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皆さんこんにちは。
裁判所からの許可どころか、捜査権すらないのに被害者宅を家宅捜索しようとしている伊達あずさです。
でもまあ、家主が亡くなったことで、このマンションの管理人さんに部屋の所有権が戻っているのであれば許可を頂いているので問題ないのかも!という無理筋を押し通して自分を納得させるしかありません。
しかし、何故私は、法を犯してまで何の得にもならない事件を調査しなければならないのか。元々キャサリンさんの私怨を支援する目的で始まったはずなのに、当人が醸し出す他人事感といったら・・・

というわけで、満男さんの部屋の前から調査再開。

管理人さんが部屋の鍵を開けてくれたので、すんなり中に入れました。
もう入っちゃったわけだし、どうせなら色々調べてみたいところですけど、まずは当初の目的にそって凶器から確保しちゃいましょう。

和室に移動。
満男さんの遺体がないほかは遺体発見当時のままとなっているみたい。
当然の如く、注目するのは水盤の中の剣山ですが、特殊な機材もないわけで、素人の私に青酸カリが付着しているかどうかなど分かるはずもありません。
続いて押し入れの中を調べてみると、結構な数の座布団がしまわれていました。あの満男さんがこんな数の来客を想定していたとは意外です。
幾つかある座布団の中に一枚だけ、座布団カバーに小さな穴が幾つも空いているものを見つけました。私、そんなものをよく見付けましたね。
つまり、この座布団の中か下に青酸カリを塗布した剣山を隠し、そこへ満男さんを誘導して座らせ、剣山の針を満男さんの脛に刺したってことなのかもだけど、剣山ほどの存在感を持つ物体があったら座る際の違和感で深く刺さる前に気付きそうなものですけどね。しかも、座布団の上に胡坐をかいたというならまだしも、脛に針が刺さっていたってことは正座を試みていているわけですよね。だとすれば、座布団の上に飛び乗るような座り方にはなりませんので、ますます気付くチャンスが増えそうなものです。何しろ満男さんは和室での作法を幼いころからたたき込まれているであろう華道家なわけですから。
当初の予定よりもますます青酸カリの注入量が減っちゃったよ。本当にそんな少量で人を殺せるの?青酸カリが当時のミステリー界で台頭したのって、身近にあって簡単に手に入るからって話でしたよね。にもかかわらず、そこまで強い毒性があったとなれば、青酸カリによる死亡事故が多発していたとしても何ら不思議ではありません。一応、簡単に調べてみましたが、そんな話があったようには思えないのですけどね。
でもまあ、剣山を使って直接攻撃するという最悪のシナリオだけは回避できたのかもしれません。でも、何故犯人は犯行に使用した座布団を押し入れに隠したのに新たな座布団を出しちゃったのでしょうか。何もわざわざ2枚にする必要もなかったように思うのですけどね。

殺害方法についての目星はついたので、続いてリビングの方を調べてみると、この整理タンスの引き出しから手帳が出てきました。
手帳には「6日夜8時、お花の稽古」と書いてありました。
単に自主練の予定ということであれば、別に何の不思議もないのだけれど・・・とりあえず、この手帳は押収させて頂きましょう。
他には特に何もないみたいなので、京都府警にいって狩矢さんにこの件を教えてあげましょう。

都合良く狩矢さんもいるし。
狩矢さん、満男さんの殺害手口が分かりましたよ。凶器は剣山です。
狩矢「えっ、剣山!!生け花に使うあの針のいっぱいついたやつですね」
そうです。後、満男さんの部屋の押し入れにしまわれていた座布団の中に小さい穴が沢山空いていたものがありました。犯人はこの座布団の中か下に先ほどの剣山を隠し、そこへ満男さんを座らせたのだと思います。
狩矢「穴の空いた座布団カバー!?」
正直、満男さんが座布団にどんな感じで正座しようとしたのか物凄く気になりますけどね。
狩矢「しかし、満男さんは何故殺されたんでしょうか?」
全く何の根拠もありませんが、キャサリンさんは先に行われた2件の殺人の証拠的なものを満男さんが見つけてしまったからなんじゃないかって言っていましたよ。超能力捜査官のキャサリンさんがそういうのですから、そうなんじゃないのでしょうか。
実際、満男さんは球美さんが殺害された事件で、茶室への足跡に不審な点があった件について、何か心当たりがあるような雰囲気を醸し出していましたよ?
狩矢「静江さんを問い詰めてみる必要がありますね」
まあ、少なくとも満男さんを殺した犯人は静江さんではなさそうですけどね。あの剣山で満男さんが殺されたのだとすれば、死んだ後に花を生けることはできませんから、あの花は犯人が生けたことになります。もし、静江さんが犯人であれば、もっと上手に凶器の剣山に花を生けたことでしょう。
狩矢「凶器が剣山だったとしても部屋にあった生け花の剣山とは別のものでしょう」
えっ、そうなの?
狩矢「あの水盤の水からは、青酸反応は出ませんでしたよ」
そりゃまあ、常識的に考えれば凶器なんて現場に残さない方が良いのでしょうけど、必然性を重んじる物語の世界的に見ると結構意外・・・じゃあ、剣山じゃなくても良かったのでは?どうせ少量でも殺せるのであれば、画鋲とかの方が成功率高そうなのに。剣山では針が密集し過ぎているせいで、圧力が無駄に分散しちゃいますよ。それに凶器はできるだけどこでも入手できる物の方が足が付きにくいじゃないですか。
あ、それとですね・・・非常に申し上げにくいのですけど、満男さんの部屋で手帳を見つけたので、持ってきちゃいました。
狩矢「・・・ん、困りますねえ。現場の物を勝手に持ち出してもらっては・・・」
ですよね。すみません。
狩矢「しかし、この時間は、満男さんの死亡時刻と同じ頃。はて、どういうことか・・・」
満男さん、ああ見えて、京本流の家元を継ぐ気ではいたみたいですから、隠れてこっそりと別の誰かから生け花を教えてもらっていたとか?例えばそれが静江さんだった・・・とかね。ただ、もし本当にそうだったとしても、その理由まではちょっと思い付きませんけど。
じゃあとりあえず、静江さんと話をしてみましょうか。狩矢さんの言うように何か知っていそうではありますからね。
そういえば、京本流の方々は?こんな状況で華道大会に出場できるのでしょうか。
狩矢「華道大会の打ち合わせが終わって、結局、静江さんが出品すると決まったそうです」
あれ、静江さんの出品ってまだ決定事項じゃなかったのですね。私、早とちりして変な事を言っちゃったかな・・・
狩矢「何でも、静江さんが辞退したいと言い出したので、家元と沢田さんが説得をしてようやく静江さんに、引き受けさせたらしいです」
なるほど、そういうことでしたか。
それにしても、家元だって満男さんが亡くなられたばかりで、色々と大変でしょうに・・・恐いくらいにプロですね。
ではちょっと、静江さんの様子でも見に行ってみますね。
・・・次回になっちゃうけど。
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Studio POPPOのプログラム兼システム担当です。
ウォーキング・デッド大好き!ダリルかっこいいよっ!主食はキノコです。




