日本人が大好きな血液型占いは本当に妥当なのか?

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栁澤です、こんにちは。

ブログを読んでくれている人は大抵が日本人だと思いますが、「血液型占い」というものを聞いたことありますよね。
「姓名判断」「星座占い」みたいにメジャーな言葉です。

例えば…
A型は几帳面で優柔不断
B型はマイペースでこだわりや
O型は大雑把
AB型は二重人格

など…
当たっている!と思える部分もあるのですが、科学的根拠がありません!
実は、血液型占いと言うのは1880年代頃に発生した「優生学」という優秀な人間は人種による…という考え方が派生したもので、考えたのは、当然ですがその頃鎖国から明けたばっかりの日本人ではありません。
世界中を闊歩していた白人の方々です。
確かに人種によって得意不得意はあるでしょうが、そこに「優れている」「劣っている」という価値観は持ち込めません。
大体、「優生学」では白人は優秀、それ以外の人種は劣ってる!という主張で、まぁ白人にありがちな黒歴史なんです。

ところで、この血液型占い、なんだか不利な血液型があると思いませぬか。
そう…Bです。
Oは大雑把と言われながらも、「逆に言えばおおらか」「リーダーシップがある」とか言われますし
Aは神経質と言われても、「逆に言えば細かいところまで気が付く」「チームに1人はいないと!」などと言われます。
が、Bは「マイペース≒自己中」
ABはBが混ざっているので「自己中」に加えて「二重人格」とか言われる始末。

んなわけねえええ!
この性格に普遍性があるのなら欧米でだって「血液型に関する性格の傾向の分類」に関してだけは廃れなかったはず。
でも、そもそも諸外国人は血液型に関心がありません。
何故かと言うと、たとえばネイティブアメリカンは100%O型です。
インド人はB型が7割。(インド人と仕事した人、納得しなさんな)
こんな感じで、日本みたいにABOが大体同じくらいのバランスってことがないので、血液型が問題になるのは病院くらいのもので、自分が何型なのかも知らない人が多いそうです。
これじゃーねぇ、血液型占いできませんよね。
なので、血液型による性格の診断なんてものは、外国ではとっとと廃れました。
ちなみにゴリラは100%B型だよ。(ブタゴリラはA型だそうです)

でも、なんだか当たっているような気がするのも事実です…。
「あなたOでしょ」「なぜわかったの?」とか、言われちゃったことみなさんありますよね?
でも当てはまらない人もいます。
私はよく「B」って言われますが違います。
私は伊達さんも「Bだろ」って思いますが、違います。
Aの人だって全てにおいて神経を張り巡らせているわけではないですし、O型も全てに対しておおらかに受け止めているわけではない。
Bも、全てマイペースを貫くことなんて許してもらえませんし、ABの人が豹変したところも(私は)見たことないです。
なのに血液型を人に当てられてしまうのは何故?やっぱり血液型によって性格の方向性ってあるんじゃないの?と思うかもしれませんが、これはおそらく逆です。
例えば「自分はOだ。だから大雑把なところがあるのだ」と思い込み、その大雑把な部分ばかり知らず知らずのうちに強調してしまったりするからでしょう。
鶏が先か、卵が先か…という問題ですが、恐らく…ひよこが先です!

まあ占いでそんなこと言ってるうちは可愛いもんですが、こんなのが浸透してくるにつれ、「Bの人はワガママ」「ABは腹黒い」「Oはがさつ」「Aは気弱」などという思い込みが横行し始め、いじめの原因になったりしてきて、テレビでは血液型で人を分類することは控えるようになりました。(2004年にBPOが、血液型により人間の性格を規定する表現をを控えるように声明を発表しました。)

合コン的な、「ねえねえ、いくつ?」「えー、いくつに見える~?」とかいうノリでやるのはいいですが、上司に「お前B型だから昇進させたくない」とか「お前はO型だから繊細な作業は任せたくないわ」とか言われたらたまりませんよね。

血液型で人を判断するのはやめたほうがよさそうです!
ちなみに双子座も決して二重人格ではありません!(蘭丸双子座です。)

日本人が大好きな血液型占いは本当に妥当なのか?_挿絵1

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