです。

1・ウィンバリアシオン

この馬の名前は、ウィン(←冠名。馬主さんごとに決めてる場合がある。例えば「アドマイヤ」とか「マチカネ」とか「フサイチ」とか)+ヴァリアシオンで構成されています。ヴァリアシオンというのは、バレエでのソロの部分を指します。母名がスーパーバレリーナだからですね。とにかく読んだ時にカッコいい。冠名も洋風なので違和感がなくて素敵。

2・ゼンノロブロイ

冠名ゼンノ+ロブロイです。ロブロイとは、18世紀のスコットランドの義賊「赤毛のロバート」ことロバート・ロイ・マグレガー氏の通称「ロブ・ロイ」に由来しています。これ…通して読んでみると…「ゼンノロ ブロイ」に思えて、なんかのろそうなんです…、が、ゼンノロブロイはレコードタイムを出したこともある速い馬。それなのに「ノロ」っていうギャップが良いです。(名付けた人の思惑ではノロいとか関係ないけどw)語呂も良い!

3・エルコンドルパサー

見るからにカッコいいんですが、これは南米の民謡で日本でもおなじみの「コンドルは飛んでいく」のスペイン語での題名です。エルはthe、コンドルはそのまんま、パサーは英語で言うとpass、つまり通過する。外国の人が、日本の民謡が好きだからと自分の馬に「ソーランブシ」とか名付けられるのとまぁ似たようなものかと…。あれっ。そう考えると何かダッサい?でも響きは最高にカッコいい!

4・グラスワンダー

「冠名グラス」+「ワンダフル」から。グラスは冠名ではありますが、芝(草むら)という意味もあるので、芝のターフでびっくりさせてくれって意味がこもっているのかなと思います。ファンタジー病の私にはどうしてもホビットが思い浮かぶところがいいね!(?)

5・サドラーズウェルズ

ロンドンにある劇場の名前から。サドル=鞍なので、そっち関係かと思いきや劇場が由来だったとは(カタカナだと分からないが、鞍と綴りが違う)。彼の父の名前は有名な大種牡馬「ノーザンダンサー」。なので、息子はダンサーが活躍する劇場の名前をとったのかな?と勝手に予想。

6・ステイゴールド

英語をそのまま和訳すると、「いつまでも輝いていて」という意味になります(スティービー・ワンダーの曲名)が、それ以上に香港表記が素敵なのです。「黄金旅程」。香港でも国際レースが行われるので外国の馬(日本の馬も)も出場するのですが、その時は馬の名前は漢字で表記されるんです。ステイゴールドは黄金の旅程。かっこいー!香港表記がかっこよすぎて好きです。

7・オルフェーヴル

一番好きな馬!父「ステイゴールド」と、母「オリエンタルアート(東洋の芸術)」から連想して付けた名前だそうで、意味はフランス語で「金細工師」です。愛称は「オルフェ」「金色の暴君」など。趣味は斜行すること、騎手を振り落とすこと。超気性難の問題児三冠馬です。

8・ドリームジャーニー

オルフェーヴルさんの全兄(母も父も同じ兄。母だけが同じだと半兄。父が同じでも別に兄弟とは言わない場合が多い)。意味は「夢のような旅路」で、父ステイゴールドの香港表記から「旅程=ジャーニー」の部分をとった模様。とても小柄な馬体が特徴で可愛いです。が、父、弟同様の気性難。

9・ビワハヤヒデ

冠名ビワ+速さに秀でてほしいという願いから、「速秀」。純和風という感じの名前が落ち着いてて素敵です。名前の通り速かったけど、怪我したせいで引退も早かったのが残念。半弟に三冠馬のナリタブライアンがいます。

10・ラニ

ハワイの言葉で「天空」の意味。短い!別にFate/EXTRA厨だから好きなわけではありません多分。ラニの他にも、ハワイの言葉を名前にしている馬は実は多いのですが(今年凱旋門賞に挑戦したマカヒキ、ダートのディープインパクトと呼ばれたカネヒキリ、牝馬クラシック2冠のアパパネなど…)別にハワイが馬の産地というわけではありません。ハワイで事業を展開している馬主さんがいるため、ハワイっぽい名前の馬がちょいちょいいるようです。ハワイ系の名前は不思議な語感のが多いですが、ラニは普通に可愛いですね。

というわけで見直してみると…大事なのは語呂ですね!!そして、冠名が浮いてないこと(ゼンノロブロイは除く笑)がポイントなのでしょうか?母と父の名前から連想して全然違う名前を付けるっていうのはとても愛があって、いい名づけ方ですねぇ。もちろん「ネコネコロガール」とか「オレハマッテルゼ」とか「マチカネフクキタル(これ冠名マチカネだけど…意味的にマッチしすぎ!)」も清々しくて好きですが。

余談ですが、名前がかっこ悪い馬は人気が出づらいという事実が実はあります。強いのに馬券を買われなかったり、ダサいダサいと言われてしまうのです。なので強くて名前がダサい馬は買いなのか?という気もしますが、でも後世まで語り継がれる馬はみんな名前がカッコいいので、カッコいい名前の馬をどんどん世に出してほしいものです!

ちなみに私が全く競走馬に興味がなかった頃、阪神競馬場の近所に住んでいました。当時はステイゴールドやらサイレンススズカ、ディープインパクトも阪神競馬場を走っていたみたいです…。私は阪急今津線で西北に向かう途中の窓から見える阪神競馬場を「(サッカーの)スタジアムかな?」と思っていました。今更気づいたところでどうにもならない上、その頃は馬券も買えないし、遊びに行くような場所でもないのですが…。大学時代なら、馬術部で阪神競馬場でのバイトがあったんですが、その頃にも競走馬に興味があればなぁ、もう涎垂モノだったのに、本当にすれ違いの人生ですね…。大学時代は電車がおっちゃんでぎゅうぎゅうになるので「競馬」が嫌いでした( ;∀;)阪神競馬場の最寄り駅だと分かっていたのに、窓から見える謎の建造物が競馬場とは全く思い至らなかった謎。人間の思い込みって怖いですね…。ちなみに「あああれがそうやったんかああ!」と気づいたのは、首都圏に引っ越してきて、「競走馬」が好きになってからです…(;´Д`)

栁澤でした!

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