人間は、笑うから楽しくなり、泣くから悲しくなる:応用心理学

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こんにちは、栁澤です。

今日は、人間の体の反応と心の反応がとても密接に関係しているという話です。ある意味、当たり前のようですが…(笑)

この記事のタイトルを見ると、「逆じゃないか?」と思いますよね。悲しいから泣くのだし、楽しいから笑うのでは?と。確かに普通はそうなのですが、みなさん、「もらい泣き」という経験はないでしょうか。これがまさしくそうなのです。
身近な人が亡くなって泣いている人を見ると、不憫に思って涙が出ます。そうしているうちに、その亡くなった人のことを全く知らないのに、ものすごく悲しくなってきたりします。最初は誰かの死が悲しかったわけではないのに、まるで泣いている人と同じように悲しくなってきてしまいます。人間の体の動作(泣く、笑うなど)が、その感情を増幅させる効果があると言われているのです。
もちろん、楽しいことにも当てはまります。普段はサッカーに全く興味がない人も、「なでしこジャパン、決勝戦進出!」とか、「なでしこ世界一に!」など(今年はアメリカに負けてしまいましたが…)に熱狂して喜んでいる人たちとご一緒すると、何故かうれしくなってきて、共に喜び合ったりします。そういうのをニワカファンだ!とか言う人も中にはいるかもしれませんが、これは人体の仕組みのようなものなので、決して流行りに便乗しているとかではないのです。お祝いムードの中にいると、うれしくなってきてしまうわけで、素直な気持ちなのですよ~!

これを応用すれば、悲しくてつらいときにある程度はそれを緩和できたりします。とりあえず、笑ってみる。面白くもなんともなくても、笑顔を作ってみる。これだけでも効果があるらしいです。悲しいときは、何をしても、バラエティ番組を見てもきっと笑うことが出来ないでしょうけれど、とりあえず口角だけでも上げてみる…すると、そのうちに本当に笑うことができるようにだんだんなってきて、そして最終的には気分も楽しくなるというわけなのです。

わざと悲しくなる必要はあまりないと思いますので、楽しい気分になりたい場合に使えると思います( ´ ▽ ` )ノ
少しでも、悲しい気持ちが緩和されると良いですよね……

栁澤蘭丸でした!

人間は、笑うから楽しくなり、泣くから悲しくなる:応用心理学_挿絵1

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