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どうもコンニチハ!年金アドバイザー2級っていう謎の民間資格を持つ蘭丸です。ちなみにこの資格に1級はありません。(1級がない理由は知らない…謎と言えばこれが謎か?も?)在学中に先生がとれって言ったから取ったのですが、法律の資格というよりは、銀行員の方が、お客さんの年金の相談に乗るための資格といったほうが良い感じの資格で、計算問題なんかもあって、実務よりです。一般的な年金知識なら、3級で十分カバーしています!(3級もとったよ)
そんなことはどうでもいい!
ウッチャンナンチャンの「内村光良」さんのコント番組「LIFE!」私は大好きで見ているんですが、最近の若者の気持ちを代弁するようなコントがありました。2017年8月14日に放送されたコント、「未来戦士ハライゾン」です。
このコントの設定では、未来から来た正義の味方ハライゾンは、過去のどんな悪事も見逃さない正義のヒーローだけど、2人で3人の高齢者の生活を支えているため、思うように身動きが取れない!というものでした。
「僕ら年金貰えません」
「あなたたちが対策をしなかったからこうなった」
と言ってましたね。これを見たらやっぱり「年金なんて払いたくないよ!天下のNHKが言ってるし!」って思っちゃいますよねぇ…。
前も年金の記事は書いたのですが、年金ってのは一応「払い損」にはなりません。
おじいちゃんおばあちゃんが貰っている「年金」を司っている法律は「国民年金法」といって、保険って言葉は入っていませんが、払ってるものは「保険料」ですよね。保険っていったら、医療保険とか、車両保険とかが思い浮かぶと思いますが、実は年金も同じような感じなのです。新車を買って、車両保険を付けて走り、何事もなかったとしても「保険料を払い損!」とは思いませんよね。払い損ではなかったってことは事故ったってことだし、事故りたいわけじゃないですもんね。まあ、そういう感じ…でしょうか…(;´Д`)やや(?)割が悪いですが…。
国民年金は高齢者だけのためのものではありません。「障害(基礎)年金」とか「遺族(基礎)年金」っていう言葉を聞いたことはありますかね?または「ハタチ前年金」とか。
日本は「国民皆保険・皆年金」を達成している国なので、任意保険に入っていなくても、何かあった時に国が面倒を見てくれる仕組みになっています。これは年金制度の役目です。年金という言葉の意味は、「(条件に当てはまる限り)ずっとコンスタントにお金をくれる」って意味と思ってほぼOKです。(一方、一度に一気に大きな金額を渡されて終了のものを「一時金」って言います。「国民年金」だけど、場合によっては何らかの一時金を貰う場合もあります。)
働いていようがいまいが、20歳をすぎたら日本の国民は全員国民年金に加入することになります。保険料を払おうが払うまいが、すでに20歳を過ぎれば一員になっているんです。働いていない場合や、働いていても厚生年金未加入の場合は、自分で保険料を納めることになるのですが、納めないでいると「督促状」とかが来てしまうので、気分良くないですよね。しかも、私が学んでいた時代は「まだ個人に対する差し押さえは行われた例はない」と教わった気がするんですが、「例はない」だけで、国が「差し押さえようっと」と思ったら、逃れることはできません。怖いですよね!最近なんか国が本気の目をしているような気がしてならない…(;”∀”)
でもハライゾンだから払いたくない…というのは、それこそもしかしたら損なのかも…。ここで前述の「障害(基礎)年金」や「遺族(基礎)年金」が関係してくるのです。
「障害年金」は、簡単に言えば、怪我や病気などで障害をおった場合、それが等級に当てはまれば支給される年金です。これは、いわば若い人向けの年金。「遺族年金」も、加入者に、条件に当てはまる遺族がいた場合支給される年金です。もし年金を滞納していた場合、最悪、これらが支給されないことになり、昔は払っていたけどもうやめたーとか、最近払ってないわーとかだと、本物の払い損になるのです。最初っから1円たりとも払っていない人は…払い損ではないですが、国家からもらえるはずの年金が貰えないというのは、ただでさえ困っているのに…という感じですよね。
厚生年金を払っている会社にお勤めの方は、保険料の支払い義務が会社にあるのであまり「滞納」とか気にしたことはないと思うんですが、自分で支払う人は、支払い義務が本人にあるので、常に気にしないといけないのです。。。もし、自分に何かあった時に、年金を受け取りたいのならば…。
しかも前も同じようなこと言いましたが、実は支給される年金は保険料100%でまかなっておらず、税金でバックアップしていますので、消費税など払っている時点で既に無関係ではないんですよ!払った税金のいくらかは、年金に使われているんです。それなのに滞納してたからって、障害を負った時「あなたは保険料を滞納してたから、ごめんなさ~い」とそっぽを向かれるのはイヤですよね。
真の意味の払い損を避けるには、保険料は収めたほうが良いってことになります。どうせもう自分のお金は少なからず年金に使われているんだし。
年金は破綻する、破綻する、とは言われていますが、破綻…貰える額が0円になるってことはないような仕組みになっています。本人が全く年金を貰わずに死んじゃった場合は遺族にお金が払われたり(年金の場合もあれば一時金の場合も)するし、向こう100年間は破綻しないように制度を見直す、ということを5年おきにしていますので、破綻だけはしない。はず。貰える額が限りなく0に近づいたとしても!!
というわけでハライゾンと言い切るのはちょっと誤解がありそうなのでこんな記事を書いてみたのですが…、少子化対策を何とかしないと若者が身動き出来ない未来になるのは確かだとは思います。現在、老齢基礎年金の月額は、(きっちりと40年間保険料を支払い続けた方だと)約6万5千円くらい(半分は国庫から)。一方保険料は今年(2017年)は約1万6500円。約2人で1人のお年寄りの生活を支えているような感じがしますが、実際は6万5千円受け取れる方ばかりではないので、もう少し支える人数は小数点以下人でしょうけど多いかな汗
いや~、でも結構きつい感じしますよね…(;´Д`)
「未来戦士ハライゾン」の世界では、2人で3人のお年寄りを支えていました…。悲惨だ…。私がいくら「『国民年金』は保険の一種のようなもんだから、一応払い損とは言えない」とか言っても、そんな世界に住みたくないですね汗
少子化対策なんとかしていきたいものですね!具体的に何を頑張ればいいのか分からないけど( ̄ロ ̄;)えーと…子だくさん家庭に恩賞を出すとか…?あと生活保護のほうが基礎年金のみ貰うより割がいいというところもよくないのだろうな…ウーン。あれこれ考えるのがめんどいので、ジジババになる前にとっとと死んでしまいたいとすら思ってしまう私です。
うん…とりあえず国民年金は「将来のためにある」という面が大きいですが、「現在の自分や家族のためにある」ものでもあるということを一応フォローしとこうと思います(;´Д`)
書いていて自分でもきびしいと思わざるを得ませんけれども未納は怖いものです><
ではではでは!ではでは!!
やっぱりエアコンが付かないことになった栁澤でした。グスン!
(うるるとさらら、取り付け金具が壊れてもう付けられないって…。もう…。保険料一年分以上の値段のエアコンなのにorz)
蘭丸の場合。すまぬ!すまぬ!だってくれるんだもん!おばあちゃんありがとう!
Studio POPPOの変な記事担当です。武田信玄の軍配が欲しくて100円貯金しています。ゾンビが来たら軍配で殴るつもりです。(よくないゲームの影響を受けている)