有用なアドバイスを聞くことは難しい:応用心理学

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こんにちは!栁澤蘭丸です。

今日は応用心理学…といっても、何となく当たり前のことな気がします。でもたまに思い出すと良いことかもしれない。

人からのアドバイスについて、有難いと思える人と、思えない人がいます。「私はアドバイスなんて求めていない」という意味で有難いと思えない場合と、「あの人からのアドバイスなんて聞きたくない」という意味で有難いと思えない場合がありますよね。どちらの状態でもない時にしかアドバイスは自分の心に届かないものってことですね。

しかし、聞きたくないアドバイスほど実は大事なアドバイスの可能性が高いのかもしれない。何故ならば聞きたくないのは「耳が痛い」ことだから…図星だからかもしれないから!

うすうす気になっていることを指摘されてしまうと、「はぁ?」ってなることはよくありますよね。「宿題をしなきゃ…」と頭の片隅で思っていたところに「宿題は?」と言われると、イラッと来たり、やる気が失せたりするのと似たようなものなのかもしれません。「言われなくたって分かってたんだよ」と感じてしまって、アドバイスに従う気が失せてしまったり。

また、何度も何度も繰り返し言われることだと「またお小言か…」と煩わしく感じて、聞く耳を持てなくなることもあります。楽しく食事している時に「箸の持ち方を直したほうがきれいだ」と言われ続けるとか。ちっ!て思ってしまうこともありそうです。

色々と言ってくる人は、大抵は身近な人ですよね。「親」「兄弟」「恋人」「配偶者」など…。これらの人には反発してしまうことが多いですが、身近だけに本人の悪いところをまざまざと見ている人でもあります。「私が改善するべき点」については、「私本人」より「私の身近な人」のほうがずっと詳しいです。私の振る舞いは私には見えないですもんね。

世の中には「アドバイスハラスメント」というハラスメントもありますし、本当に余計なお世話なこともあります。全てのアドバイスに耳を傾ける必要はないのですが、しかし全てのアドバイスが余計なことというわけでもありません。特に身近な、「私」の立場が危うくない方が嬉しいはずの人のアドバイスは本当にそうしたほうが良い場合が多いかも。
「いや、親とは価値観が違うから」と思う場合もあるでしょうけども、ひとまず冷静になって、本当にそうかなと考えてみる価値はあるかもしれません。それでも、自分には不必要だと思えるならば、それは仕方ない。でも、ただ何となく聞きたくないんだ、とか、いちいちうるさい!というのが理由ならばもしかしたら図星だから聞けないだけなのかもと思う方が本当は得だったり?

身近で、反発しやすい相手からのアドバイスって聞く耳を持ちづらいけど、聞いてみると人生にプラスになったりするかもしれないねっていう話でした。

ではまた!

有用なアドバイスを聞くことは難しい:応用心理学_挿絵1
伊達と親のいうことは大体正しい…。

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