躾のされていない犬の脅威

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コンニチハ!蘭丸です。犬好きで通してた私ですが、撤回しないとならない事態が発生しました!

原因は、実家の犬です。チェーホフは、私も実家に住んでいた頃の犬なので躾が出来たのですが、その後に母親がやむを得ずに飼うことになったある小型犬が、とんでもないマッドドッグに仕上がってました!!!

まずその犬は、蘭丸弟が飼い始めて、飼いきれなくなって、母に「あげた」犬です。なので、子犬の頃のしつけに関しては誰も関知できない状態でしたがまあそれはいいですよね。普通生後半年くらいまでは躾といっても、厳しいものではありませんし。

しかし躾無し状態はその後も続いたようです。うちの母は犬の訓練士になりたいとか言いだすことがありますが、躾は苦手どころか、やってはいけないことを平気でやるのですよ。例えば、自分の食べているパンを、欲しがる犬に与えるとか。そういうことすると、人が何か食べてる時はもの欲しそうにすれば貰えると犬は学習しますよね。チェーホフの時にそうやってしまったので、とても苦労したんですが(チェーホフの前で食べ物を食べれないという不自由を強いられた)、次のこの犬にも同じことしてて、呆れました…。

んで、いわゆる「王様犬」です。人の上に乗るのは当たり前。悪いことをして私に怒られると母が抱っこして庇うため、人=自分のSPくらいに思ってそう。食べ物を貰うときだけは注目しますが、普段なら名前を呼ばれても聞こえてないみたいな反応です。チェーホフは呼ばれればこっちを見るし、おいでと言えばどこからでも来ましたが、この犬は人のいう命令は何かを貰うとき以外は「聞いてません」。躾の手間を惜しんでしまったので、ご褒美無しでも言うことを聞いたら褒めてもらえるとか良いことがあるということを教えていません。そりゃ、食べ物の袋を探る「ガサゴソ」という音にしか反応しませんわよね。

さらに犬を飼っている人なら当然のことだと思いますが、犬の好きなことだけして育てられるわけじゃありません。口の中の状態をみたり、体中を変な脂肪腫がないかチェックしたり、ブラシかけたり、ケージに入らせたり。それを「イヤ」と訴えられたからって、やらないわけにいきません。でも世の中にはそれが出来ない飼い主もいたんです。その結果この犬はどうなったかというと、「嫌なことがあると噛む」犬になりました。

残念ながら、人類が覇権を握っている地球では犬に人権は認められてません。嫌だろうが
人間を噛んだらお終いです(人生が。いや犬生が。)

この犬、蘭丸のこと噛んじゃいました。いまだにチェーホフマンセーで、この犬の躾されてなさに呆れていた蘭丸はここで満を持しての大爆発。ダラダラ血が流れるのも放置して犬をふん捕まえようとしますが……

いぬ はなかまをよんだ!
はは があらわれた!

*「やめなさい!
  らんまる!

え?

そう母が庇ったのは我が子ではなくて犬。
犬です。犬に劣る蘭丸。
ブチ切れてそのまま実家から3時間半かけて帰り、犬が死ぬまで実家に帰らないと宣誓した蘭丸でした。

帰省してから犬にガブーやられるまでの約24時間で、大人になって勝手になった家族どもにうんざりしてはいたんですけどね。
私は家族に本音なんてほぼしゃべらずに大きくなり、そして家族の手元から遠い土地へ生活の拠点を移し、ずっと友達にするように丸い顔をしてきましたが、ついに愛想よくするのもバカバカしくなりました。困った時や、悲しいときに電話をかけてきたりするくせに、こっちの意見は聞きゃしねえ。
こっちはくっそ忙しいのに3時間半かけて、帰ったら穴埋めでさらにくっっそ忙しくなるのもしゃーなしと思って帰ってるのに、気軽に呼びつけてくれちゃってまぁー商売道具の手にガッツリ裂傷をこしらえてくれちゃって、

犬のランキングが下がりました。

自分の犬>全鳥類>自分の猫>躾がされてる他人の犬>躾がされてる他人の猫>躾がされてない猫>躾がされてない犬 ですね…。
今まで、自分的に哺乳類最下位は「躾がされてない猫」だったんですが、0-2からの3-2の逆転勝利を収めてくれました、まさかの自分の実家の犬が。躾がされてない友達の猫が無差別切り裂き事件を起こしていたので、猫ってこえーと思ってましたがネコパンチで出る血なんてたかが知れてますし、犬みたいに鼻も牙も長くないのでそこまで酷い怪我になったことはなかったです。しかし、小型犬は牙が細いので少しの圧力で簡単に流血沙汰になりますね。大型犬が本気になったほうがひどいでしょうが、大型犬の牙ぶっといのでは少しの圧力では流血にまでは至らないし、しつけがされてなくても性格がそもそも温和な種類が多いので、大事に至らないことが多いです。でも小型犬は小さいくせに飼い主のせいで「王様」だと勘違いするのが多い。私の母は愚かしいことに「そういう犬種なんだ」と言ってましたが…それは世の中の賢い小型犬に失礼ですね。ちゃんと人を噛まないように躾けられてる犬の前で同じこと言えるのかということですよ。犬っつか飼い主に。

母が必死で犬を抱きかかえて守るのでサッカーボールキックなどをかますことはありませんでしたが、前にも増して小さい犬が嫌いになった蘭丸でした。
もちろん躾がされている犬は好きですよ!
噛まれて血がダラダラ出て、持ってた手提げかばんの持ち手が血濡れになったので洗ったけど、血のシミって落ちないもんですね。ガッカリですホント。

躾のされていない犬の脅威_挿絵1

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