北海道連鎖殺人 オホーツクに消ゆのプレイ日記7:レトロゲーム(ファミコン)

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前回からの続きです!

皆さんこんにちは。
何時の間にか犯人ではない人を追いかけさせられているような気がしてならない伊達あずさです。
全然論理的な捜査ができていない様な気がするんですよね。物凄くふわっふわした話から奇跡的に捜査が進んでいるだけのような気がしてなりません。
事件と全く無関係なことであっても、とりあえず話を進めていければ、神の見えざる手によって最終的には事件の犯人が捕まっちゃうみたいな・・・

北海道連鎖殺人 オホーツクに消ゆのプレイ日記7:レトロゲーム(ファミコン)_挿絵1
そんな虚しさを覚えつつも、捜査再開です。
さて、何時の間にやら奥村紀助が残したニポポ人形を彫った人物とされる「うらたじんごろう」の足取りを追って、網走刑務所まで来てしまいました。
刑務所の前にあるお店でニポポ人形について尋ねてみると、確かにこのニポポ人形はこのお店で販売している商品で、ここで扱っている人形は全て刑務所の受刑者の手作りだということがわかりました。とすると、うらたじんごろうは今もまだ服役中なのでしょうか。

北海道連鎖殺人 オホーツクに消ゆのプレイ日記7:レトロゲーム(ファミコン)_挿絵2
お店の人によると、人殺しの記事が新聞に載った次の日に決まって、目の下に涙のような傷がついたニポポ人形が混じるのだそうです。
以前、この店でニポポ人形を買った年配の人が、この目の下に涙のような傷がついたニポポ人形を見るなり真っ青な顔になったことがあったんだそうです。その年配の人というのは奥村紀助だった可能性が高いですね。
更に、網走刑務所の看守に「うらたじんごろう」のことを聞いてみると、強盗殺人の罪(無期懲役らしいです)で現在も服役していることが分かりました。

北海道連鎖殺人 オホーツクに消ゆのプレイ日記7:レトロゲーム(ファミコン)_挿絵3
網走刑務所内で「うらたじんごろう」と面会することができました。
例のニポポ人形を見せてみたり、奥村紀助について聞いてみたりもしましたが、うらたじんごろうは何も話してくれません。
う~ん、彼が話をしたくなるような何かが必要な気がします。

北海道連鎖殺人 オホーツクに消ゆのプレイ日記7:レトロゲーム(ファミコン)_挿絵4
特に何の収穫も無いまま、うらたじんごろうとの面会を終え、網走刑務所前まで戻ってきました。
さてこれからどうしたらいいものか・・・

北海道連鎖殺人 オホーツクに消ゆのプレイ日記7:レトロゲーム(ファミコン)_挿絵5
そういえば、以前手帳を手に入れた際に、近くに電話が無かったため、手帳に書かれていた電話番号に電話してみるのを忘れたままになっていたことをふと思い出しました。ちょうど捜査の手掛かりも失われちゃったことですし、この辺で一度試してみましょうか。

北海道連鎖殺人 オホーツクに消ゆのプレイ日記7:レトロゲーム(ファミコン)_挿絵6
即売所に設置してあった赤電話を使って手帳に書かれていた番号に電話してみました。
この番号は阿久津秀雄事務所の電話番号だったみたいです。とりあえず秘書の方とお話しすることができましたが、犯人の心当たりもないとのことで、捜査が進展しそうな話を聞くことはできませんでした。

北海道連鎖殺人 オホーツクに消ゆのプレイ日記7:レトロゲーム(ファミコン)_挿絵7
一先ず網走市内に戻って、再び野村親子の捜索をしてみることにしました。
すると、網走駅の駅員がそれらしい2人を目撃していました。その2人は釧路行きの切符を買っていたとか・・・

北海道連鎖殺人 オホーツクに消ゆのプレイ日記7:レトロゲーム(ファミコン)_挿絵8
というわけで、物凄く久しぶりに釧路市内に戻ってきました。思えば北海道での捜査はここから始まったんでしたね。
釧路市内でも野村親子について聞き込みを行ってみると、近くの銀行で2人の姿が目撃されていました。目撃者によると何でも2人はまとまったお金を降ろしていたとか・・・
いやまあ、野村さんのアパートの管理人さんの話だと、野村さんは旅行中だそうですし、親子2人で旅行に出かけたとかなら、まとまったお金を降ろすのも何ら不思議な事ではありませんけど・・・

北海道連鎖殺人 オホーツクに消ゆのプレイ日記7:レトロゲーム(ファミコン)_挿絵9
釧路市内まで来たついでに、増田の家にも寄ってみると、増田の妻たえから妙な話を聞くことができました。
なんでも、先日若い女性が訪ねてきて、生活の足しにして欲しいとお金を置いていったんだそうです。ひょっとして野村さんでしょうか。

北海道連鎖殺人 オホーツクに消ゆのプレイ日記7:レトロゲーム(ファミコン)_挿絵10
その後も2人を探して彼方此方まわっていると、わごと温泉で何者かが床の上を探し回ったような跡(どんな跡なんだろう・・・)を発見することができました。猿渡曰く、犯人が手帳を探しに戻ったのではないかということでしたが・・・となると、中山さんにはここで会った時にこの手帳を見せてますし、本当に彼女の物ではなかったということになりますね。

北海道連鎖殺人 オホーツクに消ゆのプレイ日記7:レトロゲーム(ファミコン)_挿絵11
その後もめぼしい所を探し回った末、野村さんのアパートへと戻ってくると、管理人さんが血相を変えて駆け寄ってきました。
管理人さんによれば、昨日の午後ぐらいに野村さんが帰って来たそうなのですが、つい先ほど、中で争うような物音がしたので様子を見に来たら部屋の中が大変なことになっていたのだそうです。

北海道連鎖殺人 オホーツクに消ゆのプレイ日記7:レトロゲーム(ファミコン)_挿絵12
確かに凄いことになってますね。でもなんか、誰かと争ったような跡というよりは、誰かが部屋の中にある何かを探していたような感じに見えます。実際、以前来た時に机の引き出しの中で見つけた奥村紀助からの手紙が見当たりません。
部屋には複数の男性の物と思われる足跡が残されており、シーツの端が引きちぎられていることから、野村さんは部屋に押し入ってきた男達にシーツの切れ端で縛られ連れ去られたのではないかというのが猿渡の推理みたいです。

北海道連鎖殺人 オホーツクに消ゆのプレイ日記7:レトロゲーム(ファミコン)_挿絵13
荒らされた室内に残されていたアルバムの中にうらたじんごろうと野村姉妹が一緒に写っている写真を発見しました。
ひょっとすると、うらたじんごろうは野村さんを連れ去った犯人に心当たりがあるかもしれませんね。とりあえず、この写真は貰っていくことにします。

北海道連鎖殺人 オホーツクに消ゆのプレイ日記7:レトロゲーム(ファミコン)_挿絵14
野村さんが帰ってきたということは、ゲンさんも店に戻っているのではないかと思いコロポックリに電話してみると、お店の郵便受けにゲンさん宛ての脅迫状が届いていることを店の店員さんから知らされました。(他人宛ての手紙を勝手に読んじゃったの!?)
脅迫状には「娘の命が惜しければ、夕張中央炭鉱まで来い」と書かれているそうです。とりあえず、うらたじんごろうの件は後回しにして、人命優先とばかりに夕張中央炭鉱へ向かうことにしましょう!

北海道連鎖殺人 オホーツクに消ゆのプレイ日記7:レトロゲーム(ファミコン)_挿絵15
店の前に居た電気屋の主人に話を聞いてみると、見慣れない黒塗りの外車が中央炭鉱の方へ走って行くのを目撃していました。
話を聞かせてくれたお礼とばかりに、電気屋でラジオ、ポータブルテレビ、懐中電灯、ファミコンを購入しておきました。あ、乾電池もおまけでくれました。

北海道連鎖殺人 オホーツクに消ゆのプレイ日記7:レトロゲーム(ファミコン)_挿絵16
というわけで、ゲンさん宛ての脅迫状に書かれていた中央炭鉱にやってきました。
あ~これは懐中電灯を買ってきておいて正解だったかもしれませんね。

北海道連鎖殺人 オホーツクに消ゆのプレイ日記7:レトロゲーム(ファミコン)_挿絵17
ではいざ中へ突入・・・と、行きたいところですが、何かここから長くなりそうなので、今日はここまでです。

北海道連鎖殺人 オホーツクに消ゆのプレイ日記7:レトロゲーム(ファミコン)_挿絵18

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